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ホーム > しごと・産業・観光 > 農林水産業 > 農林関係出先機関 > 農林総合研究センター > すぐ分かる最新の研究成果 > 携帯型測定装置を用いたサツマイモの充実度(じゅうじつど)測定法~おいしさ成分を簡単に測定する方法を開発~
更新日:令和6(2024)年1月19日
ページ番号:8481
千葉県のサツマイモは9~11月を中心に収穫され、その一部は貯蔵し翌年7月まで順次出荷されています。貯蔵したサツマイモのおいしさは、サツマイモの成分のうち主にデンプンや糖がどのくらい含まれるかで決まります。
そこで、サツマイモの集荷・貯蔵の現場で導入できる携帯型測定装置を利用して、収穫後にデンプンなどの含有量(がんゆうりょう)を簡単に推定する技術を確立しました。
この記事に関する詳しい情報は、下記リンクよりご覧になれます。
携帯型測定装置を用いたサツマイモの充実度測定法(PDF:148KB)
(1)デンプンなどの含有量が少ないサツマイモは「充実度が低い」とされ、長期貯蔵には向きません。充実度の測定法は、これまでサツマイモを砕いて分析するなど現場では難しい方法でしたが、光を使った携帯型測定装置で測定したデータを解析することで簡単に充実度を推定できる数式を作成しました。
(2)収穫直後のサツマイモの中央部を厚さ3cmに輪切りにして装置からの光を当て、得られたデータにこの数式を当てはめれば簡単にサツマイモの充実度を推定することができます。
(3)県内のサツマイモ産地で主に栽培される「ベニアズマ」、「高系14号」、「べにはるか」及び「シルクスイート」について、それぞれの畑の芋が貯蔵に適しているかを判断することができます。
印旛・香取地域を中心に、農業事務所等の指導機関が実施している試験の品質調査で年間10回程度利用されています。また、JAの集荷・貯蔵施設2か所において、集荷されたサツマイモの品質チェックに活用されています。
千葉県農林総合研究センター流通加工研究室
043-291-0151(代)
平成30年1月
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