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更新日:令和5(2023)年12月4日
ページ番号:621473
収量が低下したナシの老木は順次改植する必要がありますが、改植後に成園並みの収量を確保できるまでの年数をできるだけ短くすることが望まれています。そこで、早期成園化・省力化技術である樹体ジョイント仕立て法(以下ジョイント法)と2本主枝一文字整枝(以下2本主枝整枝)について、慣行法である4本主枝整枝(以下慣行法)と比較して、経営的有用性を検証しました。
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樹体ジョイント仕立て法・2本主枝一文字整枝の経営的有用性の検証(PDF:247KB)
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ナシ早期成園化・省力化技術の経営的有用性の検証(PDF:236KB)
(1)導入事例調査の結果、新植園においてジョイント法で仕立てた「幸水」の収量が2,000kg/10aを達成するまでの年数は、2経営体で定植後4年、8年とばらつきがありました。2本主枝整枝で、成園並みの収量に達したのは定植後6~8年でした。
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(2)経営モデルによる試算によると、ジョイント法では、改植後8年目の所得は約832万円、2本主枝整枝では改植後8年目の所得が約674万円と、慣行法と比べて、それぞれ約249万円、約92万円多くなり、慣行法を上回ります。
「幸水」のみを栽培する経営面積104a、労力3人(初中級者)のナシ直売経営体が 26.5a改植を行ったと想定したモデルの所得及び収量の変化 |
国の果樹経営体支援対策事業の参考データに使用されました。ナシ園の改植を行う際の参考データとして使用されています。
千葉県農林総合研究センター研究マネジメント室
043-291-0151(代)
令和5年11月
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