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ホーム > しごと・産業・観光 > 農林水産業 > 農林関係出先機関 > 農林総合研究センター > すぐ分かる最新の研究成果 > 「ナシ改植意思決定支援(かいしょくいしけっていしえん)システム」~ナシ園を若返らせるために~
更新日:令和4(2022)年10月5日
ページ番号:8480
千葉県のナシ園では、ナシの樹の老木化に伴う収穫量の減少などが問題となっており、県では、その対策として改植(植え替え)を推進しています。しかし、それぞれのナシ農家によって品種構成や収量、植えつけ時期が異なるため、改植に伴う所得減少を予測することは難しく、改植に踏み切れない要因の一つとなっていました。
そこで、個々のナシ農家の経営に合わせた改植計画を作成できる「ナシ改植意思決定支援システム」を開発しました。
この記事のファイルは、下記リンクよりご覧になれます。
「ナシ改植意思決定支援(かいしょくいしけっていしえん)システム」(PDF:140.5KB)
この記事に関する詳しい情報は、下記リンクよりご覧になれます。
最適な改植計画が作成可能な「ナシ改植意思決定支援システムver.2.0」(別ウィンドウで表示)(PDF:177KB)
(1)開発した「ナシ改植意思決定支援システム」は、ナシの樹の年齢、品種、収穫量などの現在の状況や、改植実施後に確保したい収穫量あるいは所得などを入力することで、条件に合ったナシの改植計画と年間所得金額の推移を表示することができます。
(2)このシステムを利用すれば、色々な改植計画を比較することができ、それぞれのナシ農家に合った改植計画を検討することができます。また、改植をしないで経営を続けた場合に、収穫量が減少して年間所得金額が低下していく予測を表示することができます。
これまで千葉、東葛飾(ひがしかつしか)、香取(かとり)、長生(ちょうせい)、夷隅(いすみ)農業事務所で活用実績があります。本システムは、千葉県庁の担い手支援課から無償で配布されており(043-223-2907)、平成23年度~令和3年度の配布実績は、生産者や行政機関(千葉県関係機関を除く)合計で27件です。
千葉県農林総合研究センター研究マネジメント室
043-291-0151(代)
平成30年1月(令和4年10月更新)
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