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ホーム > しごと・産業・観光 > 農林水産業 > 農林関係出先機関 > 農林総合研究センター > 千葉県農林総合研究センターの概要 > ナシ園に棲む虫を最大限生かした環境に優しい害虫防除~害虫ハダニは農薬の使用を減らし、天敵カブリダニを増やして退治~
更新日:令和5(2023)年3月3日
ページ番号:343515
全国一の生産量を誇る千葉県の日本なし栽培では、害虫のハダニによる葉や果実の被害が問題となっています。ハダニは農薬のみでは防除が難しく、また、本県は都市近郊に立地するなし園も多いため、農薬のみに頼らないハダニ防除技術の開発が求められていました。そこで、ハダニの天敵カブリダニを活用した環境に優しい防除技術を開発しました。
平成28年~平成30年
病理昆虫研究室
写真1 害虫ハダニを食べる天敵カブリダニ
写真2 株元草生栽培
写真3 設置された天敵製剤
白いパックの中で天敵カブリダニが増殖して外に出てくる
ハダニの発生に悩まされるなし園では、これら天敵カブリダニを活用したハダニ防除技術を導入することにより、より安定的な日本なし栽培が可能となります。
農薬だけに頼らず、園内の土着天敵による害虫抑制機能を活用して日本なし栽培に取り組む生産者が増加しています。現在、東葛飾地域などの若手生産者による実証試験を行っています。また、東葛飾農業事務所やJA市原市による本技術の勉強会が開催されています。
*本研究は、農研機構生研支援センター「イノベーション創出強化研究推進事業」
(土着天敵と天敵製剤<w天敵>を用いた果樹の持続的ハダニ防除体系の確立)で実施しました
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