ここから本文です。
更新日:令和4(2022)年3月25日
ページ番号:8783
県南部中山間地においては、野生獣による被害や高齢化・労働力不足を背景に機械化の困難な矮小地や傾斜地は耕作放棄地となっており、今後とも増加すると考えられます。これらの小規模な遊休地を有効活用するため、高齢者にも可能な省力的で安価な家畜の放牧管理である繋留放牧(杭に繋いだロープを利用した放牧)による小規模移動放牧技術について検討しました。
黒毛和種成雌3頭を用い所内傾斜地において放牧を実施し、馴致方法・放牧に用いる器具等の検討を行うとともに、放牧期間中の放牧野草地の草種構成の変化の確認、乾物摂取量、飲水量を調査しました。その成果は以下のとおりでした。
調査年月日 |
生草重量 |
1平方m当たり |
ロープ長を2.5mとした場合の |
---|---|---|---|
平成18年4月21日 |
1.80 |
0.27 |
5.34±0.72 |
平成18年5月8日 |
1.45 |
0.18 |
3.59±0.42 |
平成18年6月15日 |
1.97 |
0.34 |
6.71±1.66 |
平成18年7月27日 |
1.54 |
0.28 |
5.51±2.56 |
平成18年10月12日 |
2.50 |
0.35 |
6.80±3.14 |
調査年月日 |
イタリアン |
白クローバー |
アレチウリ |
ヒエ等 |
広葉雑草 |
---|---|---|---|---|---|
平成18年4月21日 |
60 |
20 |
|
|
20 |
平成18年5月8日 |
60 |
20 |
|
|
20 |
平成18年6月15日 |
60 |
15 |
|
|
25 |
平成18年7月27日 |
10 |
15 |
|
20 |
55 |
平成18年10月12日 |
|
|
65 |
30 |
5 |
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください