令和5年度「学校における働き方改革推進プラン取組状況調査」の結果について【概要】
発表日:令和6年3月11日
教育振興部教職員課
令和5年11月に実施した、「学校における働き方改革推進プラン」(以下、「プラン」という。)の取組状況調査の結果がまとまりましたので、その概要をお知らせします。
この調査は、各市町村教育委員会及び県立学校が、令和3年3月に改定した「学校における働き方改革推進プラン」に示した48項目(40項目に数値目標を設定)の取組の進捗状況を検証することで、働き方改革に効果のある取組を明らかにし、教職員の総労働時間の縮減に資するために実施したものです。
1 調査方法等
(1)調査時期
令和5年11月1日現在の取組状況
(2)調査対象
県内の全ての市町村教育委員会及び県立学校
※市町村教育委員会は、千葉市を除く53市町村を対象
(3)調査の実施方法
(1)市町村教育委員会
「プラン」に掲げた21項目の取組状況をアンケートにより回答
(2)県立学校
「プラン」に掲げた19項目の取組状況をアンケートにより回答
(3)市町村教育委員会による取組状況調査(追加調査)
「副校長・教頭の業務改善のための取組」や「部活動に係る業務改善のための取組」等について各市
町村教育委員会の取組状況を回答
(4)取組達成の判断基準
「学校における働き方改革推進プラン」の『教育委員会の具体的取組』21項目と、『学校の具体的取組』19項目について、各取組の「取組達成の判断基準」のチェック項目が全て当てはまる場合は、取組が達成したこととする。
2 調査結果の概要
(1)市町村教育委員会の取組状況(データ編P1参照)
(1)達成率が高い取組項目
【取組 5】県と市町村が、業務改善等の取組について連携 98%(100%)
【取組 9】恒常的に80時間を超える職員の実態把握と指導・助言 85%(90%)
【取組15】長期休業期間中に年間5日以上の学校閉庁日を設定 91%(100%)
(2)取組状況が向上した項目
【取組 3】出退勤時刻を客観的に把握するシステムの構築 75%「68%」
【取組11】校務の効率化のためのICTの活用 85%「72%」
【取組19】スクール・サポート・スタッフや部活動指導員の配置 83%「76%」
(3)達成率が低い取組項目
【取組 1】業務改善に関し、PDCAサイクルの構築 36%(100%)
【取組 4】働き方改革に係る全庁的な推進体制を構築 30%(90%)
【取組17】研修会等の精選・改善、オンライン化を図る 32%(95%)
( )は令和4年度目標値 「 」は昨年度の達成率
(2)県立学校の取組状況(データ編P7~参照)
(1)達成率が高い取組項目
【取組 3】教職員は月45時間を超えないよう業務の時間を調整 97%(80%)
【取組 5】校長はスクラップ&ビルドの観点で業務量増加に留意 91%(100%)
【取組 7】行事等の見直し 98%(100%)
【取組 8】校務効率化のためのICTの積極的な活用 91%(100%)
(2)達成状況が向上した項目
【取組 9】学習指導に係るICTの積極的な活用 75%「69%」
【取組16】長期休業中の定時退庁と夏季休暇の取得 69%「63%」
(3)達成率が低い取組項目
【取組12】定時退勤に努める日の設定。 47%(80%)
【取組13】部活動の実態把握と、必要に応じた改善 48%(100%)
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください
報道発表用記事