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更新日:令和2(2020)年8月20日
ページ番号:314965
(きよどのいずみ)
県指定史跡
昭和42年3月7日
白井市清戸602(薬王寺)
水辺には昔から竜の伝説が語られることが多いが、特に県下最大の湖沼である印旛沼では、その地形が竜の姿に似ていることから、多くの伝説や遺跡が残されている。昔の人たちが豊かな水の恵みを与えてくれる神様として竜の存在を信じ、大切に祀っていたことを反映している。
船橋カントリー倶楽部の敷地内にあるこの泉には、平安時代初期の大同年間(806~810)に旱魃があり、村人が餓死寸前というときに、諸国を旅している僧が竜神に雨乞いをして雨を降らせ、大地が潤って村人を救ったという伝説が伝えられている。そのとき、雨とともに落ちてきた竜神を祀って弁財天を建て、池を掘ったといわれている。
附指定になっている版木「青龍山薬王寺并に堂作弁財天女縁起」は近くの薬王寺で保管され、竜神伝説と清戸地区の地名の由来について記されている。版木には「文政11年(1828)再版」という文字が見え、古い時代からこの伝説が語り継がれていたことをうかがえる。
清戸の泉は、こうした竜神信仰にまつわる遺跡の代表例とされている。
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