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ホーム > しごと・産業・観光 > しごと・雇用 > ワークライフバランス > 平成28年度「働き方改革」に関する実態調査の結果について > 事例No.2(製造業)
従業員数:約50人
訪問調査日:2017年2月7日
■時間外労働の増加→経営層による声掛け
遅くまで残っている従業員がいれば、「22時前には帰ろう!」と経営層が帰宅を促している。
■女性の活躍、採用に対する姿勢
現在は、営業事務に3~4名、企画部門に3名の女性が配属されており、社長は女性採用や女性活躍に対して積極的な姿勢である。
■相談しやすい環境
従業員数はさほど多くないため、決まった相談窓口はないが、何か気になる点などがあれば、総務部から個別に声掛けをしている。
■営業の業務量と負担軽減のための対応
業務のほとんどが個人の裁量によるところが多く、多少のフォローは可能だが、完全な対応は難しい。一方、タブレット端末でメール閲覧や見積もり作成ができるようにしたことで、事務所にわざわざ戻ってやらなければならない、という仕事は減ったように感じる。
■有給休暇の取得の現状
仕事柄、クリエイティブな発想を養うためにも休息は必要だと思っている。以前よりは休暇が取りやすくなったと感じるが、他人に迷惑をかけてしまう、ということを気にして、休暇を取得しないケースもある。有給休暇は半日単位の取得が可能であり、医者や役所への届出など、うまく活用できていると思う。
■効率化のためのシステム導入
工場で対応できる工程や作業をなるべく増やし、注文~デリバリーまでワンストップで実施できるようにしている(社外とのやり取りでのロスが少ない)。IT(ソフト)導入等により、業務の効率化を図っている。
■社内レクリエーションの実施
旅行やバーベキュー大会(従業員の家族も参加できる)などを実施している。
■従業員の意識向上
現時点では、早く帰ることに対しての意識が低い従業員も多い。また、周囲が帰っていないから帰りづらい、と思っている従業員もいる可能性がある。従業員の意識向上のために何が必要かは今後検討していかなければならない。
■顧客対応
顧客のリクエストに応えることは毎回、オーダーメイドに近く、ルーティン化が難しい。また、日中は顧客の対応に追われるため、事務処理や作業を時間外に行うケースが多い。
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