第2回東京湾沿岸海岸保全基本計画(内湾・内房)に係る検討会の開催結果について
1.開催年月日及び時間
令和5年3月16日(木曜日)午後3時10分から午後3時51分
2.開催場所
千葉県自治会館9階「大会議室」(WEB併用)
3.出席者
出席者名簿(PDF:65.6KB)
4.配布資料
5.議事及び主な質疑
議事(1)高潮に対する防護高について
(A委員)
- 高い護岸などを造ろうとすると地元の方は反対する傾向にあるため、今後の検討課題の一つとして高潮のときの浸水域の表示も検討する必要があると思う。
(事務局)
- 地元の方から、護岸を高くされると非常に困るという意見をいろいろなところで頂いているのは承知している。
- 計画高潮位になったときの浸水域をお示しできるかどうかというところも含めて検討したい。
(委員長)
- 高潮の場合は一旦堤防を越えて越流するような事態になると時間スケールが非常に長いため、陸上の奥深くまで浸水してしまう危険性、影響力の大きさを持っている。
- 表示の仕方、示す情報を工夫して、分かりやすく情報を出していくということが必要になってくると思う。
(B委員)
- 現行計画と今回の検討では、計画高潮位の差が大きくなっている区間があるため、この検討結果が一般に公表された場合に、その海岸が非常に危険だという扱いになると思われるがどういった理由になるのか。
(事務局)
- 計画高潮位の現行計画との差が生じた理由の一つにシミュレーション精度の向上が考えられ、現行計画では270m間隔の格子でシミュレーションを行っていたが、今回の検討では10m間隔の格子で行っている。
(委員長)
- シミュレーション精度も理由の一つだと思うが、計算結果の詳細な検討や場合によっては動画を作成するなど、なぜそうなったか県民の方が分かりやすく理解できるような表現を考えてもらいたい。
- 内湾は埋立地があり複雑な地形の影響で局所的に高い潮位が算出されているなど、いろいろな原因があると思われるため、計算結果を再整理できるとよい。
(C委員)
- RCP2.6シナリオの気候変動条件で台風の中心気圧を算出した場合に935.7hPaとなるが、今回の検討における外力条件を930hPaにしている理由はなにか。
(事務局)
- 台風の将来予測やシミュレーションの不確実性を考慮して台風の中心気圧を935.7hPaから930hPaに丸めている。
(委員長)
- 台風の強大化は海面上昇と比較して予測にばらつきがあり、信頼度も相対的に高くないため、不確実性を考慮して930hPaに丸めている。
議事(2)津波の見直し方針について
質疑無し
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