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更新日:令和6(2024)年11月25日
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千葉の贈り物
令和6年11月25日掲載
千葉の贈り物、今回は、安房地域でジビエレザーの活用に取り組む人のお話です。
館山市にある工房「Atelier Lab.伝右衛門製作所」。市内のジビエ加工会社で働きながら、東京の工房で技術を磨いた大阪谷さんが、ジビエの革を活用することで循環型の社会につなげたいとの思いから、今年開設しました。柔らかいキョン皮や丈夫なイノシシ皮など、それぞれの革の特徴を活かした雑貨などを作っているほか、工房での制作体験なども実施しています。
動画の内容
(ナレーター)(梅津弥英子)
館山市のJR館山駅に程近い複合施設「YANE TATEYAMA」内に、
今年オープンした「Atelier Lab.伝右衛門製作所」。
こちらでは房総半島南部の安房地域で捕獲されたイノシシやキョンなど
有害鳥獣の革を利用した製品作りと販売を行っています。
(Atelier Lab.伝衛門製作所 代表 大阪谷未久さん)
私が大学生のころ、南房総で農作業の手伝いをしていた時に
獣害問題という問題に直面しました。
駆除後捨てられている皮を資源(革)として活用することで
循環型の社会につなげたいと思いこういった工房を始めました。
(ナレーター)
大阪谷さんは、館山市内にあるジビエの加工会社で働きながら、
東京の工房に2年間通い、技術を学び独立しました。
ジビエの革は、オスやメス、生活環境などで状態が異なるため、
世界で一つの革製品に生まれ変わります。
(大阪谷さん)
こちらはスマホポシェットです。ポケットの部分がですね
キョンの革でできていまして、すごく柔らかくて
優しい手触りというのが特長になります。
本体の方には伸びにくくて丈夫なイノシシの革を使っています。
水にも強いので安心して使うことができます。
ブックカバーもそうですが、それぞれの革の長所を活かして
長く使えるような製品を作りたいと思っております。
(ナレーター)
素材を無駄にしないよう革の切れ端も
レザーシールとして活用しています。
(大阪谷さん)
真心込めて製作しているジビエのレザー製品、
ぜひご活用ください。
(ナレーター)
工房では製作体験も行っています。
皆さんもジビエのレザーに触れてみませんか。
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