南房総のカーネーション（南房総市）

（ナレーター）（川野良子）

温暖な気候で花の栽培が盛んな千葉県南部の安房地域。

中でも南房総市はカーネーションの一大産地で、富浦地区には

約40棟の温室ハウスが並ぶ青木カーネーション団地があります。

現在生産農家は5軒、組合長を務める岩田さんは

自身が経営する精華園で約30品種を栽培、

母の日を前に出荷のピークを迎えています。

（青木温室組合 組合長 精華園 岩田秀一さん）

皆さんの手に渡った時に、ちょうどいい大きさで花が咲くように

鮮度を大切にしながら出荷してます。

最後の選別は全て自分がやってます。1日5千本くらい

見た目、香り、害虫とか全て問題がないかチェックして

高品質の花を届けるために見てます。

（ナレーター）

実は5年前、台風によりハウスが損壊、

岩田さんは廃業も考えたそうです。

（岩田さん）

ボランティアの人たちと花業界の仲間に助けられて

復活することができました。7割8割は輸入になっていく

時代なんですけども、地域のカーネーションを盛り上げたいし、

国産を残していきたいなと思っています。

（ナレーター）

岩田さんは今年、花の展覧会で最高位の農林水産大臣賞を獲得、

また、青色の品種がないカーネーションを、独自の染色技術で生産し

更なる魅力を伝えようと励んでいます。

（岩田さん）

南房総で育つカーネーションをぜひ母の日にご利用ください。

（ナレーター）

通常は市場に出荷している精華園のカーネーションを、

今回特別に、1セット30本入りを10人に宅配してくれるそうです。

詳しくは公式ホームページをご確認ください。