館総宝船 観光をテーマに館山再発見！(館山総合高等学校)

（ナレーター）
こんにちは、館山総合高等学校です。
私は平成20年の学校統合により生まれました。
旧館山高校の校舎を本校舎、旧安房水産高校の校舎を水産校舎として併用しており、全日制の4つの科と、定時制の普通科、海洋科卒業後の専攻科あわせて6つの科があります。本校では、平成27年度より、観光の学びという取組をはじめました。1年次には、地域の専門家からお話を聞いたり、館山の観光名所を巡るなどして、観光資源について学びます。2、3年次には課題研究の時間などを活用し、より発展的な学びを深めています。さて、観光の学びに関する4学科の取組をまとめたところ、なんと！平成29年度魅力ある県立学校づくり大賞教育長賞を受賞することができました。
我々がどんな取組をしてきたのか、是非とも御覧ください。
ここからはそれぞれの学科の生徒にバトンタッチします。

（工業科生徒）
我々工業科は、1年間をとおして主に3つのものを製作してきました。1つ目は、風力発電装置を製作し、日本大学生産工学部主催のWINCOM2017に出展し、見事デザイン賞を受賞することができました。他にも、産業教育フェアでラジコンを製作し、他の方との交流を図ることができました。害獣対策のための箱罠を製作し、環境に関わっていくこともできました。
私たちはこのように多くの経験を積み、溶接・塗装・設計などのノウハウを身につけることができました。なので、工業科はとても魅力のある科だと思います。

（商業科生徒）
私たち商業科では、国家資格のための勉強や、観光CMの作成、開放講座を行っています。
まず、国家資格とは、ITパスポート試験のことで、ITパスポート試験では、経営戦略・マーケティング・法務・財務などの経営についてのことや、セキュリティやネットワークなどのITなどの知識を総合的に学んでいます。
次に観光CMの作成では、自分たちで動画や写真などを撮影し、アピールポイントをまとめ、編集し、作成しています。
最後に開放講座です。開放講座では、準備を情報処理部という部活動で行い、当日は地域の方々をお呼びし、交流を行いながら、パソコンを自作しました。
私たちの商業科は、これから発展していくネット関係も学べ、地域の方々とも交流できる、素晴らしい科だと思います。

（海洋科生徒）
海洋科は、航海士と機関士を養成する2つのコースと、魚の養殖などを勉強する栽培コースと、食品コースの4つのコースがあります。その中で、私は調理実習やクジラ缶やツナ缶などをつくる食品コースで勉強しています。コースの実習のほかにも、地元行事やボランティア活動にも参加させていただいています。
地元富浦で取れる鯖を使って、鯖味噌佃煮風、鯖ラーメンの素、鯖ラーメンを開発するなど、南房総市で一隻しかない鯖・秋刀魚漁船をきっかけに鯖の付加価値付けに取り組んでいます。
海洋科は地元の観光資源である海からたくさんのことを学べるとても素敵な科だと思います。

（家政科生徒）
家政科では、課題研究という授業があります。そこで考えたレシピの「房総の恵ギュッとピタ」が、うまいもん甲子園の全国大会で水産庁長官賞を受賞することができました。このピタパンは、ファミリーマートで商品化もされました。他にも、地元の食材を使った料理コンテスト、じのもんコンテストでは、家政科の生徒が最優秀賞を受賞しています。
家政科は、たくさんの方と関わりながら様々なことを学べる学科です。このような場所で高校生活を送れることに誇りを持っています。これからも、たくさんの方と関りながら学び続けたいと思います。

（ナレーター）
以上！
本校は魅力ある学校作りを目指して、様々なことに取り組んできました。
これからも、観光の学びは続きます。本校の更なる発展を目指し、館山のよいところを再発見し、館山の名物づくりに貢献できるよう、頑張っていきたいと思います。