令和3年4月24日掲載
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○はじめに
- 昨日、東京都、京都府、大阪府及び兵庫県の4都府県に緊急事態宣言が発令された。
- 東京都に緊急事態宣言が発令され、東京都で飲食店における酒類の提供の制限が行われることにより、都民等が本県の飲食店に流入することが懸念されることから、東京都の措置に呼応した対策を行う必要がある。
- そのため、まん延防止等重点措置区域についても、飲食店に関して東京都と同等の措置を講ずることができるよう、一昨日、埼玉県及び神奈川県とともに国に要請し、国の基本的対処方針や厚生労働大臣の告示が改正されたところ。
○本県の感染状況について
- 直近7日間の新規感染者数は、昨日時点で平均すると約130人。
- 先週末あたりから、前週と比較して3割から4割程度の増加傾向であり、また、昨日は55例の変異株が確認されるなど、感染拡大に強い危機感を持っている。
○医療提供体制について
- 病床稼働率は昨日時点で23.5%
- 県の病床確保計画の最も深刻なレベルを維持せざるを得ない状況
- 引き続き、感染再拡大防止に取り組んでいくことが必要。
○対策本部会議の内容について
対策本部会議で決定した事項について主なものを申し上げる。
- まん延防止等重点措置を講じるべき区域を、市川市、船橋市、松戸市、柏市、浦安市に加え、千葉市、野田市、習志野市、流山市、八千代市、我孫子市、鎌ケ谷市の合計12市とした。
- 区域を選んだ理由としては、
(1)東京都に緊急事態宣言が発令され、飲食店や遊興施設へ の制限が行われることにより、ゴールデンウィーク中において東京都民等が本県に流入することが想定される範囲に ついては、東京都の措置に対応して対策を強化することが必要であること。
(2)本県及び当該地域の感染者数が増加傾向にあることや、 医療提供体制のひっ迫の状況
(3)12月からの感染拡大の状況を踏まえると東葛地域・千葉市から全県へ感染が拡大することが懸念されることなどを総合的に勘案し、選定した。
- 新たな要請の期間は4月28日から5月11日まで。大型連休中の人の移動の活発化を抑えるため、集中的に行う。
- 飲食店等に対する要請内容は
まん延防止等重点措置を実施する地域:営業は20時、酒類の提供は自粛
その他の地域(現行の時間を継続):営業は21時、酒類の提供の時間は20時
- まん延防止等重点措置を実施する区域だけでなく、その他の区域においても、感染再拡大を防止するため、時短の要請を継続。趣旨をご理解の上、御協力いただきたい。
- 協力金については区域ごとに事業規模に応じた額を支給する。
- 大規模商業施設などでは、入場整理を徹底。入退場の規制、一方通行などの導線管理などを強化するよう、県内全域の施設において、お願いしたい。
○県民へのメッセージ
- 大型連休は、行楽や帰省が増える時期ではあるが、不要不急の外出自粛を引き続き徹底。
- 特に、不要不急の都道府県間の移動や緊急事態措置区域との往来は厳に控える。
- 買い物に出かける人数を最小限に絞り、混雑時を避ける。
待たされることもあると思うが、お店の方の誘導・入場整理に従ってほしい。
- 路上、公園等における集団での飲酒は感染リスクが高いので自粛。飲食店でなければよい、ということではない。
- 自宅等で同居家族以外の方が集まって飲酒をするいわゆる「宅飲み」は、リスクが高いので避ける。
- 県民、事業者の皆様には、引き続き、感染再拡大を防ぐための行動の徹底をお願いしたい。
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