ちば県民だより（令和5年8月号）4面

千葉の海・大使就任記念知事対談

千葉の海・大使　さかなクン

知事今回は千葉の海・大使に就任いただきありがとうございます。県民の皆さまへ意気込みをお聞かせください。

さかなクン 熊谷知事さま！皆さま！誠にありがとうギョざいます。お話をいただいた際は、これはギョギョギョッと、夢ではないんだギョと、飛び上がって喜んでいました。身に余る光栄でギョざいます。千葉の海が大好きで、千葉に暮らして良かったなと、喜びにあふれています。

知事ありがとうございます。改めて千葉の海の魅力をお伺いできますか。

さかなクン 千葉の海は、親潮と黒潮がちょうど出会い、北や南からのお魚、磯魚、回遊魚がいて、さらには東京海底谷もあるので深海魚にも出会えて…まさに豊かでぜいたくな海だと強く思います。

知事やっぱり、東京湾や外房、黒潮・親潮で魚は違いますよね。

さかなクン はい、場所によっても違いますし、海流の変化によっても出会うお魚が変化していて、まさに！その時出会えたお魚が「一魚一会」であると思っています。

知事さかなクンは、館山市に20年以上お住まいですが、移住されたきっかけをお聞かせください。

さかなクン 小学2年生の頃にタコが大好きになって「タコに会いたい、そうだ！房総の海だ！」と思い、夏休みには房総の親戚の家にずっと泊まっていました。朝日とともに「海に行ってきまーす！」と家を出て、日が暮れるまでずっと遊びながら「房総の海は最高だ！絶対、将来は房総の海のそばに住みたい！」と強く思っていました。家族みんなで房総を見て回り、2000年に館山市に住むことを決めました。

知事移住されて、新たに発見した千葉の魅力はありますか。

さかなクン 地元の皆さまが、自然を壊さないよう大切にされているからこそ、千葉の自然の豊かさがあるんだなと強く思います。千葉は人も自然も素晴らしいなと思います。

知事海以外には、どんなところに行かれますか。

さかなクン 時季になるとホタルを見に森を探索したり、富浦ではビワの収穫のお手伝いもしています。もぎたてのビワは、最高に甘くみずみずしくておいしいです。

知事千葉の海の環境や変化をどう感じていますか。海を未来に受け継いでいくための思いを聞かせてください。

さかなクン 近年は、水温が上昇した影響なのか、大きなテーブルサンゴや沖縄県の県魚「グルクン」として有名なタカサゴ類が多く見られたりして、ここは千葉の海なのか!?沖縄の海なのかー!?と頭が混乱することがあります。漁師さんの定置網漁業船でも年々取れるお魚が変わってきていて…。お魚や海の生き物が身をもって海の変化を教えてくれているメッセージをしっかり受け止めて、今後どうしていかなければならないのか、皆さまとギョ一緒に考えていかなければならないと思っています。

さかなクンプロフィール

東京都出身、館山市在住。東京海洋大学名誉博士・客員教授、画家。海や魚に関する知識が豊富で、全国各地で海洋に関する普及啓発・教育活動に取り組み、その功績から内閣総理大臣賞を受賞している。

BOSOサーフィンミーティング 2023

サーフィンの聖地、外房（一部南房総を含む）で、サーフィンの魅力と、サーフィンを中心としたライフスタイルを体感できるイベントを開催します。

対象サーフィン初心者の方（未経験または3回程度まで）で小学3年生以上の方

※未成年者の場合は、必ず保護者同伴となります。

申し込み方法 特設サイトから応募（先着順）

参加料金 1人当たり5千円

当日の流れ 現地集合→初心者向けサーフィン体験会→房総グルメランチおよび移住サーファーとの交流会→ワークショップ→現地解散

開催日程

市町村	日程	定員（各回合計）	ワークショップ
旭市	8月26日（土曜日） 8月27日（日曜日）	30人	貝殻などの海の素材を使ったオリジナルグッズ作り
九十九里町大網白里市	9月2日（土曜日） 9月3日（日曜日） 9月9日（土曜日）	18人	万祝型紙のデジタルデータを活用したプリント体験とオリジナルグッズ作り
南房総市	9月10日（日曜日）	12人	オリジナルミニチュアサーフボード作り
御宿町勝浦市	9月16日（土曜日） 9月17日（日曜日）	20人	万祝型紙のデジタルデータを活用したプリント体験とオリジナルグッズ作り