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更新日:令和6(2024)年6月5日
ページ番号:586109
2021年6月28日、八街市で、下校中の小学生が飲酒運転のトラックにはねられ5人が死傷するという、大変痛ましい事故がありました。
この事故を受けて「千葉県飲酒運転の根絶を実現するための条例」が制定され、取り組みを進めているところですが、いまだに飲酒運転は後を絶ちません。
今年6月28日にはこの条例が改正されます。県民総ぐるみで飲酒運転を根絶しましょう。
県の責務と県民、事業者などの役割を明らかにし、飲酒運転のない、誰もが安心して暮らせる地域社会を実現する。
改正(追加)
改正(追加)
その他、酒類小売業者、タクシー事業者、運転代行業者、駐車場所有者、イベント等主催者などの役割についても規定されています。詳しくは、ホームページをご覧ください。
軽い気持ちの代償 会社員(30代)
…その日もいつもと同じように飲みに行こうとしていたところ、妻から電話がありました。「今日は早く帰れる?子どもたちも待っているよ!」と伝えられると、電話の後ろからは「パパ~。」と子どもたちの声も聞こえました。その声を聞きつつも友人と約束をしていたため、「少し飲んで帰るよ。」と話し、電話を切りました。その後、駆け付けのテキーラから気が付けば午前1時を過ぎ、いつものように自宅へと車を走らせました。
「裏通りで帰れば検問もやっていないし大丈夫。」と考え、一方通行の道を走りました。心地よくなりボーっと走っていると、突然「人だ!」と思うと同時に被害者の方と接触してしまいました。ブレーキを踏み、速度を落としながらサイドミラーで確認すると、自転車が倒れていました。私は全てを失うのが恐ろしくなり、車を止めることもせず、ゆっくり車を走らせました。その間、恐怖心と理性の問答が繰り返され、およそ300メートル離れたところでようやく停車させ、歩いて現場に戻りました。「けがで済んで欲しい。」「人でなければ。」そう願っていましたが、現実は男性が身動き一つしない状態で倒れていました。 (中略) 取り調べが始まり被害者の方が亡くなったと聞き、私は人を殺してしまったと涙ながらに思いました。
後日、保釈が認められ、自宅に帰りましたが、そこは家族のいない私独りだけの空間でした。机の上には離婚届だけが置かれていました。職場にも電話しましたが、対応もよそよそしく、そのまま退職し、私の犯した罪の大きさを実感しました。
この時までの後悔、戒めの気持ちを謝罪文として手紙にし、被害者ご遺族の方に送らせていただきましたが返信は来るわけもありません。…
※「今、目の前で飲酒運転をしている」など、緊急性がある場合は、迷わず110番通報してください。
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