ちば県民だより（令和5年12月号）1面

通算第549号
毎月5日発行（1月のみ1日発行）

県民のいのちとこころを守る新病院オープン！！

2452人。

令和4年度に千葉県救急医療センターで受け入れた緊急搬送患者さんの数です。

千葉県精神科医療センターでも精神科救急医療が必要な多くの患者さんを受け入れました。

一人でも多くの方のいのちとこころを救いたいから。

千葉県救急医療センターと千葉県精神科医療センターが統合し、「千葉県総合救急災害医療センター」が始動しました。

知事メッセージ県民の皆さまへ

令和4年の千葉県の企業立地件数は過去最高となりました。新型コロナの影響などにより抑制されていた企業の設備投資の回復や、千葉港や成田空港が存在し、都心へのアクセスに優れている点などが要因の一つと考えられます。

私は千葉市長時代から企業誘致に取り組み、千葉市は飛躍的に企業立地件数が増加しました。知事就任後も、県の担当部署とともに体制の強化、誘致制度の見直しなどを行った他、今年3月には大阪で、11月には台湾で企業誘致セミナーを開催し、トップセールスを行っています。

今年は印西市に米グーグルのデータセンターが開設された他、柏の葉にSMC株式会社の研究開発拠点の誘致や、幕張新都心にメルセデス・ベンツ日本株式会社の本社の移転が決まるなど、企業立地が堅調に進んでいます。

SMC社は一般にはなじみがないかもしれませんが、空気圧機器メーカーとして世界トップシェアを誇る日本企業です。投資額1200億円、従業員数1300人と経済波及効果の極めて高い案件で、高度人材の集積や周辺地域からの新たな雇用、県内企業との取引拡大などが期待されます。

また、新滑走路を整備するなど機能強化が進む成田空港周辺に国際物流拠点を形成するため、国に提案を重ねてきた結果、今年3月に土地利用規制の弾力化が実現し、それを受けて多古町・成田市で相次いで大型の国際物流拠点プロジェクトが発表されるなど、日本最大の貿易港を生かした産業拠点の整備に向け、戦略とスピード感をもって取り組んでいます。

企業立地が順調な一方で、千葉県では産業用地が不足しつつあり、市町村や民間と連携しながら、整備を進めていきます。

県内各地域に雇用を創出し、働き盛りや子育て世代が千葉県で住み、働き続けられるよう、経済産業政策の充実に取り組んでいきます。

千葉県知事熊谷俊人（くまがいとしひと）

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