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更新日:令和4(2022)年2月5日
ページ番号:485445
通算第527号 編集・発行/千葉県総合企画部報道広報課 |
県庁代表電話 043-223-2110 |
「文章では伝わりづらい内容をいかに教えるか」「一人一人の理解度に合った教育をどう実現するか」、教育が本来目指す理想や目的を実現するため、学校現場はその時代の技術、制度、予算などの制約・条件の中で常に工夫を重ねてきました。
今まで行ってきたことが単にICT※に置き変わるだけでは効果は限定的です。黒板がディスプレイに変わることに意味があるのではなく、個々の考えや知識を共有することで新たな価値を創造したり、児童生徒一人一人の状況に応じた個別最適な教育を届けることができることに意味があります。それぞれの障害の特性に対応した教材・機器の活用によって、その児童生徒の可能性を引き出すことも可能になります。
こうしたICTが持つ可能性を最大限に活用するため、県では環境整備、ICT教育を支援するスタッフ確保などの予算を拡充しています。
一方で、ICTは万能ではありません。私はICT業界出身ですが、特に教育において「人」が果たす役割は依然として大きいものがあると考えています。
県では今年度からスクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカー※を大幅に拡充しており、今後は小学校における専科教員を増員するなど、千葉県独自の教育予算の拡充により「チーム学校」の強化を進め、千葉県の子どもたちの可能性をさらに引き出す教育を実現していきます。
学校教育の充実には地域の理解と支援も不可欠です。教員が一分一秒でも子どもたちに目を注げる環境を作るため、皆さまのご協力をお願いします。
千葉県知事 熊谷俊人
※ICT…「Information and Communication Technology(インフォメーション アンド コミュニケーション テクノロジー)」の略で、情報通信技術のこと
※スクールカウンセラー:児童生徒の心のケアを行う職員/スクールソーシャルワーカー:福祉機関などと連携し、児童生徒が置かれた環境の問題解決に当たる職員
◆掲載の内容は令和4年1月24日(月曜日)時点のものです。最新の情報は県ホームページなどをご確認ください。
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