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緑のカーテンの設置方法について、紹介します。
設置方法は、緑のカーテンを設置する場所や育てる植物などによって、異なりますが、入門編としてゴーヤとアサガオをプランターで育てる場合を想定して、注意すべき点などを中心に説明したいと思います。
この他の注意点や育て方のコツ、他の植物での設置情報などについては、皆様からの情報提供などを参考に、今後充実させていきたいと考えています。
緑のカーテンを設置する場所を、まず決めます。
日差しを遮ることができれば、どこでも効果がありますが、西日が当たる窓や壁面などは特に効果が期待できます。また、植物に親しんだり、収穫することの楽しみに重点をおくならば、それに適した場所に設置することになります。
注意しなければならない点は、ネットや支柱などで、つる植物を支えなければならないため、それらを固定できる場所であることが必要です。緑のカーテンが立派に育つと、風の抵抗なども強く受けます。台風などの強風に対する対策を、あらかじめ考えておく必要があります。
初めて、緑のカーテンに挑戦される方には、ゴーヤやアサガオがおすすめです。
ゴーヤといっても何種類かの種子が、出回っています。迷ったら袋の裏の説明を見て、「病害虫に強い」など、丈夫さを示す内容が書いてあるものを選ぶようにします。
また、アサガオは、日よけに適すると書いてあるものが、緑のカーテン向きです。花を観賞することに重点を置いた種類は、葉数が少なく、あまり大きく育たないものが多いようです。
経験を積まれた方は、このホームページの「緑のカーテンなど壁面緑化に適する植物」などを参考に、新しいものに挑戦されてはいかがでしょうか。
植物の種類が決まると、目的の種や苗を園芸店やホームセンターで購入することになりますが、苗については、なるべくしっかりと丈夫に育った苗を選んでください。
食用に収穫する場合は、開花後15~20日たって、果実の形ができたらすぐに収穫します。株を弱らせないためにも早めに収穫するほうがいいようです。
種をとる場合は、果実が黄色くなるまで放置して赤く熟した種子を取り、陰干します。表面がよく乾いたら、紙の袋などに入れ、乾燥したまま冷暗所に保存します。
一代雑種などの品種の場合は、取った種から来年も同じ品種が育つとは限りませんので、注意してください。
つる性植物は、つるを巻きつけるための支柱やネットが必要ですが、もっとも手軽にできる方法は、園芸店やホームセンターで売っている園芸用ネット(つる性植物用)を使う方法です。様々な製品が出ているようなので、自宅にあったものを探しましょう。網目が10センチから15センチ角ぐらいのもので、丈夫なものであれば使用できます。農業用のものなどが手に入れば、割安にできます。
ネットの固定は、ひと工夫いります。2階のベランダの支柱や手摺に結び付けたり、金属製のワイヤーやポール(市販の支柱や竹ざおなど)を張り、前面や側面から吹く風でネットが外れてしまわないようにします。ネットの下側もプランター本体や、木杭などに結びつけるなど、しっかり固定します。
なお、安全にはくれぐれも注意してください。強風時の配慮だけでなく、火災時の避難路を確保することも大切です。
緑や花に関する様々な相談に応じるために、「緑の相談所」を一部の県立公園に開設しています。緑のカーテンなどに関する相談にも御活用ください。
(なお、直接お出かけの際は、相談所が開催される曜日、時間等を事前に御確認くださるようお願いいたします。)
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