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更新日:令和4(2022)年11月18日
ページ番号:2228
[昭和41年3月20日発行房総之塔建設記念誌「房総之塔」より]
房総にまたかえるなきみ霊らよ
海坂とおきここに鎮みて
沖縄をはじめ、南方諸地域に散華された英霊顕彰のため、比類のない「房総之塔」を建立することができました。
ことばに尽くせない辛苦をなめ、ひたすら故郷の繁栄と、家族の幸福、世界の平和を祈りつつ、もろもろの思いを秘めてふるさと遠く戦没された英霊と、頼みの綱を絶たれた遺族の心情、県民の気持ちを、一目見て参拝者に感得させるものとしての碑文がほしかったのであります。
簡潔に「父よ子よ兄弟よやすらかに」と県総務部峯岸主幹の心をこめた文章にも心残りがありましたが、建設委員のご意見によって、県県民室増田主査の短歌「房総に、かえるすべなきみたまらよ、せめて語らむ摩文仁の丘」を採用することに決定し、松本千代二先生に添削を、浅見喜舟先生に謹書をお願いし、上掲のとおりとなり、福島県産の「浮き金石」に深く刻み込まれました。
(注)海坂は海境で「うなさか」と読み、「海のはて」の意。また、新かなづかいによりました。
千葉県援護課長石橋覚
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