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報道発表案件

更新日:令和6(2024)年6月28日

ページ番号:637909

人権問題について(令和5年度第4回インターネットアンケート調査の結果)

発表日:令和6年3月19日
健康福祉部健康福祉政策課

1.調査の目的

県では、平成27年2月に「千葉県人権施策基本指針」を改定し、すべての県民の人権が尊重される元気な千葉県を目指して各種の人権啓発活動に取り組むとともに、県政のあらゆる分野で人権尊重の視点に立った施策を推進しています。

本調査では、「障害のある人」、「外国人」、「性的少数者(※LGBT等)」の人権問題を取り上げ、指針や施策の方向性を検討するための資料として活用することを目的として、皆様のご意見を伺いました。

《用語解説》

※LGBT等

レズビアン(女性として女性が好きな人)、ゲイ(男性として男性が好きな人)、バイセクシュアル(異性と同性どちらも惹かれることがある人)、トランスジェンダー(自認する性と、生まれたときに割り当てられた性別が一致しない人) のアルファベットの頭文字を組み合わせた言葉で、性的少数者を表す言葉の1つとして使われます。LGBT以外にも様々な性の在り方があります。

2.調査の実施状況

(1)調査対象

アンケート調査協力員300人

(2)調査時期

令和6年1月22日(月曜日)から1月31日(水曜日)

(3)調査方法

インターネットアンケート専用フォームへの入力による回答

(4)回答状況

アンケート調査協力員300人のうち261人が回答(回答率87.0%)

(5)調査項目

問1.あなたが関心を持っている人権問題は次のうちどれですか。

問2.「障害のある人」の人権問題について伺います。

あなたの身近(あなたを含む)で差別や人権侵害があると感じたことがありますか。

問3.それはどのような内容ですか。

問4.「外国人」の人権問題について伺います。

あなたの身近(あなたを含む)で差別や人権侵害があると感じたことがありますか。

問5.それはどのような内容ですか。

問6.「性的少数者(LGBT等)」の人権問題について伺います。

あなたの身近(あなたを含む)で差別や人権侵害があると感じたことがありますか。

問7.それはどのような内容ですか。

問8.その他、人権問題について、ご意見、ご要望があればお聞かせください。

4.調査結果

問1.あなたが関心を持っている人権問題は次のうちどれですか。(あてはまるものすべて選択)(回答者数:261人)

問1.あなたが関心を持っている人権問題は次のうちどれですか。グラフ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

関心を持っている人権問題について尋ねたところ、『障害のある人の人権問題』が63.6%と最も多く、次いで『インターネットを通じた人権侵害』が61.7%でした。

また、『その他』の答えの中には、「処遇困難者の人権保障」の回答がありました。

問2.「障害のある人」の人権問題について伺います。あなたの身近(あなたを含む)で差別や人権侵害があると感じたことがありますか。(1つだけ選択)(回答者数:261人)

問2.「障害のある人」の人権問題について伺います。円グラフ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「障害のある人」の人権問題について身近で差別や人権侵害を受けたと感じたことがあるか尋ねたところ、『たびたび感じた』6.5%と『たまに感じることがあった』27.6%を合わせた『感じた』が、34.1%と3割台半ばでした。令和4年度の調査では『感じた』が35.3%であり、1.2ポイント減少しました。

一方、『ほとんど感じることはなかった』42.5%と『まったく感じなかった』13.8%を合わせた『感じなかった』が56.3%と5割台半ばでした。令和4年度調査では『感じなかった』が58.4%であり、2.1ポイント減少しました。

問3.【問2で、「1 たびたび感じた」または「2 たまに感じることがあった」と答えた方に聞きました。】それはどのような内容ですか。(あてはまるものすべて選択)(回答者数:89人)

問3.【問2で、「1 たびたび感じた」または「2 たまに感じることがあった」と答えた方に聞きました。】グラフ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

差別や人権侵害を受けた内容を尋ねたところ、『相手の態度や発言で傷つけられた』が53.9%と最も多く、次いで『就職、職場で不利な扱いを受けた』が37.1%でした。

また、『その他』の答えの中には、『就活時に発達障害が原因で面接さえさせてくれなかった』、『障害者手帳での割引を受ける際に、手帳を提示するとあからさまに嫌そうな顔をされた』などの回答がありました。

問4.「外国人」の人権問題について伺います。あなたの身近(あなたを含む)で差別や人権侵害があると感じたことがありますか。(1つだけ選択)(回答者数:261人)

問4.「外国人」の人権問題について伺います。グラフ

「外国人」の人権問題について差別や人権侵害を受けたと感じたことがあるか尋ねたところ、『たびたび感じた』2.7%と『たまに感じることがあった』21.8%を合わせた『感じた』が24.5%と2割台半ばでした。令和4年度の調査では『感じた』が22.7%であり、1.8ポイント増加しました。

 一方、『ほとんど感じることはなかった』42.5%と『まったく感じなかった』20.7%を合わせた『感じなかった』が63.2%と6割台半ばでした。令和4年度の調査では『感じなかった』が67.7%であり、4.5ポイント減少しました。

問5.【問4で、「1 たびたび感じた」または「2 たまに感じることがあった」と答えた方に聞きました。】それはどのような内容ですか。(あてはまるものすべて選択)(回答者数:64人)

問5.【問4で、「1 たびたび感じた」または「2 たまに感じることがあった」と答えた方に聞きました。】グラフ

 

 

 

 

 

 

 

 

差別や人権侵害を受けた内容を尋ねたところ、『あらぬうわさ、悪口やヘイトスピーチ※で名誉・信用を傷つけられた』が40.6%と

最も多く、次いで『相手の態度や発言で傷つけられた』、『就職、職場で不利な扱いを受けた』が29.7%でした。

また、『その他』の答えの中には、『家の修繕を頼んだ業者が、外国人の作業員に対し不当と思われる言動があった』、『自治会内に民泊が出来る時、「外国人が泊まる」と反対運動が起きた』などの回答がありました。

 

※ヘイトスピーチ…特定の国等の出身者またはその子孫であることのみを理由に、日本社会から追い出そうとしたり危害を加えようとしたりする一方的な内容の言動

問6.「性的少数者(LGBT等)」の人権について伺います。あなたの身近(あなたを含む)で差別や人権侵害があると感じたことがありますか。(1つだけ選択)(回答者数:261人)

問6.「性的少数者(LGBT等)」の人権について伺います。グラフ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「性的少数者」の人権問題について差別や人権侵害を受けたと感じたことがあるか尋ねたところ、『たびたび感じた』2.3%と

『たまに感じることがあった』13.4%を合わせた『感じた』が15.7%と1割台半ばでした。令和4年度の調査では『感じた』が17.3%であり、1.6ポイント減少しました。

一方、『ほとんど感じることはなかった』40.2%と『まったく感じなかった』23.0%を合わせた『感じなかった』が63.2%と

6割台半ばでした。令和4年度の調査では『感じなかった』が67.3%であり、4.1ポイント減少しました。

問7.【問6で、「1 たびたび感じた」または「2 たまに感じることがあった」と答えた方に聞きました。】それはどのような内容ですか。(あてはまるものすべて選択)(回答者数:41人)

問7.【問6で、「1 たびたび感じた」または「2 たまに感じることがあった」と答えた方に聞きました。】グラフ

 

 

 

 

 

 

 

 

差別や人権侵害を受けた内容を尋ねたところ、『あらぬうわさ、悪口で名誉・信用を傷つけられた』が51.2%と最も多く、次いで『相手の態度や発言で傷つけられた』が46.3%でした。

また、『その他』の答えの中には、『異性との婚姻者と同等な権利が与えられていない』、『LGBTの人に対する悪口を聞かされた』などの回答がありました。

問8.その他、人権問題について、ご意見、ご要望があればお聞かせください。(回答者数:85人)

(寄せられたご意見・ご要望には次のようなものがありました。一部抜粋して記載します。)

(1)これからの人権問題に必要なこと

「障害のある人」の人権問題について

  • 知的障害者の権利に関しては慎重な見解が必要です。
  • 精神障害者への人権侵害等をよく耳にしますが、健常の方は精神病になったこともなく、精神薬を飲んだこともないので、それは無理もないかと思います。しかし、その他の大多数の方々が障害者差別を「良くないこと」とされていることは大いに感じておりますが、今いきなり「差別をなくそう」と言ってもおそらく簡単に感情は変えられるものではないと思います。人権思想は欧米から始まったものですが、今後日本において、より人権意識を高めていくためには、各地域、お隣同士の深いコミュニケーションを通して「ああ、そうだったんだね」というような相互理解を進めて行くような施策が必要だと思っています。
  • 私は感染症で指を切断せざるを得なかった障害者ですが、障害者手帳が出ず、障害者だと認めてもらえません。障害者を障害者として認定する制度をお願いします。
  • ひとつの例として、障害のある人と健常者では、交流の場があまり多いとは言えないと思う。学校ひとつとっても、特別学校のように分かれているのが現実です。私が望ましいと思うのは、セサミストリートの中の子どもたちのように、みんなが同じ人として(人種や障害など関係なく)、つながるような社会です。でも、これを実現するのは、これからの大きな課題であると思います。
  • 障害のある人の人権を守るためには、「障害を持っている方がどのような障害をもっているのか?」ということをきちんと理解してあげなければならない。小学校などで障害のある方を招いてスピーチをしたり、子ども達からも質問したりするなど、そういう機会を設けてほしいです。

「性的少数者(LGBT等)」の人権問題について

  • 他人事と思わず、自分の事ととらえられる様な世の中になるよう、自身も行動したい。千葉県内でのパートナーシップ制度を促進していただきたい。
  • LGBTのパートナーシップ制度など、結婚と同等の扱いとなる制度があれば良いと思う。制度を取り入れるデメリットが感じられない。

人権全般・その他の人権問題などについて

  • 先日、能登半島地震が起きたばかりなので、災害時の人権保護を強化してほしいです。被災地から千葉県に避難してきた方がいたら、気持ちよく過ごせるような取り組みをしたら良いと思います。
  • (女性とその子どもの人権問題について)妊娠出産を経て、妊婦健診から出産までの通院入院費用が保険適用されない事実を知り驚いた。ある市町村では、補助券を使っても毎回5千円から1万円の負担があり、未受診妊婦を生み出す構造があることに疑問を感じた。男性と比較して社会的・経済的に弱い立場に置かれがちな女性を取り巻く環境としてあまりにも支援が弱い。昨今、未受診のまま出産し、新生児死亡で母親が出頭するケースも話題になっており、誰もが当たり前に医療に繋がれ、必要な支援の情報が手に入る環境整備を望む。
    (災害時の人権問題について)個別の地区の災害時の想定、準備等について確認する術を周知してほしい。
  • 差別部落とか身近になかったので、仕事でそのような人たちと交流があっても、特に何も思わない。LGBTも同様。普通に接していれば、良いと思う。「違う」と啓蒙活動することが、マイナスになっているような気がする。
  • 高度情報化の進展により、従来は比較的狭い範囲で起きていた人権侵害が、広範囲に広がる例が多くなりました。被害拡大防止には、法などにより人権侵害の定義を明確に定めるほか、行為の規制についてさらなる法整備が求められます。一方、法で罰則を設ける場合、行政罰とするのか刑事罰とするのかの選択のほか、適切な量刑を考える必要もあります。また、人権侵害の未然防止のため、行政機関は広報紙やホームページなどのほか、テレビやインターネットなど、国民が日常目に触れる媒体を通じて、人権問題について広く周知することが有効であると考えます。
  • 人権についての説明や理解を深める為のイベントやチラシ配布などをやって欲しい。人権侵害に対する罪や罰則についての紹介もして欲しい。
  • 人権啓発活動の具体的取り組みには、行政だけでなく、立法側である自治体の首長、及び県や市町村議会議員の積極的な参加を望む。
  • 色々な意見交換の場を設けてほしい。
  • すべての人が、平等であるという意識を持たなければならないと思う。
  • 啓発活動をいかに進めるか?学校、公民館などを通じてすすめるとよい。
  • 人権週間の告知だけでなく、千葉テレビなどで、特集を組んだり、特別番組を編成したりするなど、もっと啓蒙していった方が良いと思う。
  • 地道に啓発していくしかないと思います。実際に自分の身に生じない限り、気がつかない、気がつけない人が多いというイメージを持っています。
  • 多様性社会が推進されているが、ますます差別が浮き彫りになったような気がする。しかし、だれもが多数派から少数派になる 可能性はあるので、お互いを認め合うという基準は広まってきているとも思う。今後自分も、無意識に人を傷つけたり、逆に傷つけられても対処できたりするよう、新聞や地域の広報などで学んでいきたい。
  • 社会的にもだいぶ意識は変わって来ていると思う。今後は、子ども世代に対して早くから教育していき、より社会が変わることを期待している。
  • 人権問題は家庭の教育のあり方次第だと思います。私が子どもだった頃は、親世代が、障がいのある人や性的少数者に対して差別的な発言をしていました。悲しいかなそれが当たり前の世の中だったのです。今の時代は様々な場面や場所で平等が叫ばれていますが、果たして個々の家庭ではどのように教育されているのかはわかりません。学校で教師がいくら平等を訴えても親が人権問題に 対して差別的な発言をしていれば必ず子どもはマネします。家庭でも人権問題に対してもっと真摯に向き合って欲しいと思います。
  • 特にSNSによる誹謗中傷問題で、個人名を出さないから好き勝手に書き込む卑怯な人達の取り締まりが甘いと思います。子どものメールなどは、過激な言葉を用いた悪口が書き込まれると削除される機能があるようなことを聞きました。また、スマホのニュース等もコメント記載する場合、不適切な内容は掲載されないようになっています。そういう機能をもっと生かせないのでしょうか。
    そして誹謗中傷した人に対しては犯罪としてもっと刑罰を設けた方がいいと思います。
  • 結局のところどんなに綺麗事を並べても、幼い頃からの教育や環境による意識付けがもっとも重要だと思う。
  • 実際にその立場になってみないと、分からない、見えない、理解できないことが世の中にはあると、妊娠中に感じた。駅の不便さ、マタニティマークのあやうさ、親切な人とそうでない人、子どもが嫌いな人、家族の発言さえハラスメントを感じることもあったりした。根底にあればいいなと思ったのは、思いやり。これからの子どもたちには、色んな立場の人と関わり、話をして、どんな立場の人にも思いやりが持てるような教育をしてほしいと思う。
  • 学校でまず触れる機会を増やす。社会に出た時には自分から意識していかないと触れる機会が少ない気がする。
  • 千葉県から関西に引っ越した時に、子どもたちは小学校の授業で人権を学んでいたし、作文や冊子も配られて学びの時間があった。部落という言葉も関西に住んだ時によく聞くようになった。実家の市町村でも、今住んでいる市町村でも、部落などがある場所に住んでいないから大人も子どもも知らない、わからない、無縁、となる。知らないこともきちんと学校で学ぶことで、そのような出来事に遭遇した際、偏見や差別を感じる前に理解することは大事だと思う。
  • 子どもの世代には、人権教育をしっかりしてほしい。私も差別のない子育てをしたい。
  • 障害者の方等が身近にいないので、差別や人権侵害を感じたことはない。ただ、以前、ハンセン病の療養所へ見学に行った時に、「これが昔行われていたんだ」ととても怖くなった。やはり自分事として考えるには、実際に物事を見聞するしかないと思う。
  • 全て「人間」は、どんな国に生まれようと、また、性差がどうあれ平等の「生命」を持っている。生命に上下はない。お互いに相手の「生命」を尊重すれば、差別はなくなってくるのではないかと考えます。
  • 日本では、多様性と言いながらも「普通」の範囲がせまく、そこから外れたと判断されたら生きづらさを抱えながら生きるしかなく、もっと個性として受け止める風土が欲しいです。
  • 国の動きを待つことなく、県として模範となる取組みを期待します。
  • 難聴のある高齢者のなかに、そのことを隠そうとしたり面倒がったりするなど、いい加減な相槌を打ってその場をやり過ごして しまうような人がいる。筆談するなどの一手間をかけるだけで正確なやり取りができるケースも少なくなく、その手間を省いたために認知機能に低下があるなどとして不利益を被っているケースもあるように思われる。このように、きちんとコミュニケーションをとることで回避できる差別もあるので、社会的弱者とのコミュニケーションを慎重に扱うことは重要なことであると最近感じている。
  • 一人一人の認識と工夫で人権を常に意識する必要があると思います。
  • 寛容な心を持って、他者を受け入れる事が最も大切だと思います。
  • 早急に解決しなければいけない問題だとは思うが、人の意識は早々簡単にはかわらないので、根気よく対策を立てていくしか無いと思う。なので、数年程度で成果が出ないからといって活動をやめたり方針転換したりするのは控えるのが良いと思う。
  • 昔ながらの考えが、今は人を傷つけることにもつながるため、時代をアップデートしなくてはならないと思う。
  • 年齢、性別関係無しに皆様が、穏やかに暮らせるように、日頃からコミュニケーションが大事だと思います。
  • チャットやLINEなどで気軽に相談できるものが増えると良いと思う。通話は躊躇する。
  • 障害があっても性的マイノリティーが違っても人として生まれて人として生きているのだから差別的な扱いはしてはいけないと思います。偏見を持たず、お互いに相手を認め合うことは地球上全ての人に与えられた権利を守ることになると思います。
  • みな平等と言いながら人と差がある。みんなと違う人に対して、固定観念にとらわれて、偏見や違和感を持ってしまうことが世の中からはなくならない現実がもどかしいと感じる。いろんな人がいてそれぞれの個性があっていいんだよ、違いは光る個性なんだとみんなが思える社会に早くなれるといいと感じる。
  • 日本の行政や政治での人権意識の低さに暗澹たる気持ちになる。ジェンダーギャップ指数が低いことなどをもっと問題視して改善を目指すべき。予算執行の優先順位を考え直すべき。
  • 多様性を認める社会風潮だが、人によっては、固定観念から抜け出せず、態度に出てしまう人がいるのでその部分は、変えていかないといけないと思う。

(2)人権問題に関して現状懸念していること

「障害のある人」の人権問題について

  • そもそもある市町村では、子どもに関することには率先して動いているけれど、知的障害者のことに関しては冷たいと思う。
  • 我が家には障害児がいます。今のところ人権問題を感じたことはありません。なぜなら子どもなので守られているからです。でも学校を卒業して社会に出たらどうでしょう?どこも守ってくれないでしょう。グループホームに入ることも働くことも難しい。新しくグループホームを作ることに地域が反対、というニュースもあります。でも、役所は障害者を守ってくれない。親が年老いても障害がある子の面倒をみなければならない。少子高齢化、不況など色々とありますが、障害があっても生きていける環境が欲しいと思います。

「外国人」の人権問題について

  • 最近は技能実習生の人権問題に関心があり、日本人のモラルのなさが世界でどのように見られているかが心配。

「性的少数者(LGBT等)」の人権問題について

  • LGBTと言われても、周囲に対象者がいないため実感がわかない。言い出せない方もいるのかもしれないが、公に言える時代にはなっていないように思う。

人権全般・その他の人権問題などについて

  • 日本は、対策が遅れている。LGBTはないが、報道やSNSで人権を侵害していると感じる事が、以前より多くなったと思う。表現の自由と紙一重で、(法律でも 守られないのかな)と不安に思っている。
  • ハラスメント教育は、職場では積極的に行われているが、地域コミュニティでは、その取り組みが十分ではないように感じる。
  • 例えば、人工呼吸器を装着している難病者や医療的ケア児などが、気軽に公共の交通機関を利用できず、行きたい所へいつでも 行くことができない状況も、ある意味人権問題なのかなと思います。
  • 独身ハラスメント。独身は生きるだけでお金がかかる。何かと高い家賃や税金がかかりすぎてカツカツ状態。正直、子育て手当や控除とか羨ましいなと思う。
  • インターネットの書き込みが、自由に出来るのは、おかしいと思う。自分の身分や名前を明らかにしないで、勝手に書き込むのは、間違っている。犯罪と言ってもよい。カスタマーハラスメントなども大きな問題だ。
  • インターネット等による悪質ないじめなど、孫や子どもたちのこれからの環境が心配です。
  • 若い頃、就職機会に女性は恵まれず、子どもが生まれても給料の少ない女性が育児を担う方が適切と考えられ、仕事にもなかなか戻れなかった。今は大分平等になってとても進歩し、女性も自由に仕事を選べるようになったと思う。ただ、夫婦別姓など進まず、女性はまだ不利な状況に置かれている気がする。一刻もはやく男女差別がなくなることを望む。
  • 学校での教師の子どもに対する言葉遣いがすごく悪く感じます。怯えてしまう子や、怖がる子もいたので、学校のアンケートに書いても改善されず、保護者の前では丁寧な態度。子どもにも、人権はあると思います。

(3)その他

「障害のある人」の人権問題について

  • 私は数年前まで障害者相談センターの相談員をしていましたが、その仕事上、精神の障害を持った人が周りから特別の目で見られたり、人権を傷付けられたりということを幾度か見てきました。
  • 義理の母が途中難聴でした。何十年も前、県外から転居して私達と同居しました。ある時一人で路線バスに乗り買い物に行き、 障害手帳を持っていたのでバス料金は無料だと思い、最寄りの停留所で降りました。運転手が追いかけて来て、怒っているのは理解でき乗車賃を払えと言っていたようだが、周りからは変な目でみられ、惨めな思いをしたそうで、泣いて帰って来ました。その当時、その市町村の障害者のバス料金がどうなのか?家族が調べるべきでしたが、以前住んでいた市では無料なので義母はそのつもりで下車してしまい、そんな嫌な目にあいました。障害者に対する理解も広まりましたが、義母はそれから一人でバスに乗らなくなりました。

「外国人」の人権問題について

  • 外国人の人権問題は、日本人から外国人よりかは、白人からマイノリティー人種(アジア人を含む)が問題だと思う。外国に住むことはアウェーであることなので、同等扱いを期待すること時点で間違っていると思う。
  • 欧米人とアジア人では昔から差別があるとなんとなく感じている。

「性的少数者(LGBT等)」の人権問題について

  • LGBTの芸能人が堂々とメディアに登場して意見を述べ、それに対して支持が得られている日本社会で、LGBT差別があるとする ことに違和感を持つ。

人権全般・  その他の人権問題などについて

  • 人間は、男性・女性に関係なく、すべて平等です。男女雇用機会均等法で、性別によらず同じ仕事をするのが基本ですが、やはり力のいる仕事は、男性がする方がよいと思う。
  • 日本人の特徴として「皆と同じであること」が前提となった評価や、ものの考え方が根底にあるように感じております。従って、それから外れたというだけで、当事者がいわれなき不利益を被ることのある、理不尽で民主的とは思えない国民性が根強いことに強い違和感を常々覚えます。
  • 私の周りや聞いた話ではどのような人であっても平等な扱いを受けているように感じ、差別するようなことはないと感じています。
  • 人権を振りかざすことで不当に利益を得ようとする団体もあるように感じる。そのような団体に悪用されない対策も必要だろう。
  • 100人いれば100通りの個性があるのは当たり前だと思います。違いについて差別するのはナンセンスです。
  • 昔はかなりの偏見があったが今はほとんど偏見が見られない。
  • 古くからの課題、問題だと認識します。
  • 人権差別は、あってはならないと思います。
  • 難しい問題です、正直どのように考えたらよいか、人権はあたりまえにあると思ってます。 
    それを今になって考えるのは、難しいです。
  • そういった案件が近くに無いため、実際に起こったら自分の気持ちがどうなるかわからない。ただ、冷静になりたいとは思います。
  • 年代、性別等各個人の持つ人権意識が違い、各個人の表向きと裏の意識に大きな隔たりがあると思う。ギャップを自分自身抱えている。
  • いろんな意味で人権の問題は難しいと思います。私だって自分では意識しなくとも人権侵害をしたり、発言をしたりしているかもしれません。
  • 昔と比べ、権利に対する考え方は大きく変化してきている。
  • 幸いなことに定年退職するまでに深刻な人権問題には遭遇しなかった。ただ振り返ってみると、昔の入社時には今で言うパワーハラスメントを受けていたように思う。また、その当時には今問題になっている様々な人権問題が顕在していなかったように思う。そういう意味では社会が進歩していると言えよう。今後さらなる社会の進歩に期待する。
  • 交流が少ない事が心無い言葉につながると感じました。
  • 職場で弱い立場にありたびたび悔しい思いをしています。上に立つ人の意識が変わらないので永遠に改善されない。病みます。
  • 高齢者には「主人が」と話したり、「隣のご主人が」と言ったりする場合が多く、身近な男女差別はまだまだ残っていると思います。退職後、暇にしていても家事は女の仕事と思って担当する気が無い人もまだまだいます。一方、手術を受ける場合、主治医には家庭内の仕事を放り出してでも手術や術後のトラブルの判断も集中してやって欲しいと思うので、一概に男女平等だけを推し進めても困る場合があると思います。

今回の調査にて、身近で差別や人権侵害があるか尋ねた結果、「障害のある人の人権」については3割台半ば、「外国人の人権」については2割台半ば、「性的少数者の人権」については1割台半ばが『感じた』との意見がありました。

令和4年度の調査結果と比較して、数値の増減はあまりなく、依然として多くの方が差別や人権侵害があると感じていることが 明らかになりました。

また、複雑化、多様化する人権問題の中、ご回答いたたいだ半数以上の方が、「障害のある人の人権」、「インターネットを通じた人権侵害」、「女性の人権」、「子どもの人権」、「職場の人権」について関心を持っており、令和4年11月に内閣府が発表した「人権擁護に関する世論調査」の結果とも類似し、国民と千葉県民の人権問題の関心には同様の傾向があることがわかりました。

県では、今回皆様からいただいたご意見を参考に、「すべての県民の人権が尊重される元気な千葉県」を目指して、人権施策の推進に役立ててまいります。

 

過去の調査結果について

お問い合わせ

所属課室:健康福祉部健康福祉政策課人権室

電話番号:043-223-2348

ファックス番号:043-222-9023

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