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更新日:令和4(2022)年4月12日
ページ番号:13483
平成31年3月27日
商工労働部経営支援課
本県では、少子高齢化の進行やインターネットショッピングの普及等、商業環境が大きく変化しており、県北西部や木更津市等に大型ショッピングモールが進出する一方、従来からあった駅前の百貨店が撤退した地域もあります。
そこで、こうした状況を踏まえ、県内消費者の購買行動の実態や、それにより形成される県内商圏を把握し、今後の商業振興における基礎資料とするため、この度アンケート調査を実施し、「消費者購買動向調査」として取りまとめました。(前回調査は平成24年度)
商業中心性の高い市町村は15市で、それらの形成する商圏の変遷は次のとおりでした。今回の調査では、印西市、柏市、木更津市が商圏を拡げ、準商業中心都市から商業中心都市に位置付けられました。また、商圏形成のなかった佐倉市が新たに単独商圏都市になりました。
前回調査から商圏が縮小しているところでは、茂原市、館山市が商業中心都市から準商業中心都市に、八千代市と銚子市が準商業中心都市から単独商圏都市に、旭市が準商業中心都市から商圏形成なしに、四街道市と浦安市は単独商圏都市から商圏形成なしとなりました。
商業 |
商圏区分 |
商圏拡大 |
商圏区分同じ |
商圏縮小 |
---|---|---|---|---|
高 | 低 |
商業中心都市(6) |
印西、柏、木更津 |
千葉、成田、船橋 |
- |
準商業中心都市(4) |
- |
市原、東金 |
茂原、館山 |
|
単独商圏都市(5) |
佐倉 |
松戸、野田 |
八千代、銚子 |
※衣料品の購買地(市町村)の調査結果により、商圏を設定している。商圏区分は、(A)地元市町村での購買率、(B)10%以上吸引している外部市町村の数、等により次のとおり設定している。
衣料品の購買行動における県内市町村から近隣都県への主な流出状況(流出率5%以上の市町村)は次のとおりでした。東京都への流出率は、浦安市から19.4%(前回調査15.6%)、茨城県へは東庄町から21.5%(前回調査16.9%)、埼玉県へは野田市から22.4%(前回調査9.5%)、であり、前回調査より流出率は増加傾向にあります。
流出先 |
県内市町村 |
流出率 |
流出率 |
流出率の変化 |
---|---|---|---|---|
東京都 |
浦安市 |
19.4% |
15.6% |
+3.8ポイント |
市川市 |
6.1% |
6.7% |
▲0.6ポイント |
|
松戸市 |
5.0% |
5.1% |
▲0.1ポイント |
|
茨城県 |
東庄町 |
21.5% |
16.9% |
+4.6ポイント |
香取市 |
13.5% |
9.4% |
+4.1ポイント |
|
埼玉県 |
野田市 |
22.4% |
9.5% |
+12.9ポイント |
松戸市 |
6.8% |
2.8% |
+4.0ポイント |
※流出率は、衣料品について居住市町村以外で購買する割合。
流出率=(居住地以外の特定都県で購買する消費者数)÷(居住市町村の消費者の有効回答数)
インターネットショッピングの利用率(全品目・県全体)は29.5%で、品目別(県全体)では、婦人服(45.1%)や書籍等(44.5%)の利用率が高く、生鮮食料品(9.1%)やその他の食料品(13.4%)の利用率が低い結果となりました。
地元商店街をよく(週1回以上)利用する人は46.7%で、前回調査(50.9%)から4.2ポイント減少しました。
株式会社サーベイリサーチセンター
県内の公立中学校に通う中学生の子供を持つ世帯
(調査票の配布数20,699票、回収数13,474票(回収率65.1%))
全市町村から抽出した公立中学校を介して、調査票を配布・回収
商品品目別の購買地・店舗形態・購買理由・交通手段、大型小売店の利用状況、地元商店街に対する認識、インターネットショッピング等の利用状況(今回新規)、等
平成30年7月~8月
今回調査では参考調査として、県外(東京都、茨城県、埼玉県、神奈川県)の近隣市区町に住む人へのウェブ・アンケート調査(計4,900人)も実施しました。
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