千葉県月例経済報告(平成22年10月)
1.主要経済指標等でみた県内の経済情勢
県内の経済情勢は、新設住宅着工戸数及び鉱工業生産指数が前年同月比で増加するとともに、企業倒産件数が減少するなどの動きが見られるものの、新規自動車登録台数、大型小売店販売額及び公共工事請負額が前年同月比で減少し、有効求人倍率が低水準にあるなど、依然として厳しい状況にある。
大型小売店販売額(8月)
- 大型小売店販売額は745億円で、前年同月比1.7%の増加となった。
- 種類別に見ると、百貨店が5.6%の減少、スーパーが4.0%の増加となった。
- 店舗調整後の販売額は、前年同月比0.7%の減少となっている。

新規自動車登録台数(9月:軽自動車を除く)
- 新規自動車登録台数は14,211台で、前年同月比7.8%の減少となった。
- 車種別に見ると、普通貨物、小型貨物、特殊用途等は前年同月を上回ったものの、それ以外の車種は前年同月を下回った。

新設住宅着工戸数(8月)
- 新設住宅着工戸数は3,489戸で、前年同月比14.1%の増加となった。

鉱工業生産指数(7月)
- 鉱工業生産指数は94.7で、前月比1.8%の増加、前年同月比6.6%の増加となった。

有効求人倍率(8月)
- 有効求人倍率は0.45倍で、前月を0.01ポイント上回った。
- 南関東における完全失業率は5.3%で、前月を0.1ポイント上回った。

企業倒産件数(9月:負債総額1千万円以上)
- 企業倒産件数は31件で、前年同月比27.9%の減少となった。
- 負債総額は80億500万円となった。

金融情勢(8月)
- 金融情勢の預金残高は23兆1,055億円で、前年同月比2.4%の増加となった。
- 現金残高は1,673億円で、前年同月比3.1%の減少となった。
- 貸出残高は11兆6,768億円で、前年同月比0.6%の増加となった。

公共工事請負額(9月)
- 公共工事請負額の請負件数は717件で、前年同月比4.5%の減少となった。
- 請負金額は302億円で、前年同月比13.0%の減少となった。

県内中小企業の業況判断指数(9月)
- 県内中小企業の業況判断指数は、前月比、前年同月比ともに悪化している。

2.「月例経済報告」総論(10月19日内閣府発表より)
我が国経済の基調判断
景気は、このところ足踏み状態となっている。
また、失業率が高水準にあるなど厳しい状況にある。
- 輸出は、このところ弱含んでいる。生産は、弱含んでいる。
- 企業収益は、改善している。設備投資は、持ち直している。
- 企業の業況判断は、改善している。ただし、先行きについては慎重な見方が広がっている。
- 雇用情勢は、依然として厳しいものの、このところ持ち直しの動きがみられる。
- 個人消費は、持ち直している。
- 物価の動向を総合してみると、緩やかなデフレ状況にある。
先行きについては、当面は弱めの動きも見込まれるものの、海外経済の改善や各種の政策効果などを背景に、景気が持ち直していくことが期待される。一方、海外景気の下振れ懸念や為替レート・株価の変動などにより、景気がさらに下押しされるリスクが存在する。また、デフレの影響や、雇用情勢の悪化懸念が依然残っていることにも注意が必要である。
政策の基本的態度
政府は、「新成長戦略」に基づき、日本経済を本格的な回復軌道に乗せるとともにデフレを終結させるよう政策運営を行う。
政府は、デフレからの脱却を喫緊の課題と位置づけ、日本銀行と一体となって、強力かつ総合的な政策努力を行う。日本銀行に対しては、引き続き、政府と緊密な情報交換・連携を保ちつつ、適切かつ機動的な金融政策の運営によって経済を下支えするよう期待する。
日本銀行は、金融緩和を一段と強力に推進するため「包括的な金融緩和政策」を10月5日に決定した。
政府は、現下の厳しい経済情勢や先行き悪化懸念を踏まえ、補正予算編成を含む「円高・デフレ対応のための緊急総合経済対策」を10月8日に決定した。
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