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更新日:令和6(2024)年12月26日

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歴史・文化(history and tradition/歷史與傳統)|安房地域振興事務所

南房総エリア 安房地域の文化や歴史に触れてみよう!

祭礼・神事

安房地域(館山市・鴨川市・南房総市・鋸南町)は、昔からお祭りが盛んな地域です。

五穀豊穣・大漁追福・商売繁盛などを祈願し、地区ごとに古来から多くの祭礼や神事が伝承されています。

各地区の神輿(みこし)や山車(だし)には、名工「後藤利兵衛橘義光(ごとうりへいたちばなよしみつ)」や「武志伊八郎信由(たけしいはちろうのぶよし)」などの彫刻が施され、祭礼の期間中しか見られません。

繊細で力強い彫刻、和太鼓や笛が奏でる軽快なリズム、数百年も継承されている神事舞など、ここならではの伝統と魅力を体感してみませんか。

日時や内容について、変更がある場合があります。各ホームページ等でご確認をお願いします。

各地区のお祭りについては、下記リンク先からご覧ください。

南房総観光ガイド祭り(花海街道ホームページ)外部サイトへのリンク

  • 神余日吉神社(かなまりひよしじんじゃ)のかっこ舞【館山市指定無形文化財】

かっこ舞の写真

神余の日吉神社では、7月19日と20日の祭りに「かっこ舞」が演じられます。

太鼓と笛の響きに合わせて3匹の獅子が舞い、雨を神に祈り、五穀豊穣を願うものです。

花笠をかぶった少女が笛に合わせてすり鳴らすササラは、雨やカエルの鳴き声をあらわし、花笠から垂れる七色の紙は雨をあらわしていると言われています。

伝承地:日吉神社 館山市神余931

  • 安房神社祭礼

安房神社祭礼で神輿を担ぐ写真

毎年8月10日に行われる祭礼です。

神社本庁から幣帛(へいはく)をお供えし、国家の安泰・皇室の弥栄・国民の安寧を祈ります。
前日の8月9日には子供神輿、10日には安房神社神輿が出御し、2日間にわたって境内は大いに賑わいます。

伝承地:安房神社 館山市大神宮589

  • 洲崎のミノコオドリ【県指定無形民俗文化財】

洲崎ミノコオドリの写真

8月20から22日の神社祭礼に奉納されます。

地元では、「みろく踊り」と「かしま踊り」の2種類を「みのこ踊り」と呼んでいます。

オンドトリと呼ばれる太鼓役と歌役が中央に座り、その回りを踊り手たちが踊ります。

このふたつの踊りは、いずれも海の安全を司る鹿島の神に関係しています。

伝承地:洲崎神社 館山市洲崎1344

  • 安房国司祭 やわたんまち【県指定無形民俗文化財】

神輿を担いでいる写真

神輿(みこし)

山車の写真

山車(だし)

お舟の写真

お舟

毎年「敬老の日」の前の土・日曜日に、館山市鶴谷八幡宮で行われる祭礼です。

安房神社をはじめとする10社の神輿と5社の山車・お舟が集結します。

境内には昔ながらの市も開かれ、大勢の人で賑わう関東有数のお祭りです。

伝承地:鶴谷八幡宮 館山市八幡68

  • 鴨川合同祭・大浦の担ぎ屋台【鴨川市指定無形民俗文化財】

鴨川合同祭の写真

山車

担ぎ屋台の写真

担ぎ屋台

ひょっとこ踊りの写真

ひょっとこの舞

 毎年9月に市内中心街区にある神社が合同で行うお祭りです。

山車や屋台、神輿、担ぎ屋台が巡行し、鴨川地区内に祭囃子が響き渡ります。

全国的にも珍しい「担ぎ屋台」(写真中央)は、鴨川市指定無形民俗文化財です。

屋台は船を象徴し、大漁と安全、無病息災の願いを込めて、重さ約1トンの屋台を「もむ」(担ぐ)様は圧巻です。

有形民俗文化財である諏訪講の山車(写真右)では、白虎やひょっとこの舞も披露されます。

伝承地:大浦八雲、白幡、日枝、熊野、横渚八雲、諏訪、八幡の7社の神社

  • 吉保八幡のやぶさめ【県指定無形民俗文化財】

吉保八幡のやぶさめの写真

毎年9月の最終日曜日に、吉尾地区の八幡神社の祭礼で行われます。

約210mの馬場を疾駆しながら矢を放ち、3つの的を射て来年の稲作の出来具合を占います。

1番的を「早稲(わせ)」(早く実るイネの品種)、2番的を「中稲(なかて)」(早稲と晩稲の中間のイネの品種)、3番的を「晩稲(おくて)」(遅く実るイネの品種)とし、馬場を3回走り、計9本を騎射します。

鎌倉時代中期に始まったとされるこの神事は、県内では唯一本格的な流鏑馬です。

伝承地:吉保八幡神社 鴨川市仲253-1

  • 和泉の三役【鴨川市指定無形民俗文化財】

棒術の写真

棒術

かっこ舞の写真

鞨鼓(かっこ)舞

神楽獅子舞の写真

神楽獅子舞

毎年10月に和泉地区の男金(おがな)神社の祭礼では、五穀豊穣と無病息災を祈念し、棒術、鞨鼓舞、神楽獅子舞の3つが揃って奉納されます。

男金神社で「三役」が奉納された後、和泉公会堂で一般に向けて披露されます。

伝承地:男金神社・和泉地区

石積みアーチ橋

  • めがね橋(眺尾橋)【千葉県指定有形文化財】

めがね橋の写真

白浜町の長尾川下流にかかる、延長28.3m(橋台まで含めると約34m)、幅員4mで、径間7mのアーチを3基連ねた石積みアーチ工法で作られた三重橋です。

明治21年(1888年)に地元の寄付で建設されました。

両岸には石積みの橋台を備え、もともとは装飾のついた鉄製の手すりがつけられていました(現在は取り換えられています)。

橋のたもとの石は静岡県伊豆から運び、橋の本体の石は近くの海岸から切り出したものです。

昭和52年と平成5年に補修工事が行われ、建設当時の形状や規模を留めています。

 

 

めがね橋の歩道の写真

竣工時は鉄製の手すりがついていたとか…想像するもの楽しいです。

橋の上から海の方向を見た写真

橋の中ほどから下流を見ると、遠くに海が見えます。涼しい風が通ります。

石碑の写真

橋の平面や側面図が描かれ、脇の頭柱には趣のある文字が刻まれています。

場所:南房総市白浜町滝口地先

  • 巴橋(アーチ橋)【国登録有形文化財】

館山市の巴橋の写真

関東に残る数少ない明治期建設の石造アーチ橋です。

明治39年(1906年)に建設されたこの橋は、岩盤上に作られ、長さ11m、幅3mです。

方形に整えられた比較的大きな地元産の凝灰岩質の砂岩を、目が横に通るように積み上げる布積の工法で築かれ、橋の両側にある石垣に接続しています。

※現在、橋の下に降りることはできません。

 

 

 

巴橋の写真

関東大震災の津波や、戦時中の戦車の重さにも耐えた丈夫な橋です。

橋の上から見た景色

橋の上流には、小さな滝も見ることができます。

巴橋の説明が書かれた看板の写真

橋の歴史や橋の下の形状を知ることができます。

場所:館山市犬石字巴9-1地先

  • 汐止橋【土木学会選奨土木遺産】

潮止橋の写真鋸南町の元名川に架かる石積み上路アーチ橋です。

延長13.35m,幅員4.50mで1895年(明治28)に架設されました。

親柱には、漢字で「汐止橋」と彫られており、さらに上流側の親柱には「明治廿八年三月成」の文字が刻まれています。

多くの石橋は、布積の場合、石は水面に対して平行に詰まれていますが、この汐止橋は、各切石がアーチに向かい斜めに積まれ、とても美しい形です。

また、地元の保田石を使用した歴史ある橋です。

※駐車場が整備されていますが、至るまでの道が細いのでご注意ください。

 

潮止橋の写真

関東大震災による強烈な揺れにも耐え、地域の生活を支えています。

潮止橋側面の写真

石の長手と小口を組み合わせて積まれ、美しさと技術の高さを感じます。

親柱の写真

親柱には、古き良き時代を思わせる文字が刻まれています。

場所:鋸南町元名

頼朝ゆかりの地

平安時代の末期の治承4年(1180年)石橋山の戦いで敗れた源頼朝は、供の者10数人を連れて逃れてきたのが安房の国です。

英気を養い、仲間を集めて再起をはかり、鎌倉幕府樹立へとつながりました。

源頼朝に関する伝説や逸話は多数あり、安房での頼朝一行の動向には諸説あります

源頼朝上陸地(猟島)<鋸南町竜島>

鋸南町竜島海岸の写真

源頼朝が上陸したとされる地です。
海岸には源頼朝上陸の碑と説明板が建てられています。

 

 

 

 

所在地・交通手段など

  • 安房郡鋸南町竜島165-1
  • 鋸南町循環バス「竜島」バス停から徒歩約6分
  • 駐車場あり(海岸の駐車場をご利用ください)

伊予ヶ岳<南房総市平群>

南房総市伊予ヶ岳の写真

中腹に鳩穴と呼ばれる穴があります。

長狭常伴の軍勢に襲撃を受けた頼朝一行はこの穴に身を隠したとの言い伝えがあります。

伊予ヶ岳の登山口は平群天神社にあります。

 

 

所在地・交通手段など

平群天神社

  • 南房総市平久里中207
  • 南房総市営路線バス富山線・トミー号「天神郷」バス停から徒歩約1分
  • 駐車場あり

魚見塚一戦場公園<鴨川市貝渚>

魚見塚一戦場公園の写真

長狭常伴に夜襲された頼朝一行は、この場所で戦となり勝ったとの言い伝えがあります。

 

 

 

 

所在地・交通手段など

  • 鴨川市貝渚3310
  • 日東交通館山鴨川線または鴨川市内線「八岡」バス停から徒歩約15分
  • 駐車場あり

仁右衛門島<鴨川市太海浜>

仁右衛門島にある隠れ穴の写真

頼朝が長狭常伴に夜襲された際にかくまわれたとの言い伝えがある隠れ穴があります。

隠れ穴の中には、正一位稲荷大明神があります。

 

 

 

 

 

所在地・交通手段など

  • 鴨川市太海浜445
  • 日東交通館山鴨川線または鴨川市内線「仁右衛門島入口」バス停から渡船場まで徒歩約5分、さらに渡船で約5分
  • 駐車場あり(渡船場近隣の有料駐車場をご利用ください)

平松城址<南房総市池之内>

平松城址の写真

平松城址は安西氏の城址と考えられています。

安西景益は頼朝が安房の地に逃れた際に、最初に頼朝の元を訪れたと言われています。

今に残っているものは戦国期のものとも言われています。

現在は跡地に石碑がありますが、道が狭いため車で行くことはできません。

 

所在地・交通手段など

  • 南房総市池之内

  • 日東交通丸線「大作」バス停から徒歩約14分

  • 駐車場なし

洲崎神社<館山市洲崎>

洲崎神社の鳥居から見える夕日と富士山の写真

安房の地に逃れた頼朝が、戦勝や源氏再興、妻政子の安産などを祈念したと言われています。

天気が良ければ遙拝所や浜鳥居から富士山を眺めることができます。

 

 

 

所在地・交通手段など

  • 館山市洲崎1344
  • ジェイアールバス関東洲の崎線「洲の崎神社前」バス停から徒歩約5分
  • 駐車場あり

伝説の岩屋(頼朝の隠れ岩屋)<南房総市白浜>

伝説の岩屋の写真

頼朝は白浜の野島で武運再興の祈願をした際に突然の時雨に遭い、この岩屋で雨を凌いだと

言われています。

現在は、岩屋の中に幸運の海神「大蛸」が祀られています。

岩屋は野島崎公園内にあります。

 

所在地・交通手段など

  • 南房総市白浜町白浜627-10
  • 路線バス 日東交通豊房線またはジェイアールバス関東南房州本線「野島埼灯台口」バス停から徒歩約15分
  • 高速バス 日東交通及びジェイアールバス関東が運行する房総なのはな号「南海荘」バス停から徒歩約10分
  • 駐車場あり(野島崎公園駐車場をご利用ください)

その他

安房地域には多くの頼朝伝説が残っています。

鋸南町では町内に残る頼朝伝説をマップで紹介していますので、下記リンク先からご覧ください。

運行情報

バス運行情報については、下記リンク先からご覧ください。

お問い合わせ

所属課室:総務部安房地域振興事務所企画課

電話番号:0470-22-7133

ファックス番号:0470-22-8324

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