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更新日:令和5(2023)年7月31日
ページ番号:341512
令和元年11月01日策定
海老川は、その源を船橋市北部の金杉町、馬込町などに発し、支川の飯山満川、長津川等をあわせ船橋市湊町において東京湾に注ぐ流域面積約27.12平方キロメートル、指定延長約2.67キロメートルの二級河川です。その流域は、船橋市と鎌ヶ谷市の2市にまたがり上流域の一部を除き大部分は船橋市となっています。上流域は、下総台地上に市街地が形成され、中流域は、水田等の農地が広がり土地区画整理、東葉高速鉄道の開通等に伴って市街化が進展しており、下流域は、東京から20キロメートル圏に位置しJR船橋駅を中心とした密集市街地となっています。
海老川は、指定区間全川が東京湾の潮の影響を受ける感潮区間となっており、勾配は下流部で約1/3000、上流部で約1/1000の比較的穏やかな流れの河川です。下流部の密集市街地の河道は、石積護岸やコンクリートによる直立護岸となっており自然環境は乏しくなっていますが、川に近づくための親水テラスが一部整備されています。上流部は、耕作地が広がる田園地帯が残され両岸に桜並木が続いています。河川周辺は、比較的多くの動植物が生息・生育・繁殖し市街地における貴重な自然空間となっています。河口部には船橋漁港があり活気ある漁業が行われ、周辺ではイワシやスズキ、最近ではワタリガニやホンビノスガイなどが漁獲され海苔養殖も行われています。
長津川は、船橋市地方卸売市場付近で合流する右支川で、約1.5キロメートル地点の夏見地先までが感潮区間となっており、勾配は約1/500程度のやや急な流れの河川です。河道は矢板による直立護岸で川沿いには遊歩道や植栽が整備されており住民が散策する姿などが見られます。上流部の長津川調節池は、常時でも水面を有しており、住宅地における貴重なオープンスペースとして多くの地域住民に利用されています。
飯山満川は、海老川を横断する東葉高速線の高架付近で合流する左支川で、県道船橋我孫子線の橋梁までが感潮区間となっています。勾配は約1/400程度のやや急な流れの河川です。下流部は田園地帯を流れており、ブロック積護岸や矢板による直立護岸及び勾配2割程度の緩傾斜護岸となっています。上流部は、芝山団地や飯山満土地区画整理事業地区内を流れ、河道の護岸は矢板による直立護岸となっています。
二級河川海老川水系河川整備計画は、海老川水系の法河川に関する計画で以下の3河川が対象となります。なお、各河川の指定の状況につきましては、河川資料コーナー(河川環境課所管ページ)をご確認ください。
海老川、飯山満川、長津川 |
二級河川海老川水系河川整備計画に記載される内容は以下のとおりです。また下段より河川整備計画のPDFファイルを一括ダウンロードすることができます。
1.流域及び河川の概要
2.河川の現状と課題
(1)治水の現状と課題
(2)河川利用の現状と課題
(3)河川環境の現状と課題
3.河川整備計画の目標に関する事項
(1)対象河川と対象区間
(2)計画対象期間
(3)洪水、津波、高潮等による災害の発生の防止又は軽減に関する事項
(4)河川の適正な利用及び流水の正常な機能の維持に関する事項
(5)河川環境の整備と保全に関する事項
4.河川の整備の実施に関する事項
(1)河川工事の目的、種類及び施行の場所並びに当該河川工事の施行により設置される河川管理施設の機能の概要
(2)河川の維持の目的、種類及び施行の場所
5.河川の総合的な整備のために必要な事項
(1)流域における取り組みへの支援
(2)超過洪水対策
(3)河川と地域住民のかかわり
【参考図】海老川浸水想定区域図
整備計画のPDFファイルは以下のリンクからダウンロードしてください。
二級河川海老川水系河川整備計画(PDF:2,713.2KB)
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