ここから本文です。
更新日:令和5(2023)年4月12日
ページ番号:14491
過去100年間に、地球温暖化の影響により地球の平均気温は約0.7℃上昇したと言われています。
一方、東京など日本の大都市の平均気温は約2~3℃上昇しており、この差は地球温暖化の影響に加えて、ヒートアイランド現象の影響によるものと考えられます。
ヒートアイランド現象は、都市の中心部の気温が郊外に比べて島状に高くなる現象で、都市構造、地表面被覆、人工排熱や地形・気象条件など多岐にわたる要因により形成されます。
都市においては、昼間の高温化や熱帯夜の増加に伴い、不快さは増大し、熱中症や睡眠阻害の増加などの影響が生じています。
また、光化学スモッグの助長や局地的集中豪雨との関連性、サクラの開花や紅葉の時期の変化への影響などが報告されています。
県では、ヒートアイランド現象の発生状況の調査やヒートアイランド対策の検討調査を実施し、これらの調査結果をもとに、「千葉県ヒートアイランド対策ガイドライン」を策定しました。
県や市町村がヒートアイランド対策を検討・推進していくにあたっての技術資料として、また、事業者や県民が対策に取り組む際の参考資料として、ガイドラインを策定しました。
ヒートアイランド現象などの影響により、猛暑日が年々増え、熱中症搬送者が多くなっているため、九都県市では、日傘や打ち水などの夏の暑さ対策を推進しています。
本県における、ヒートアイランド現象の発生状況やそのメカニズムの詳細、地域の熱環境や対策技術の適性等を明らかにするため、平成22年度から平成29年度まで、県内の気温を測定し、ヒートアイランド現象の実態調査を行いました。
関連リンク
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください