ちば県議会だより（No.159）1面

 6月定例県議会のあらまし

6月定例県議会は、6月13日に招集され、7月6日までの24日間にわたり開催されました。
開会日には、議長の諸般の報告に続き、条例の制定や一部改正など議案19件、報告15件が上程され、知事から提案理由説明と県政の当面する諸問題について報告がありました。
6月19日から6日間にわたり行われた代表質問及び一般質問は、23名の議員が登壇し、財政問題をはじめ、防災・災害対策、道路問題、教育問題等について活発な議論が展開されました。
各常任委員会は、6月28日から4日間にわたり開催され、付託された議案・請願について具体的・専門的な審査が行われました。
最終日には、各常任委員会委員長の審査結果報告、討論が行われ、採決の結果、議案については原案のとおり可決されました。
その後、追加上程された人事案件2件が同意され、続いて、議員発議案（意見書）26件のうち6件を可決し、今定例会に付議されたすべての案件の審議を終了しました。
また、任期満了に伴う、各常任委員会及び議会運営委員会委員の選任及び正副委員長の互選が行われました。
最後に小高伸太議長、鈴木昌俊副議長の辞職により、正副議長選挙が行われました。

 議長、副議長紹介

第72代議長
吉本 充（よしもと みつる）議員（自民党 富津市 5期）

第70代副議長
石毛 之行（いしげ くにゆき）議員（自民党 銚子市 4期）

本会議最終日、第72代議長に吉本充議員、第70代副議長に石毛之行議員が選出されました。吉本議長は「千葉県の持つポテンシャル、魅力をいかに県民の皆様の幸せのために形にしていくかが、県議会に課せられた使命だと考えている。行政とは、よい意味で緊張感のある切磋琢磨を心がけ、公平公正な議会運営に当たりたい。」と抱負を述べました。
また、石毛副議長は「重責を認識し、精一杯議長を支え、その職務に当たりたい。」とあいさつしました。

 代表質問

質問項目は、主な項目を掲載しています。

6月19日（火曜日）

自民党  林 幹人（はやし もとひと） 議員（成田市）

• 成田空港の更なる機能強化
• 防災対策
• 第三期千葉県がん対策推進計画
• （仮称）千葉県総合救急災害医療センターの整備
• 東京オリンピック・パラリンピック
• 幕張新都心における新駅設置

千葉民主の会  松戸 隆政（まつど たかまさ） 議員（松戸市）

• 行財政改革
• 公立学校の講師未配置問題
• 豪雨・土砂災害対策
• 児童虐待対策
• 東京外かく環状道路の活用
• 住宅支援政策

6月20日（水曜日）

公明党  秋林 貴史（あきばやし たかし） 議員（松戸市）

• ダブルケア支援
• 依存症対策
• ひとり親家庭に対する医療費助成の現物給付化
• 盲ろう者支援
• 新型オービスの導入
• 私立高校の保護者負担軽減

共産党  寺尾 賢（てらお さとし） 議員（千葉市花見川区）

• 陸自オスプレイの木更津駐屯地暫定配備計画
• 成田空港の機能強化
• 県立病院の充実
• 保育
• 若者への就労支援
• 小規模事業者の振興

 ちば中学生県議会を開催 94校、282名が参加

6月13日（水曜日）の本会議散会後、中学校社会科の「民主政治と政治参加」の体験学習として、県内の公立・私立中学校の生徒による、ちば中学生県議会が開催されました。
森田知事から県政の概要説明があり、その後、10名の中学生議員が登壇し、県の施策等について質問。関係課長等が答弁を行いました。
最後に「インターネットの安全で安心な利用によるネット被害ゼロのちばづくりに関する決議」を全員一致で可決し、ちば中学生県議会は終了しました。（ちば中学生県議会決議文）