診療科・部門のご案内
検査科
基本方針
『患者さんの立場に立って良質な検査サービスを提供します』
- 365日24時間体制で、迅速かつ正確な検査結果を提供し救急医療に貢献します。
- 患者さんが安心して検査を受けられる安全な検査室を目指し医療安全に取り組みます。
- 教育・研修体制を整え幅広い知識・技術と専門性を兼ね備えた技師の育成に努めます。
スタッフ
臨床検査技師19名(正規職員16名、会計年度任用職員3名)
専門認定資格者
認定臨床微生物検査技師2名
感染制御認定微生物検査技師2名
認定輸血検査技師3名
超音波検査士3名
細胞検査士2名
国際細胞検査士2名
認定心電検査技師1名
認定血液検査技師1名
認定救急検査技師3名
認定サイトメトリー技術者1名
緊急臨床検査士6名
二級臨床検査士6名(血液・微生物・病理・臨床化学)
心電図検定2級2名
クリニカル・トキシコロジスト2名
医用質量分析認定士2名
特定化学物質及び四アルキル鉛等作業責任者5名
有機溶剤作業主任者2名
危険物取扱者(乙種4類)1名
DMAT災害派遣医療チーム 2名
DICT災害派遣感染制御支援チーム2名
ICLS 14名
勤務体制
365日二交代制
平日勤務 6~ 8名
土日祝日勤務 4名
夜間勤務 2名
精度管理
毎年、日本臨床衛生検査技師会、千葉県臨床検査技師会、および試薬・機器メーカーが主催する外部精度管理調査に参加し、日常検査の正確性の確認、基準成績の維持に努めています。
千葉県臨床検査技師会チリトロール基幹施設として、県内の精度管理試薬の運用に寄与しています。
2022年からは臨床化学、免疫血清、微生物、血液、一般、生理-心電図、生理-超音波、生理-神経生理、生理-呼吸機能・PSG、輸血部門において日本臨床衛生検査技師会の「品質保証施設」の認証を受けています。
研修施設
臨床検査技師養成のための学生の臨地実習を受け入れ、臨床検査技師を目指す学生の技術と知識の向上、医療人としての役割や自覚を習得するための協力を行っています。
資格取得支援・学術活動支援
高度な技術や知識を必要とする臨床検査技師の育成のため、資格取得や資格更新を支援しており、様々な資格を取得しています(別記参照)。また、積極的に学会や研修会へ参加するための支援を行い、検査技術および精度や高度な知識の向上に努めています。
業務内容
1.検体検査
病気の診断や治療のために患者さんから採取した血液、尿、便、体腔液などの成分や病原体等を調べます。
すべての検体検査は、365日24時間同じ検査が提供できる体制を組んでいます。
- 血液検査
白血球数、赤血球数、血小板数、ヘモグロビン濃度等の測定と、白血球の分類などを行っています。バックアップ機を備え、24時間止まらない検査を実現しています。
- 血液凝固検査PT、APTT、フィブリノーゲン、AT-III、FDP、Dダイマー、フィブリンモノマー複合体(FMC)、血小板凝集能を測定しています。
- 血液ガス検査
pH、pO2、pCO2、血糖、乳酸、電解質、Hb、CO-Hb、Creなど緊急性の高い20項目に対応しています。
- 生化学・免疫検査
生化学自動分析置により比色項目32項目と電解質を測定しています。
免疫測定装置では、心臓マーカー(NT-ProBNP、TnT)、ホルモン(TSH、Free T3、Free T4)、感染症(HBs抗原、HCV抗体、HIV抗原・抗体)、敗血症マーカー(プロカルシトニン)の測定を行っています。 -
薬物血中濃度エタノール、バルプロ酸、カルバマゼピン、バンコマイシン、ゲンタマイシン、ピペラシリン/タゾバクタム、炭酸リチウム、アセトアミノフェン、クロザリルなどの薬物濃度を測定しています。
- 一般検査尿の定性検査、尿沈渣、髄液や胸水、腹水の検査、便ヒトヘモグロビン、hCGの検査を行っています。
- 輸血検査
全自動輸血検査システムにより血液型検査(ABO/RhD)、不規則抗体検査、交差適合試験を実施しています。夜間での緊急輸血も多いため、どのような状況でも常に安全な輸血が行われるよう研修やトレーニングを行っています。
- 微生物検査
24時間体制で緊急検体のグラム染色や鏡検、各種抗原検査、培養、薬剤感受性試験、新型コロナウイルスや抗酸菌のPCR検査を行っています。緊急性のある結果は直ちに臨床医に報告し迅速な治療につなげます。また2018年より厚生労働省院内感染対策サーベイランス事業の検査部門に参加し細菌検出状況と薬剤感受性の報告を毎月行っています。
- 薬毒物検
尿中薬物スクリーニングでは、AMP、mAMP、BAR、BZO、COC、EDDP、OPI、THC、TCAの9薬物の検出が可能です。
また、スクリーニングで検出できない薬毒物については、尿、血清、胃液を材料として、GC/MSによる質量分析で多項目一斉分析を行い原因物質の検出に努めています。
- 病理検査
病理検査はほとんどが外部委託ですが、緊急性のある心筋生検については標本作製を行っています。また、亡くなられた患者さんの死因究明のための病理解剖、臨床病理検討会を行っています。
2.生理機能検査
各種生理診断機器を用いて、患者さんの身体から生体情報を取り出し、数値・波形・画像として診断、評価する検査です。充分な検査結果を得るために、患者さんのご協力が必要な検査が多くあります。
- 安静時心電図検査
心臓から発生する電気信号を手足・胸に付けた電極から波形として記録し、心臓の筋肉の状態や脈の乱れ(不整脈)などを調べます。
- ホルター心電図検査(通常誘導・12誘導)
24時間心電図を記録することで、安静時心電図では捉えられない冠状動脈の状態や不整脈の有無を調べます。
携帯型心電計を装着し、通常の生活を送りながら心電図の変化を記録します。
- イベント心電図
ホルター心電図でも捉えられない場合、長期間貸出し型(14日間)の携帯心電計を用いて、少ない頻度の不整脈や自覚症状が生じた時点の心電図変化を記録します。
- 心室遅延電位(LP)検査
加算平均心電計を用いて、悪性の心室性不整脈を起こしやすいかを調べます。
- 心臓超音波検査
超音波を用いて、心臓の壁(心筋)や心臓弁、心内血流をリアルタイムに画像として観察します。
非侵襲的にそれぞれの形や動き、大きさなどを調べることができ、心疾患の診断に有用です。
- 経食道心エコー検査
胃カメラのような細い管(プローブ)を飲み込んで食道側から心臓を観察する検査です。
通常の心エコー検査では観察しづらい部分を観察することができます。
- 脳波検査
脳の電気信号を頭皮に付けた電極から波形として記録します。覚醒時や睡眠時の脳波を記録し、異常波形の出現や左右差等を観察します。必要に応じ、光や深呼吸による刺激を与える場合があります。
- 肺機能検査
患者さんに大きく呼吸をしてもらい、肺の換気能力や気管支の状態を調べます。
呼吸器疾患の重症度や手術前(全身麻酔時)の手術適応の判断にも用いられます。
- 24時間血圧検査
携帯型の小型血圧計を装着し、一定間隔で24時間血圧を記録します。
通常の生活を送りながら1日の血圧の変化を調べることができます。
- 終夜睡眠ポリグラフ検査
身体に様々なセンサーを付けて一晩眠り、睡眠の状態や無呼吸の有無を記録します。睡眠時無呼吸症候群の診断に有用です。小型で操作や装着が簡単な簡易検査もあり、こちらは自宅で行うこともできます。
- 血圧脈波検査
両手両足の血圧を測り、その差から血管の狭窄や閉塞の有無を調べる検査です。また、脈の伝わり方を調べることで動脈硬化の程度を評価することができます。
3.チーム医療への参加
- 栄養サポートチーム(NST)に参加し、アルブミン値による対象者の抽出、低栄養者のトランスサイレチン測定、週1回のラウンドでの検査データの提供、学会発表など行っています。
- 感染対策チーム(ICT)では耐性菌検出者の抽出、週1回のラウンドの参加、連携施設とのカンファレンス参加、院内研修会の開催などを行い院内の感染対策に取り組んでいます。
- DMATには2名が調整員として参加しており、大型客船の新型コロナ感染管理事案や、台風被害や能登半島地震、東日本大震災等による災害派遣などの災害医療に貢献する他、災害訓練への積極的な参加を行い有事に備えています。また、災害時感染制御支援チーム(DICT)に2名の登録を行っており、災害時の感染対策に寄与すべく準備を行っています。
