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報道発表案件

更新日:令和6(2024)年10月11日

ページ番号:706053

県立中央博物館 生態園トピックス展「生態園の地衣類」

発表日:令和6年10月11日
県立中央博物館

県立中央博物館(千葉市)の生態園は、県内の代表的な植生を再現している野外観察施設で、市街地にありながら良好な自然が保たれています。
当館では、2019年から2023年にかけて、生態園に生育している地衣類(ちいるい)(藻類と共生している菌類)の目録を作るために調査を行いました。調査の結果、生態園には21属29種の地衣類が生育することがわかりました。本展示では生態園を代表する地衣類や生態園では珍しい地衣類を写真と実物で紹介します。

開催日時

令和6(2024)年10月16日 (水曜日) から令和6(2024)年12月22日 (日曜日) 開館時間:午前9時から午後4時30分(入園は午後4時まで)
休園日:月曜日(月曜日が祝休日の場合は翌平日)

開催場所

名称 千葉県立中央博物館 生態園オリエンテーションハウス
住所 千葉県千葉市中央区青葉町955-2
電話 043-265-3111
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内容

展示構成

地衣類って何者?

地衣類には名前にコケとつく種類が多くありますが、コケ植物(蘚苔(せんたい)類)とは全く別の生物です。蘚苔類は葉緑体を持っていますが、地衣類は菌類(きんるい)と藻類(そうるい)が共生関係を結んでできた複合体です。菌類は藻類に水などを提供する一方、藻類は光合成によって得られる養分を菌類に与え、互いに助け合いながら生きています。

生態園を代表する地衣類 ニセモジゴケ生態園を代表する地衣類 ニセモジゴケ

いろいろな形の地衣類

地衣類はおおまかな形によって、葉状(ようじょう)、樹状(じゅじょう)、痂状(かじょう)の3つに分けられます。この3つの基本生育形を地衣類の写真から紹介します。

生態園で見られる地衣類

生態園に生育する地衣類を出現頻度ごとに紹介することで、生態園に生育する地衣類の特徴を明らかにします。

関連イベント

ミュージアムトーク

担当学芸員が展示内容について解説します。
日時 12月21日(土曜日)午前11時00分から11時30分、午後2時30分から3時00分
料金 無料

観察会「郊外の地衣類」

ウメノキゴケなど、郊外で見られる地衣類を観察します。
日時 12月22日(日曜日)午前10時00分から午後3時00分
会場 君津市
料金 保険料50円

講座「地衣類の顕微鏡観察」

地衣類の同定方法を学ぶ講座です。乾燥標本を観察しながら、形の違いから種類を区別する方法を学びます。
日時 1月5日(日曜日)午後1時30分から3時00分
料金 無料

観察会「生態園で地衣類観察」

生態園に生育している地衣類を、ルーペを使って観察します。
日時 3月30日(日曜日)午後1時30分から2時30分
料金 無料

生態園とは

県立中央博物館に隣接する「生態園」は、生きものの自然の中での暮らしぶり(生態)を展示する野外博物館です。
房総の代表的な森や林、草原を再現しており、季節とともに移り変わる自然の姿や動植物の生態が観察できます。また、園内にある舟田池には色々な生きものが住み着いており、野鳥や魚、トンボ等の楽園になっています。

生態園とは

費用

入園料 無料