難防除雑草「ナガエツルノゲイトウ」に関する情報
河川・用水路を介して特定外来生物「ナガエツルノゲイトウ」の発生区域が拡大しています。
定着すると駆除が困難な雑草で、生態系や農業へ悪影響を及ぼします。
用水路、水田の水口付近や畦畔を見回り、早期発見・早期駆除に努めましょう。
※特定外来生物は、法律で栽培・運搬等が禁止されています。
(1) ナガエツルノゲイトウについて
- 南米原産の水生植物で、外来生物法の特定外来生物に指定されています。
- 千葉県では、1990年に印旛沼で初確認された後、印旛沼や手賀沼、県北部の河川などを中心に、県内の広い地域において確認されています。
- 君津地域においても、近年、一部の河川において繁茂が確認されており、拡大が懸念されます。
(2) ナガエツルノゲイトウの特徴
- 湖や沼、河川で繁殖します。
- 再生力が高く、数cmの茎断片から容易に発根します。
- 拡散力が高く、茎がちぎれ水に浮くことで拡散します。
- 侵略性が高く、乾燥に強く、畑地などにも侵入します。
(3) 水田における主な防除対策
【本田への侵入防止対策】
- 水口に網目3ミリ程度(種子もみ袋等)の網を設置し、茎や葉の流入を防ぎましょう。
- 水田に侵入していないか、水口周辺をこまめに観察しましょう。
- 農機に付着して拡散するので、発生のない水田から耕うんし、耕うん後はよく洗浄しましょう。
【畦畔や本田で発生したら】
- 除草剤を用いて防除しましょう。
- 防除体系については、(4)の関連資料をご参照ください。
(4) 関連資料
※ファイルサイズが大きいため、閲覧及びダウンロードの際は御注意ください
(5) 関連リンク
(6) その他
農地におけるナガエツルノゲイトウの処分方法やその他不明な点については、下記までお問い合わせください。
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