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更新日:令和5(2023)年10月23日
ページ番号:399343
県営かんがい排水事業 県営湛水防除事業 地盤沈下対策事業 農業用水路等長寿命化・防災減災事業
美味しいお米や野菜・果物、美しいお花を育てるためには、清らかで豊かな水が欠かせません。
河川やダム、ため池などから田んぼや畑まで水を届けるための仕事を「かんがい」、
雨などで増え過ぎた水を効率良く取り除く仕事を「排水」、これらを合わせて「かんがい排水」と呼んで事業を行っています。
長生管内では、利根川から水路を通って送られてくる水を使って農業をしているところもあります。
この用水路は、昭和40年代初めにかけて国により「両総用水南部幹線」の一部として造られたものですが、
現在では老朽化が進んでいます。この事業では、老朽化した用水路を新しくパイプラインにして
漏水を解消するとともに、ルートも変更することで、限られた水をより適正に配分できるように整備を行っています。
事業内容 |
支線用水路工8.7km、付帯工1式 |
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事業着手 |
平成21年度 |
施工場所 |
茂原市・長生村 |
関係団体 |
茂原市、白子町、長生村、両総土地改良区 |
○既設利用区間(用排水路内配管)
○新規区間(開削-鋼矢板土留)
○推進工での施工区間 埋設管吊込み
進捗状況
この用水路は昭和30年代後半に国が造成した両総用水南部幹線から分岐する「西部幹線」の一部として造られましたが、
現在では老朽化が進んでいます。
この事業では、多くの区間で老朽化した用水路の中に新しいパイプを挿入することで漏水を解消するとともに、
限られた水を適正に配分できるよう整備を行います。
なお、工事は県が行いますが、パイプを入れるための用地交渉は国が行っており、
条件が整い次第、工事に着手できるよう、県では調査や設計などの準備を進めています。
事業内容 |
支線用水路工3.9km、付帯工1式 |
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事業着手 |
平成28年度 |
施工場所 |
茂原市 |
関係団体 |
茂原市、両総土地改良区 |
○トンネル内のひび割れ・析出物
○施工イメージ(本事業で実施)
地域の開発による排水量の増加や地盤沈下等により排水条件の悪化した地域で、
農作物が水に浸かることによる被害を防止するため、排水路や排水機場の整備を行う事業です。
これにより、農地だけでなく公共施設や家屋等を含めた地域全体を、豪雨などによる被害から守ります。
一松地区は2級河川一宮川下流部に位置しており、
かねてからの地域の湛水被害を解消するために策定した全体計画(I~III期)のうち、
I期事業として潮遊池につながる排水路の整備を行います。
事業内容 |
排水路工2.4km |
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事業着手 |
平成22年度 |
施工場所 |
長生村 |
関係団体 |
長生村、白子町、両総土地改良区 |
○長生第一排水機場(潮遊池より望む)
○幹線排水路 施工前
施工後
白潟北地区は2級河川南白亀川下流部に位置する低平地であり、自然排水が十分にできないため、
古くからポンプによる排水が行われてきました。
前歴事業から20年が経過しており、施設の老朽化とともに地域の開発や地盤沈下により排水に支障をきたしていることから、
排水設備の更新と排水路の整備を行います。
事業内容 |
排水機場工1式、導水路工0.6km、排水路工0.8km |
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事業着手 |
平成23年度 |
施工場所 |
白子町 |
関係団体 |
白子町、両総土地改良区 |
○白潟排水機場上空から
○白潟排水機場
地下水(水溶性の天然ガスを含む)の採取が法令等により規制されている地域で、用排水施設等の整備等を行うことにより、
沈下した農地等を湛水被害から守ります。
南白亀地区では昭和30年代後半から区画整理や排水整備が行われましたが、
施設の老朽化に加え、地下資源の採取による地盤変動で排水機能が低下しています。
このため、本事業により排水施設の更新・整備を行い、湛水被害の防止を図ります。
事業内容 |
排水機場工1式、排水路工0.8km |
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事業着手 |
平成28年度 |
施工場所 |
白子町 |
関係団体 |
白子町、両総土地改良区 |
○南白亀排水機場の工事状況
現在、農業水利施設等の整備は「長寿命化対策」と「防災・減災対策」の2つを柱に展開しています。
これらを総合的に実施することで、施設の維持管理費の抑制、地域の防災・減災能力の向上を図ります。
南白亀地区では平成の初めに湛水防除事業により現在の施設が整備されましたが、河口に近いことから特に屋外施設の腐食が進み、
排水路からの塵芥を人力で排除するなど、近年、維持管理に要する労力が増加しています。
そこで、本事業により除塵設備等の更新・整備を行い、排水機能の回復を図ります。
事業内容 |
除塵設備2基、付帯工1式 |
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事業着手 |
令和元年度 |
施工場所 |
白子町 |
関係団体 |
白子町、両総土地改良区 |
○排水機場の全景と改修予定の防塵設備(ゴミがポンプに入らないようにする設備)
担い手への農地の集積・集約化を加速させるため、農地中間管理機構が借り入れている農地について、
農業者の申請・同意・費用負担を求めずに、大区画化等の基盤整備を実施できる事業が平成30年度に創設されました。
長南東部地区は昭和40年代後半に30a(3反)を標準区画として農地を整備し、
平成の初めに排水路の改修、揚水機場や暗渠排水を整備しました。
これらの事業を契機に設立した東部営農組合が中心となり、農地の集積や転作が進んでいることから、
区画拡大を中心に、老朽化した用水路や暗渠排水の再整備を併せて行い、地域農業のいっそうの発展を図ります。
事業内容 |
区画整理工67ha、暗渠排水67ha |
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事業着手 |
令和元年度 |
施工場所 |
長南町 |
関係団体 |
長南町、長南町東部土地改良区、長南町東部営農組合 |
○長南東部地区(地形図とドローン写真の合わせ図)
昭和40年代半ばに、県営ほ場整備事業豊岡地区として「清水排水機場」を整備しましたが、
天然ガスの自噴による地盤沈下の影響や、近年頻発するゲリラ豪雨等により排水能力が不足してきました。
このため、老朽化した排水機を更新するとともに排水機場を移築し、排水能力を増強することで地域を湛水被害から守ります。
事業内容 |
排水機場 1式 |
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事業着手 |
令和2年度 |
施工場所 |
茂原市 |
関係団体 |
茂原市、両総土地改良区 |
○清水地区写真
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