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更新日:令和4(2022)年7月1日
ページ番号:18553
平成18年3月31日
総務部財政課
電話043-223-2072
本県では、財政の透明性の向上を図るため、バランスシート等財務諸表を平成11年度決算から作成しています。
本年度は、新たに一部事務組合・地方三公社及び第三セクター(27団体)を加えた、連結バランスシートを作成しました。
財政再建プランに基づいて投資的経費を抑制する一方、有形固定資産の減価償却が進んだため、資産総額は平成11年度のバランスシート作成後、初めて減少(前年度比0.5%の減)に転じました。
減価償却費や退職給与引当金などの非現金コストを含む年間の行政コストは1兆2,196億円で、行財政改革への取り組みの結果、前年度比1.6%の減となっています。
第三セクターなど27団体を加えた連結後の資産総額は7兆3,208億円、負債総額は4兆3,668億円で、資産が負債を2兆9,540億円上回っています。
千葉県独自の取り組みとして、施設別財務諸表を作成しており、本年度は生涯大学校をモデルにバランスシート及び行政コスト計算書を作成しました。
(普通会計…一般会計に、公営企業会計等を除く特別会計を合算した会計区分)
借方(前年度比) | 貸方(前年度比) |
---|---|
資産合計4兆5,504億円▲0.5%) | 負債合計2兆8,314億円(2.7%) 正味資産合計1兆7,190億円(▲5.3%) |
財政再建プランに基づいて投資的経費を抑制する一方、有形固定資産の減価償却が進んだため、平成11年度のバランスシート作成後、初めて資産が減少(前年度比0.5%の減)に転じました。
*有形固定資産…県がこれまでに整備した道路、公園、学校など
県民一人あたりの負債額は全国で最も少ない水準にありますが、地方交付税の振替財源である臨時財政対策債などが増加したため、負債総額は2兆8,314億円と前年度比2.7%の増となっています。
*臨時財政対策債の残高16年度決算 2,508億円(15年度決算 1,733億円)
項目 | 行政コスト(前年度比) |
---|---|
人にかかるコスト(人件費など) |
5,690億円(▲3.3%) |
物にかかるコスト (維持補修費、減価償却費など) |
2,283億円(▲0.8%) |
移転支出的なコスト(補助金など) |
3,595億円(0.1%) |
その他のコスト (公債費のうち利子分など) |
628億円(2.4%) |
合計 | 1兆2,196億円(▲1.6%) |
現金主義による決算に加えて、減価償却費や退職給与引当金繰入額などの非現金コストを含めた県の年間活動実態を明らかにするものです。
行政コストは1兆2,196億円で、人にかかるコストの減など、行財政改革への取り組みの結果、前年度比1.6%の減となっています。
県民一人あたりの行政コストは20万3千円で、全国平均(33万8千円)と比べ、大幅に少ない水準にあります。
借方(前年度比) | 貸方(前年度比) |
---|---|
資産合計7兆69億円(▲7.5%) | 負債合計4兆1,484億円(▲11.5%) 正味資産合計2兆8,585億円(▲1.1%) |
普通会計に加え、水道局、企業庁などの公営企業会計等を加えたものです。
土地造成整備事業会計において、千葉北部地区ほか4地区で、工事完了区域等に係る精算を行ったことなどにより、資産、負債ともに減少しています。
借方 | 貸方 |
---|---|
資産合計7兆3,208億円 | 負債合計4兆3,668億円 資産負債差額合計2兆9,540億円 |
千葉県全体のバランスシートに、一部事務組合地方三公社及び県の出資比率が50%以上の第三セクター(27団体)を加えたものです。
連結後の資産総額は7兆3,208億円、負債総額は4兆3,668億円で、資産が負債を2兆9,540億円上回っています。
(生涯大学校のバランスシート)*資産…校舎など*負債…校舎整備に係る地方債など
借方 | 貸方 |
---|---|
資産合計14億48百万円 | 負債合計12億25百万円 正味資産合計2億23百万円 |
(生涯大学校の行政コスト計算書)
行政コスト | 4億76百万円(利用者一人あたり13万4千円) |
---|
施設ごとに資産負債や行政コストの状況を明らかにするものであり、今年度は生涯大学校をモデルに作成しました。
減価償却費などの非現金支出を含めた行政コストは4億76百万円で、利用者一人あたりでは13万4千円となっています。
(参考)作成方法用語等
(1)普通会計バランスシート行政コスト計算書
(1)作成方法
総務省が公表した「地方公共団体の総合的な財政分析に関する調査研究会報告書」で示された方法(いわゆる総務省方式)により作成しています。
(2)用語等
普通会計:一般会計に公営企業会計等を除く特別会計を合算した、地方財政統計上統一的に用いられる会計区分で、千葉県の場合は一般会計に以下の13の特別会計を加えたものです。
県債管理事業、自動車税証紙、市町村振興資金、母子寡婦福祉資金、心身障害者扶養年金事業、日本コンベンションセンター国際展示場事業、小規模企業者等設備導入資金、中小企業振興融資資金、農業改良資金、営林事業、林業木材産業改善資金、沿岸漁業改善資金、公共用地取得事業
資産:有形固定資産、投資等(出資金貸付金など)、流動資産(現金預金、未収金など)が含まれます。
有形固定資産:県がこれまでに整備した庁舎、道路、公園、学校等の土地や建物等のことです。普通建設事業費の決算額を基に取得原価主義により評価し、土地以外については耐用年数により定額法で減価償却を行っています。
負債:地方債及び退職給与引当金などです。
正味資産:当該団体(会計)に帰属する正味の財産で、(資産-負債)により計算されます。
(2)千葉県全体のバランスシート
千葉県全体のバランスシート:普通会計に、公営企業会計等など千葉県の全ての特別会計を加えたものです。千葉県の場合、普通会計に以下の7つの特別会計を加えています。
病院事業会計、上水道事業会計、土地造成整備事業会計、工業用水道事業会計、港湾整備事業、流域下水道事業、公営競技事業
作成方法については、総務省が公表した「地方公共団体の総合的な財政分析に関する調査研究会報告書」で示された方法(いわゆる総務省方式)により作成しています。
(3)連結バランスシート
連結バランスシート:千葉県と連携協力して行政サービスを実施している関係団体を連結して一つの行政主体と見なして作成したものです。(関係団体の資産及び負債が千葉県に帰属するものではありません。)
作成方法:総務省の「地方公共団体のバランスシートの試行について」(平成17年9月)で示された基準に基づいて作成しています。
連結対象団体:連結の範囲は本県を構成団体とする一部事務組合、本県が設立した地方三公社、及び、本県が資本金、基本金その他これらに準ずるものの2分の1以上を出資している民法法人(これに準ずるものを含む)とし、具体的には以下の27団体としています。
(一部事務組合) |
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千葉県競馬組合 |
北千葉広域水道企業団 |
君津広域水道企業団 |
(地方三公社) |
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千葉県土地開発公社 |
千葉県道路公社 |
千葉県住宅供給公社 |
(出資法人) |
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(財)千葉県史料研究財団 |
(財)千葉県消防協会 |
(財)千葉県文化振興財団 |
(財)ちば国際コンベンションビューロー |
(財)かずさディー・エヌ・エー研究所 |
(社福)千葉県社会福祉事業団 |
(社福)千葉県身体障害者福祉事業団 |
(財)千葉県福祉ふれあい財団 |
(財)千葉県青少年女性協会 |
(財)千葉県動物保護管理協会 |
(財)千葉県産業振興センター |
(財)千葉県観光公社 |
(財)千葉県漁業振興基金 |
(財)千葉県水産振興公社 |
(財)千葉県建設技術センター |
(財)千葉県まちづくり公社 |
(財)千葉県下水道公社 |
(財)千葉県文化財センター |
(財)千葉県社会教育施設管理財団 |
(財)千葉県スポーツ振興財団 |
(財)千葉県暴力団追放県民会議 |
(4)施設別バランスシート行政コスト計算書
作成目的:県が設置した公の施設について収入支出の状況や、資産負債の状況を明らかにするため、千葉県独自で作成しているものです。
作成方法:普通会計における総務省方式を元に、当該施設に係る資産負債、行政コストを抽出して作成しています。
これまでの作成状況
平成14年度決算関宿城博物館
平成15年度決算国際総合水泳場
平成16年度千葉県のバランスシート等財務諸表について(PDF:168KB)
(資料)(PDF:253KB)
(参考)(PDF:196KB)
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