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更新日:令和5(2023)年5月16日
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令和5年5月臨時県議会の開会にあたり、御挨拶を申し上げます。
まず初めに、先の県議会議員選挙におきまして、当選の栄誉を担われました議員の皆様に、心からお祝いを申し上げます。
これから県議会の皆様と、活発で真摯な議論を交わしながら、千葉県の将来の発展に向けて取り組んでまいりたいと考えております。
皆様の御支援と御協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
なお、この際、当面する諸問題等について御報告申し上げます。
まず、防災対策について申し上げます。
連休中の5月5日には石川県能登地方で、そして、先週5月11日早朝には千葉県の南部で、大きな地震が立て続けに発生しました。
被災された皆様に心からお見舞いを申し上げます。
5月11日の地震では、木更津市で震度5強、君津市で震度5弱など、強い揺れが観測されたことから、ただちに災害対策本部を設置し、リエゾンの派遣やヘリコプターの活用などによる被害状況の把握などを実施したところです。
今後も災害等に迅速に対応できるよう万全を期してまいります。
次に、新型コロナウイルス感染症について申し上げます。
先日5月8日に新型コロナウイルス感染症の法令上の位置付けが、「5類感染症」に移行し、3年間に及ぶ対応に一つの大きな区切りが付きました。
これまで県の保健医療を支えていただいた関係者の皆様、また、感染防止対策に御協力をいただいた県民・事業者の皆様に改めて感謝を申し上げます。
5類への移行により、新型コロナへの対応は、今後、「特別な病気に対する特別な対応」から「一般的な病気に対する普遍的な対応」へシフトしていくこととなります。
これに伴い、臨時医療施設や宿泊療養施設など、これまでの様々な取組がその役割を終えたところですが、県民への医療等の提供に支障がないよう、外来対応医療機関の確保・公表や、入院調整に係る支援などを継続して実施してまいります。
また、「新型コロナウイルス感染症相談センター」を設置し、発熱された方や自宅療養中の方からの電話相談に引き続き対応しているところです。
県としましては、医療が円滑に提供されるよう配慮しつつ、新型コロナウイルス感染症の患者が、他の一般的な感染症と同様に受診できる医療提供体制に向けて移行を進めてまいります。
また、この3年間で得た知見や教訓を生かし、新たな感染症の発生にもしっかりと備えてまいります。
次に、成田空港をめぐる動きについて申し上げます。
成田空港では、令和10年度末の滑走路新設など、年間発着回数50万回に向けた更なる機能強化が進められています。
本年3月には、空港会社から「新しい成田空港構想」の中間とりまとめが公表され、集約型の旅客ターミナルや周辺地域との一体的運用を目指す新貨物地区の位置など、空港の将来像が示されました。
県では、こうした動きに合わせ、空港周辺地域の産業振興を図るため、土地利用規制の緩和に向けて取り組んでまいりました。
この結果、地域未来投資促進法の弾力的な運用により、農地を含む土地を物流施設等の事業用地として特例的に活用できることとなり、同法に基づく基本計画を県と周辺9市町の共同で作成し、3月末に国の同意を得たところです。
こうした中、具体的な動きとして、世界的な物流デベロッパーから、多古町において、空港内外一体の国際航空物流拠点を開発する意向が示されたことから、まずはこの実現に向け、多古町、空港会社を含む4者で連携・協力して取り組んでいるところです。
今後も、空港を核とする国際的な産業拠点の形成を目指して積極果敢に取り組み、千葉県全体の成長・発展に繋げてまいります。
以上、当面の諸問題等について御報告させていただきました。
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