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平成30年6月定例千葉県議会の知事あいさつ

本日ここに、6月定例県議会を招集し、当面する諸案件について御審議いただくことといたしました。

今回提案いたしました案件は、各種条例案及びその他附帯議案の19議案のほか、報告15件です。

以下、その主な概要について申し上げます。

 

議案第1号から議案第11号までの11議案は、いずれも条例の制定または一部改正に係るものでございます。そのうち主なものについて御説明申し上げます。

議案第1号は、介護保険法の一部改正による介護医療院の創設に伴い、その施設設備等の基準を定めるため、条例を制定しようとするものです。

議案第3号は、地方税法等の一部改正に伴う、県たばこ税の税率引上げなどのため、議案第4号は、選挙運動用ビラの公費負担を行うため、議案第7号は、千葉県男女共同参画センターを移転するため、議案第10号は、中小企業の事業承継の推進を目的として、県制度融資に係る損失てん補の対象を拡大するため、議案第11号は、市原高等学校と鶴舞桜が丘高等学校を統合するため、それぞれ条例の一部を改正しようとするものです。

 

次に、議案第12号及び議案第13号は、幕張メッセ及び千葉県総合スポーツセンター野球場の工事請負に係る契約を締結するため、議案第14号から議案第16号までの3議案は、労務単価の上昇に伴う工事請負契約の変更のため、議案第17号及び議案第18号は、工業団地に係る土地の処分のため、議案第19号は、有料道路事業の実施に係る同意のため、それぞれ議会の議決を得ようとするものです。

 

以上が、このたび提案いたしました議案の概要ですが、なお、この際、当面する諸問題等について御報告申し上げます。

 

はじめに、東京外かく環状道路の開通について申し上げます。

6月2日に東京外環自動車道の三郷南インターチェンジから高谷ジャンクションまでの15.5キロメートルが開通しました。この開通により、都心を通ることなく関東各地にアクセスが可能となり、物流の活性化、広域的な観光交流の促進などが期待されます。

併せて、側道部分となる国道298号の松戸市上矢切から市川市高谷までの区間、11.4キロメートルが開通し、市川・松戸間の地域が初めて4車線道路で結ばれ、沿線地域の渋滞緩和、生活道路の安全性向上に寄与するものと考えております。

今後も、広域的な幹線道路の整備を進めるとともに、その効果を県内全域に波及させるため、県内の道路ネットワーク整備に取り組んでまいります。

 

次に、「ちばアクアラインマラソン2018」について申し上げます。

10月21日の開催まで、あと4か月あまりとなりました。

4回目となる今回の大会には、2020年のパラリンピックの機運醸成に向け、障害のある方には「パラ・スポーツ枠」を、一定額の寄附をいただける方には「特別チャリティ枠」を、それぞれ特別枠として設けたところです。

また、一般枠では、フルマラソン、ハーフマラソン、合わせて1万7千人の総定員に対して、2倍を超える応募がありました。

今後は、各種イベントでのPR活動を通じ、大会の機運を盛り上げるとともに、大会当日には、千葉の魅力いっぱいの物産展や、コース沿道での熱い応援などにより、参加するランナーや観客、ボランティアの方々など関係するすべての皆様の心に残る大会になるよう、しっかりと準備を進めてまいります。

以上、このたび提案いたしました議案の概要及び当面の諸問題等について御報告させていただきました。

よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。