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更新日:令和6(2024)年6月10日
ページ番号:14116
環境基準の達成率が低い光化学オキシダント(Ox)について、注意報発令日を中心に、気象データ等を用いて解析しています。
野田、東葛、葛南、千葉、市原、君津、印西
関東地方は日本の南海上の高気圧に覆われ、千葉市における日照時間は11.7時間と長く、気温は5月であるにもかかわらず32.5℃まで上昇しました。また、朝から明確な気温逆転層が形成され、大気が滞留しやすい状況でした。
千葉県の地上付近の風の流線及びOx濃度をみると、午前11時には、千葉市から市原市にかけての東京湾岸域に東京湾からの海風が進入し、太平洋側からの東系の風との境に風の収束域ができていました。正午になると県西部において濃度が上昇し、風の収束域の西側に位置していた市原市の東京湾岸域においてOx濃度が120ppb以上に上昇しました。その後、風の収束域は北東方向へと移動し、Ox高濃度域も140ppb以上へと上昇しながら北方向へと広がっていき、午後3時には印西地域にまで移動しました。
令和5年5月18日 (左から午前11時、正午、午後2時、午後3時)
地上付近の風の流線及びOx濃度 (単位ppb、等値線は20ppb毎)。
破線はおおよその風の収束域を示す。
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