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更新日:令和6(2024)年7月1日
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一定地域内の1年間の経済活動について、各産業間や産業と消費者などとの財・サービスの取引関係(フロー)を一覧表にまとめ、県内の経済循環を明らかにしたものです。(今回は平成17年1月から12月までの1年間)
県民経済計算が付加価値の「生産・分配・支出」に着目しているのに対して、産業連関表は中間経費も加えた生産活動の全体構造を測定し、産業相互間の連関構造や最終需要並びに雇用者所得・営業余剰等の粗付加価値との関連を明らかにしています。
産業連関表は、5年毎に作成され、国では10省庁が合同で全国表を作成しているほか、全都道府県で地域表を作成しています。
千葉県は、既に、昭和55年表、60年表、平成2年表、7年表、12年表を公表しています。
平成17年生産者価格評価表(3部門表)を使って、産業連関表の見方を簡単にご説明します。
表の一番下と右端は、県内の各産業が平成17年1年間に生産した財・サービスの生産額が示されており、各産業ごとに各々の金額は一致しています。(一部端数調整)この縦・横(列・行)が一致するというバランスが、産業連関表の重要な特徴です。
縦(列)方向を見ると、表頭の各産業が表側のどの産業からいくら中間投入し粗付加価値をどれだけ産出したかが分かります。
横(行)方向を見ると、表側の各産業が表頭の産業に原材料等をいくら販売し家計等の最終需要に商品やサービスをいくら販売したかが分ります。
平成17年生産者価格評価表(3部門表)
平成17年産業連関表の構成は次のとおりです。
基本分類520行×407列
統合小分類190部門
統合中分類108部門
統合大分類36部門
簡易分類13部門
これら分類(部門)ごとに「生産者価格評価表」等の取引基本表、「逆行列係数表」等の係数表を、国の産業連関表と同期させ5年毎に作成しています。
(注)
1 36部門表による。(「財」は01~22及び35、「サービス」は23~34及び36の合計。)
2 四捨五入の関係で、内訳は合計と一致しない場合がある。
3 ここで、「消費」は家計外消費支出、民間消費支出及び一般政府消費支出、「投資」は県内総固定資本形成及び在庫純増をいう。
本県の産業構造は、36部門による特化係数をグラフでみると次のとおりであり、鉄鋼、石油・石炭製品、化学製品など素材型産業が全国の構成比水準を上回っていることを示しています。
(注)
1 特化係数とは、全国表の各部門構成比を1として県の各部門構成比を対比したもの。(1を超えると、全国の構成比水準を上回っていることになります。)
2 素材型産業は、パルプ・紙、窯業・土石、化学、石油・石炭、一次金属、金属製品。加工型産業は、食料品、繊維、一般機械、電気機械、輸送機械、精密機械、その他製造業。
ある部門(産業)に最終需要1単位が発生した場合、各部門に与える直接・間接の生産波及効果を表したものが「逆行列係数表」です。
下表は平成17年逆行列係数表(36部門表)[I-(I-M)A]-1型です。
平成17年表の全部門平均は1.3435倍となり、平成12年表の1.2888倍を上回りました。
(注)
1 [I-(I-M)A]-1型は、需要を県内生産だけでなく外国や他都道府県からの移輸入を考慮に入れたものです。
このほかに、需要を県内生産のみで賄った場合の(I-A)-1型があります。
(概要版項目別)
1 平成17年千葉県産業連関表から見た県経済(1)(PDF:471KB)
1 平成17年千葉県産業連関表から見た県経済(2)(PDF:555KB)
1 平成17年千葉県産業連関表から見た県経済(3)(PDF:256KB)
※13部門表のMS-Excel版は、ダウンロードのページにあります。
なお、より詳細な『報告書』は、県文書館(043-223-2658)で閲覧・購入できます。
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