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更新日:令和4(2022)年8月1日
ページ番号:8179
2000年世界農林業センサス
農業事業体調査・林業事業体調査結果速報
平成12年2月1日現在調査
《農家調査》
平成12年の総農家数は91,850戸で,平成7年に比べ12,703戸(ー2.1%)減少した。このうち,販売農家数は76,042戸(総農家に占める割合82.8%),自給的農家数は15,808戸(同17.2%)となり,前回より12,354戸(ー14.0%),349戸(ー2.2%)それぞれ減少した。
農家数の推移
販売農家について経営耕地規模別に農家数をみると,最も農家数の多い階層は0.5~1.0ha層の24,459戸で,総農家数の26.6%を占め,次いで1.0~1.5ha層の15,581戸となっている。
経営耕地規模別農家数の構成割合を平成7年と比べると,2.5ha以上の各階層の構成割合が高まっており,経営耕地面積の規模拡大がうかがわれる。
経営耕地規模別農家数の増減率
販売農家について主副業別に農家数をみると,主業農家(農業所得が主で,65歳未満の農業従事60日以上の者がいる農家)は,20,985戸(販売農家に占める割合27.6%)で,3,095戸(ー12.9%)減少し,準主業農家(農外所得が主で,65歳未満の農業従事60日以上の者がいる農家)は19,625戸(同25.8%)で6,176戸(ー23.9%)減少し,副業的農家(65歳未満の農業従事60日以上の者がいない農家)は35,432戸(同46.6%)で3,083戸(ー8.0%)減少した。
主副業別農家数の推移
販売農家について農産物販売金額別に農家数をみると,販売金額が50万円未満層から100~200万円層で全体の49.2%を占めている。
構成割合を平成7年と比べると,700万円以上の各階層で高まっており,2,000万円以上の層では農家数そのものが増加している。
販売金額規模別農家数
農業専従者(過去1年間に農業に150日以上従事した者)がいる農家数は,40,511戸で,平成7年より251戸(0.6%)増加したが,65歳未満の農業専従者がいる農家数は27,672戸で,4,490戸(ー14.0%)減少した。
農業労働力保有状態別農家数と販売農家数に占める割合
販売農家について農業経営組織別に農家数をみると,単一経営の稲作が37,876戸で4,861戸(ー11.4%)減少している。
農業経営組織別に農業労働力保有状態別農家数をみると,稲作では農業専従者がいる農家の割合が27.5%と低い一方,施設野菜,酪農,養豚,養鶏では90.0%を超える割合となっている。
農業経営組織別にみた農業専従者がいる農家数
この表は7列で構成されており、その項目は、区分、販売のあった農家数、農業専従者がいる農家数の計、農業専従者がいる農家のうち男女の専従者がいる農家数、農業専従者がいる農家のうち専従者が男だけの農家数、農業専従者がいる農家のうち専従者が女だけの農家数、農業専従者がいない農家数です。
区分 |
販売の |
農業専従者がいる農家 |
農業専従者 |
||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
小計 |
男女の |
農業専従者 |
農業専従者 |
||||
計 |
72,104 |
40,055 |
26,591 |
7,321 |
6,143 |
32,049 |
|
単一経営 |
54,684 |
25,245 |
15,445 |
5,454 |
4,346 |
29,439 |
|
|
稲作 |
37,876 |
10,411 |
3,973 |
3,842 |
2,596 |
27,465 |
施設野菜 |
1,702 |
1,667 |
1,509 |
63 |
95 |
35 |
|
酪農 |
1,204 |
1,186 |
977 |
153 |
56 |
18 |
|
養豚 |
327 |
313 |
258 |
44 |
11 |
14 |
|
養鶏 |
145 |
141 |
116 |
19 |
6 |
4 |
|
準単一複合経営 |
14,263 |
11,967 |
8,920 |
1,565 |
1,482 |
2,296 |
|
複合経営 |
3,157 |
2,843 |
2,226 |
302 |
315 |
314 |
販売農家について専兼業別に農家数をみると,専業農家数は14,613戸(販売農家に占める割合19.2%),第一種兼業農家数は12,956戸(同17.0%),第二種兼業農家数は48,473戸(同63.7%)となっており,兼業農家が80.8%を占めている。
専兼業別農家数の推移
農家人口は416,215人で,平成7年に比べ67,970人(ー14.0%)減少した。
男女別では,男子が205,141人,女子が211,074人でそれぞれ33,167人,34,803人減少した。
農家人口のうち販売農家人口は352,937人,自給的農家人口は63,278人となっている。
農家人口の推移
この表は11列で構成されており、その項目は、区分、県総世帯数、総農家数、農家の割合、県総人口、農家人口の計、農家人口の男、農家人口の女、農家人口の割合、県1世帯当たり世帯員数、農家1世帯当たり世帯員数です。
区分 |
県 |
総農家数 |
農家 |
県総人口 |
農家人口(総農家) |
農家 |
県 |
農家 |
||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
計 |
男 |
女 |
||||||||
平成2年 |
1,778,004 |
117,294 |
6.6 |
5,509,314 |
556,278 |
273,761 |
282,517 |
10.1 |
3.1 |
4.4 |
平成7年 |
2,008,693 |
104,553 |
5.2 |
5,799,828 |
484,185 |
238,308 |
245,877 |
8.3 |
2.9 |
4.6 |
平成12年 |
2,164,220 |
91,850 |
4.2 |
5,928,539 |
416,215 |
205,141 |
211,074 |
7.0 |
2.7 |
4.5 |
増減率(%) |
13.0 |
ー10.9 |
ー21.1 |
5.3 |
ー13.0 |
ー13.0 |
ー13.0 |
ー17.3 |
ー6.8 |
ー2.4 |
増減率(%) |
7.7 |
ー12.1 |
ー18.5 |
2.2 |
ー14.0 |
ー13.9 |
ー14.2 |
ー15.9 |
ー5.1 |
ー2.1 |
15歳以上の世帯員のうち過去1年間に農業従事した世帯員は252,058人で,平成7年に比べ17,199人(ー6.4%)減少した。
このうち販売農家の農業従事した世帯員は218,960人で,平成7年に比べ19,095人(ー8.0%)減少し,販売農家人口352,937人の62.0%となっている。そのうち農業のみに従事した世帯員は126,694人,農業とその他の仕事に従事したが農業が主の世帯員は8,960人,その他の仕事が主の世帯員は83,306人となっている。
販売農家における農業従事者の構成比
農業就業人口(農業に従事した世帯員のうち,農業のみに従事と農業とその他の仕事に従事したが農業が主の世帯員)は135,654人で,平成7年に比べ,8,806人(ー6.1%)減少したが,65歳以上の層では67,347人で,9,238人(15.9%)増加した。
基幹的農業従事者(農業就業人口のうち仕事が主の世帯員)は84,582人で,平成7年と比べると21,023人(ー19.9%)減少した。
年齢別農業就業人口の構成比
年齢別基幹的農業従事者数の構成比
農業後継者のいる農家数は,53,661戸(販売農家に占める割合70.6%)で,そのうち同居農業後継者がいる農家数は47,216戸(同62.1%),他出農業後継者がいる農家数は6,445戸(同8.5%)であった。
農業後継者を就業状態別にみると,農業に従事した同居の農業後継者は29,209人,他出農業後継者は2,926人となっている。
経営耕地面積は99,967haで,平成7年に比べ9,500ha(ー8.7%)減少した。地目別にみると,田が64,263ha,畑が31,530ha,樹園地が4,174haとなり,田は5,129ha,畑は3,583ha,樹園地は788haそれぞれ減少した。
また,農家1戸あたりの経営耕地面積をみると,108.8aで平成7年より4.1a(3.9%)増加している。
経営耕地面積と1戸当たり経営耕地面積
借入耕地面積は16,143haで,平成7年に比べ3,331ha(26.0%)増加し,借入耕地のある農家1戸当たりの借入耕地面積も63.5aで平成7年より8.9a(16.3%)増加している。
販売農家の借入耕地について経営耕地面積規模別に耕地の借入状況をみると,規模の大きい階層ほど借入農家1戸当たりの借入面積が大きく,5ha以上では496.9aと平成7年に比べて44.6a(9.9%)増加した。
また,経営耕地面積規模別に借入耕地面積の占める割合をみると,規模が大きくなるほど高く,経営耕地面積5ha以上の階層では61.7%と平成7年に比べて6.4ポイント上昇し,借入れによって規模拡大を図っていることがうかがえる。
なお,10.0ha以上では借入農家1戸当たりの借入面積は1197.0a,借入耕地面積の割合は78.1%となっている。
借入耕地面積と借入耕地のある農家1戸当たり借入耕地面積
経営耕面積地規模別の耕地の借入状況
販売目的で作物を作付けした農家数を作付けた作物の種類別にみると,稲が57,508戸(販売目的で作付けした販売農家数に対する割合82.7%)で最も多く,次いで野菜類が24,490戸(同35.2%)となっている。
作付けした作物の類別農家数とその割合
区分 |
実 |
稲 |
麦類 |
雑穀 |
いも類 |
豆類 |
工芸 |
野菜類 |
花き類 |
種苗・ |
その他の |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
農家数 |
69,553 |
57,508 |
734 |
914 |
11,025 |
10,853 |
475 |
24,490 |
4,256 |
551 |
991 |
実農家数に |
100.0% |
82.7% |
1.1% |
1.3% |
15.9% |
15.6% |
0.7% |
35.2% |
6.1% |
0.8% |
1.4% |
施設のある農家数を平成7年と比べてみると,施設のある実農家数は8,826戸で793戸(△8.2%)減少し,施設面積は175,131aで5,529a(△3.1%)減少した。
このうち,ハウスは農家数で8.2%,面積では2.7%減少したものの,1戸あたりハウス面積は19.0aと5.6%の増加となった。ガラス室については,農家数は4.8%,面積は8.5%の減少で,1戸あたりガラス室面積も15.0aと3.8%の減少となった。
家畜の飼養農家数は,各畜種とも減少した。
また,1戸あたりの家畜の飼養(出荷)頭羽数をみると,乳用牛が4.8頭(15.4%),肉用牛が10.1頭(18.2%),豚が297.1頭(54.3%)及び採卵鶏が37.2百羽(36.6%)と増加し,ブロイラーは0.2百羽(△0.0%)減少しているが,ほとんどの畜種で規模拡大が進んでいる。
乳用牛・肉用牛飼養農家数及び1戸当たり頭数
豚飼養農家数及び1戸当たり飼養頭数
採卵及びブロイラー飼養(出荷)農家数及び1戸当たり飼養(出荷)羽数
水稲作の作業を請負わせた農家数割合(水稲作付農家数に対する割合)をみると,57.4%で平成7年に比べ19.8ポイント上昇している。
全作業委託した農家数割合は6.7%で,平成7年に比べ5ポイント上昇しているが,水稲作の作業別に請け負わせた農家数割合は,防除を除く全ての作業で減少している。
水稲作請負わせ農家数の推移
水稲作の作業を請負った農家数割合(水稲作付農家数に対する割合)は5.2%で,平成7年に比べ1.1ポイント上昇している。
全作業を請負った農家数割合は平成7年と同じであったが,作業別での請負いは全ての作業で増加している。
水稲作請負い農家数の推移
農家の農業用機械の所有台数(個人所有)の増減数をみると,動力耕うん機・農用トラクターのうち乗用型トラクターは1,225台,動力防除機は7,216台,動力田植機7,916台,バインダーは8,838台,自脱型コンバインは3,087台,米麦用乾燥機は8,788台減少し,乗用型スピードスプレヤーは90台増加した
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