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更新日:令和4(2022)年2月9日
ページ番号:14139
降下ばいじんとは、大気中の粒子状物質のうち重力または雨によって沈降するばいじん、粉じん等の物質の総称で、県では昭和35年度から降下ばいじんの実態を把握するため調査を開始し、継続して実施しています。なお、不溶性降下ばいじん中の金属成分3項目(アルミニウム、マンガン、鉄)についても分析を行っています。
千葉県、千葉市、柏市、市原市、香取市、木更津市、君津市、富津市(平成26年度までは、市川市、船橋市、松戸市も調査を実施)。
降下ばいじん:ダストジャー(写真右上、円筒状で内径8.85cm高さ21cmの容器)を約1カ月設置して容器中に降下物を捕集します。捕集後、ろ過し、水不溶性及び水溶性降下ばいじんを乾燥後、重量を測定します。さらに、水不溶性降下ばいじん中の金属成分3項目(アルミニウム(Al)、マンガン(Mn)、鉄(Fe))について分析を行っています。
浮遊粒子状物質とは、空気中に浮遊している粒径が10μm以下の粉じんをいいます。人体に対する影響があるとされており、県では自動測定器で質量濃度を測定しています。浮遊粒子状物質の成分については、ローボリウムエアサンプラー法により、昭和49年度から平成29年度まで実態調査を実施しました。
千葉県、千葉市、柏市(平成26年度までは船橋市、松戸市も実施)。
ローボリウムエアサンプラー(写真右下、1分20Lのスピードで吸引し、ろ紙上に10μm以下の浮遊粉じんを捕集します。)で捕集後、重量を測定します。捕集された浮遊粒子状物質について、金属成分10項目(アルミニウム(Al)、バナジウム(V)、クロム(Cr)、マンガン(Mn)、鉄(Fe)、ニッケル(Ni)、銅(Cu)、亜鉛(Zn)、カドミウム(Cd)、鉛(Pb))を分析しています。
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