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更新日:令和4(2022)年5月30日

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事業者の皆様へのお願い~夏季のVOC対策にご協力をお願いします!~

~夏季は気温が高く、特に有機溶剤が揮発しやすい環境です~

千葉県では、VOC対策を6月~9月の夏季に強化して行っております。夏季は気温が高いため、特にVOCが揮発しやすい環境になりますので、できることから、より一層のVOC排出抑制対策を進めましょう。夏季のVOC排出削減に、ご理解、ご協力をお願いします。
なお、千葉県では、中小企業の皆様を対象に県職員が事業所を訪問し、VOCの簡易測定を行い、無料で必要なアドバイスを行うVOC対策アドバイス制度も行っています。

作業環境改善!こまめにフタ閉めを行いましょう。

排ウエスの密閉

容器のフタ閉め

洗浄槽のフタ閉め

 

容器のフタを閉めるだけで、VOCの蒸発濃度は格段に変わります容器のフタを閉めるだけで、VOCの蒸発濃度は格段に変わります(左図)。容器や洗浄槽等のフタ閉めをこまめに行いましょう。
また、容器の保管・貯蔵時の管理も重要です。インキ・溶剤、洗浄液等の容器は適度な空間をもたせて密閉し、直射日光を避け、風通しのよい場所に保管しましょう。容器の材質は丈夫なものを使い、液が漏れないようにしましょう。

 

 

低VOC製品を積極的に選びましょう。

VOC排出抑制を考慮した製品を発注しましょう。

印刷には、植物油タイプインキを使用しましょう

塗装にはハイソリッド塗料、メッキなどには水系洗浄剤を使用しましょう

 

なぜ、VOC対策が必要なのか?

光化学オキシダントやSPMの原因となるVOC

VOCは太陽の紫外線を受けて反応し、光化学オキシダントを生成したり、浮遊粒子状物質にも変化します

VOCとは、揮発性有機化合物(VolatileOrganicCompounds)の頭文字をとったもので、塗料や印刷インキの溶剤などに使われるトルエンやドライクリーニングなどに使われるテトラクロロエチレン等、大気中で気体状となる有機化合物の総称です。
VOCは太陽の紫外線を受けて反応し、有害な光化学オキシダント(Ox)を生成したり、浮遊粒子状物質(SPM)にも変化します(左図)。

 

高濃度化・広域化するオキシダント

光化学オキシダントは、近年高濃度化・広域化する傾向にあります工場・事業場に対するばい煙の排出規制等により、千葉県内の大気環境は改善されてきました。ところが、光化学オキシダントは、近年高濃度化・広域化する傾向にあります(右図)。
光化学オキシダントによる健康被害も年数件報告されています。

 

 

夏季におけるVOC排出削減の重要性

光化学スモッグ注意報等月別発令状況光化学オキシダントが生成されやすいのは、日差しが強く気温が高い6月~9月です。
オキシダントが高濃度になる条件として、1.日最高気温が25℃以上、2.日照があること、3.東京湾や相模湾からの海風の進入があること等があります。
光化学スモッグ注意報は、主に毎年6月~9月に発令されます。右図の月別発令状況を見ても、夏季のVOC排出削減対策が特に重要であることがわかります。
(※光化学スモッグ注意報:オキシダントが高濃度(120ppb)となり、継続が見込まれる場合に発令)

「夏季のVOC対策」は、埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県・横浜市・川崎市・千葉市・さいたま市・相模原市の九都県市が連携して呼びかけています。

 

お問い合わせ

所属課室:環境生活部大気保全課大気指導班

電話番号:043-223-3802

ファックス番号:043-224-0949

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