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更新日:令和6(2024)年1月31日
ページ番号:633460
発表日:令和6年1月31日
企業局管理部財務課
上水道事業では「千葉県営水道事業中期経営計画(令和3年度~令和7年度)」に基づき、「いつでも、安全でおいしい水を安定して供給し、お客様が安心し、信頼を寄せる水道」を基本理念に、3つの基本目標である、(1)「『強靭』な水道の構築」、(2)「『安全』な水の供給」、(3)「お客様からの『信頼』の確保」に、計画的に取り組んでいます。
令和6年度当初予算では、中期経営計画の目標の達成に向けて必要な予算を計上します。
○収益的収入は、前年度に比べて16億29百万円増の841億88百万円を見込んでいます。主なものは、給水収益で、新型コロナウイルス感染症の5類移行後の推移等から、小口径(家庭用)は下げ止まり、大口径(家庭用以外)は回復傾向が続くと想定し、前年度に比べて12億31百万円増の657億42百万円です。
○収益的支出は、前年度に比べて16億11百万円増の812億21百万円を計上します。主なものは、以下のとおりです。
○この結果、収益的収支の純利益は、前年度に比べて1億5百万円減の2億63百万円となる見込みです。
○資本的収入は、前年度に比べて137億22百万円増の430億77百万円を見込んでいます。主なものは、企業債で、水道施設の更新需要の増大に伴い、前年度に比べて119億円増の369億円です。
〇資本的支出は、前年度に比べて54億13百万円増の768億96百万円を計上します。主なものは、以下のとおりです。
区分 | 令和6年度 当初予算案 A |
令和5年度 当初予算額 B |
対前年度 増減額 |
対前年度 比率 |
備考 |
---|---|---|---|---|---|
収益的収入 |
84,188 |
82,559 |
1,629 |
2.0% |
給水収益 65,742 給水申込納付金 4,144 長期前受金戻入 7,430 |
収益的支出 |
81,221 |
79,610 |
1,611 |
2.0% |
人件費 6,205 動力費 4,758 修繕費 9,359 薬品費 4,128 委託料 11,071 減価償却費 29,533 |
収支差 |
2,967 | 2,949 | 18 | 0.6% | - |
消費税資本的 収支調整額等 |
△2,704 |
△2,581 |
△123 |
△4.8% |
- |
純利益 |
263 |
368 |
△105 |
△28.5% |
- |
資本的収入 |
43,077 |
29,355 |
13,722 |
46.7% |
企業債 36,900 工事負担金 3,679 |
資本的支出 |
76,896 |
71,483 |
5,413 |
7.6% |
建設事業費 64,652 企業債償還金 11,990 |
収支差 |
△33,819 |
△42,128 |
8,309 |
19.7% |
- |
支出予算総額 |
158,117 |
151,093 |
7,024 |
4.6% |
- |
※資本的収支における33,819百万円の不足額は、消費税資本的収支調整額、減債積立金及び損益勘定留保資金(減価償却費など)で補填します。
令和6年度末の企業債残高は、令和5年度末見込に比べ249億10百万円増加し、1,870億28百万円となる見込み。
令和5年度末残高見込 A |
令和6年度当初予算案 借入額B |
令和6年度当初予算案 償還額C |
差引D=B-C |
令和6年度末残高見込 A+D |
---|---|---|---|---|
162,118 |
36,900 |
11,990 |
24,910 |
187,028 |
令和6年度末の資金残高は、令和5年度末見込に比べ38億80百万円減少し、243億85百万円となる見込み。
老朽度や重要度等を勘案し、管路の更新・整備を行っていきます。
鋳鉄管更新工事(小中口径管) 284億円(債務負担行為124億円)
近い将来発生が懸念される首都直下地震等の大規模地震に備え、湾岸埋立地域の管路や病院・防災拠点等の重要給水施設への管路の更新・耐震化を優先的に進めていきます。
大口径管路更新工事 30億39百万円(債務負担行為61億62百万円)
第二木下~柏井導水管整備事業 3億79百万円(債務負担行為57百万円)
老朽化が著しい浄・給水場等について、計画的に電気設備・機械設備等の更新・整備を進めていきます。
災害等による停電時においても浄水処理や送配水を継続できるよう、浄給水場等における非常用自家発電機の増強や燃料タンクの増設などを実施します。
非常用自家発電設備の増強(再掲) 145億17百万円
非常用自家発電設備の燃料確保 12百万円
企業局本局機能の分散配置を解消するとともに、危機管理体制を強化するため、県庁近傍の新都市ビル跡地に新庁舎を建設します。
令和6年度は、令和7年度の供用開始に向け、建設工事の着実な進捗を図ります。
お客様に安全な水をお届けするため、水質検査機器の更新及び赤濁水等の発生防止を目的とした管内洗浄等を行い、浄水場から蛇口まで、水質管理を徹底してまいります。
お客様に安全でおいしい水を供給するため、塩素濃度低減に向けた管路末端での塩素濃度の測定や、赤濁水等の発生防止を目的とした管内洗浄のほか、貯水槽設置者による貯水槽水道の適正管理等を促進していきます。
水道料金の支払や各種手続きについて、オンライン化、キャッシュレス化、ペーパーレス化を進めることにより、お客様満足度や利便性の更なる向上を図ります。
(主なサービスと導入スケジュール)
水道水への信頼と安心、事業への御理解・御協力をいただけるよう、「県水だより」の発行等を通じた広報活動とインターネットモニター等によりお客様の声を伺う広聴活動を実施します。
環境負荷の低減を目指し、再生可能エネルギーの導入等を進めます。
工業用水道事業では、「千葉県工業用水道事業施設更新・耐震化長期計画」(平成30年度~令和39年度)及び、この長期計画を具体化した中期経営計画(令和5年度~令和9年度)に基づき、浄・給水場施設及び管路等の更新・耐震化や、大規模な風水害の発生に備えた停電対策などの事業費について、必要な予算を計上します。また、環境負荷の低減に向けた取組を進めます。
○収益的収入は、前年度に比べて1億10百万円減の139億24百万円を見込んでいます。主なものは、給水収益等で、前年度に比べて10百万円減の124億83百万円です。
○収益的支出は、前年度に比べて1億6百万円減の135億23百万円を計上します。主なものは、以下のとおりです。
○この結果、収益的収支の純利益は、前年度に比べて1百万円減の49百万円となる見込みです。
○資本的収入は、前年度に比べて18億75百万円増の56億35百万円を見込んでいます。主なものは、造成土地管理事業会計からの出資金で、前年度と同額の30億円です。
○資本的支出は、前年度に比べて15億60百万円増の122億39百万円を計上します。主なものは、以下のとおりです。
区分 | 令和6年度 当初予算案 A |
令和5年度 当初予算額 B |
対前年度 増減額 |
対前年度 比率 |
備考 |
---|---|---|---|---|---|
収益的収入 |
13,924 |
14,034 |
△110 |
△0.8% |
給水収益等 12,483 長期前受金戻入 1,278 |
収益的支出 |
13,523 |
13,629 |
△106 |
△0.8% |
人件費 978 動力費 1,227 修繕費 674 委託料 2,400 減価償却費 5,878 |
収支差 | 401 | 405 | △4 | △1.0% | - |
消費税資本的 収支調整額等 |
△352 |
△355 |
3 |
0.8% |
- |
純利益 |
49 |
50 |
△1 |
△2.0% |
- |
資本的収入 |
5,635 |
3,760 |
1,875 |
49.9% |
企業債 2,028 国庫補助金 488 出資金 3,000 |
資本的支出 |
12,239 |
10,679 |
1,560 |
14.6% |
建設事業費 8,549 貯水施設費 551 企業債償還金 1,789 |
収支差 |
△6,604 |
△6,919 |
315 |
4.6% |
- |
支出予算総額 |
25,762 |
24,308 |
1,454 |
6.0% |
- |
※資本的収支における6,604百万円の不足額は、消費税資本的収支調整額、減債積立金及び損益勘定留保資金(減価償却費など)で補填します。
令和6年度末の企業債残高は、令和5年度末見込に比べ2億39百万円増加し、135億1百万円となる見込み。
令和5年度末残高見込 A |
令和6年度当初予算案 借入額B |
令和6年度当初予算案 償還額C |
差引D=B-C |
令和6年度末残高見込 A+D |
---|---|---|---|---|
13,262 |
2,028 |
1,789 |
239 |
13,501 |
令和6年度末の資金残高は、令和5年度末見込に比べ10億16百万円減少し、342億67百万円となる見込み。
○施設更新・耐震化事業の実施 73億69百万円(R5 62億46百万円)
[債務負担行為 82億12百万円(R5 101億22百万円)]
持続可能な工業用水道事業の構築と安定的な工業用水の供給を目指して策定した「施設更新・耐震化長期計画」に基づき計画的に事業を実施します。
(1)浄水場等施設更新 51億28百万円(R5 34億87百万円)
[債務負担行為 59億17百万円(R5 66億5百万円)]
(ア)佐倉浄水場更新 21億79百万円(R5 14億49百万円)
[債務負担行為 14億37百万円(R5 13億23百万円)]
汚泥処理棟内の排水処理設備の更新を実施します。また、新沈殿池築造により用途廃止となる佐倉市道の付替工事等を行います。
(イ)その他の浄水場等更新 29億49百万円(R5 20億38百万円)
[債務負担行為 44億80百万円(R5 52億82百万円)]
(2)管路・水管橋の更新 22億41百万円(R5 27億59百万円)
[債務負担行為 22億95百万円(R5 35億17百万円)]
老朽化したコンクリート管等の管路及び水管橋の更新を実施します。
(ア)管路更新 20億75百万円(R5 19億30百万円)
[債務負担行為 8億18百万円(R5 34億82百万円)]
(イ)水管橋更新 1億66百万円(R5 8億29百万円)
[債務負担行為 14億77百万円(R5 35百万円)]
○停電対策の実施(再掲) 1億83百万円(R5 4億45百万円)
[債務負担行為 28百万円(R5 15億92百万円)]
災害等による停電時においても浄水処理や送配水を継続できるよう、浄給水場等における非常用自家発電設備を増強します。
○新庁舎整備事業(再掲) 2億58百万円(R5 1億71百万円)
[債務負担行為 9百万円(R5 ー)]
企業局本局機能の分散配置を解消するとともに、危機管理体制を強化するため、県庁近傍の新都市ビル跡地に新庁舎を建設します。
令和6年度は、令和7年度の供用開始に向け、建設工事の着実な進捗を図ります。
○造成土地管理事業会計からの出資金の受入 30億円(R5 30億円)
「施設更新・耐震化長期計画」の着実な実施に向け、財務基盤の強化のため造成土地管理事業会計から30億円の出資を受け入れます。
○環境負荷の低減に向けた取組 5百万円(R5 18百万円)
環境負荷の低減を目指し、公用車に電動車の導入を進めます。
造成土地管理事業では、「千葉県造成土地管理事業経営計画(令和3年度~令和7年度)」に基づき、土地の需要動向等、今後の地域社会における社会経済情勢の変化を見通しながら、経営の一層の健全化を図り、地域経済の発展に資する産業用地・住宅用地等を提供していくことに取り組んでいます。
令和6年度当初予算では、本計画に基づき、保有する資産の処分を進めるために必要となる予算を計上します。
○収益的収入は、前年度に比べて12億27百万円減の107億80百万円を見込んでいます。主なものは、土地分譲収入で、幕張・検見川地域での新規分譲等を見込んでおり、前年度に比べて、17億53万円減の60億90百万円です。
○収益的支出は、前年度に比べて6億92百万円減の120億30百万円を計上します。主なものは、以下のとおりです。
○この結果、損益は、前年度に比べて5億36百万円減の12億38百万円の純損失となる見込みです。
○資本的収入は、前年度に比べて36百万円増の13億39百万円を見込んでいます。主なものは、工業用水道事業会計貸付金の返還金で、前年度と同額の10億円です。
○資本的支出は、前年度に比べて37億82百万円増の81億51百万円を計上します。主なものは、工業用水道事業会計への出資金で、前年度と同額の30億円です。
区分 | 令和6年度 当初予算案 A |
令和5年度 当初予算額 B |
対前年度 増減額 |
対前年度 比率 (A-B)/B |
備考 |
---|---|---|---|---|---|
収益的収入 |
10,780 |
12,007 |
△1,227 |
△10.2% |
土地分譲収入 6,090 土地貸付収入 2,521 |
収益的支出 |
12,030 |
12,722 |
△692 |
△5.4% |
土地分譲原価 3,495 人件費 1,053 修繕費 392 委託料 2,676 負担金 755 |
収支差 | △1,250 | △715 | △535 | 74.8% | - |
消費税資本的 収支調整額等 |
12 |
13 |
△1 |
- |
- |
純利益 |
△1,238 |
△702 |
△536 |
76.4% |
- |
資本的収入 |
1,339 |
1,303 |
36 |
2.8% |
貸付金返還金 1,210 |
資本的支出 |
8,151 |
4,369 |
3,782 |
86.6% |
工水会計出資金 3,000 有価証券購入 4,000 |
収支差 |
△6,812 |
△3,066 |
△3,746 |
122.2% |
- |
支出予算総額 |
20,181 |
17,091 |
3,090 |
18.1% |
- |
※収益的収支における1,238百万円の純損失は、繰越利益剰余金で補填します。
※資本的収支における6,812百万円の不足額は、損益勘定留保資金(土地分譲原価など)で補填します。
令和6年度末の資金残高は、令和5年度末見込に比べ44億5百万円減少し、1,004億14百万円となる見込み。
令和5年度末で約148ヘクタールと見込まれる未処分土地については、令和6年度は約4ヘクタール減少し、令和6年度末で約144ヘクタールとなる見込み。
R4年度末 |
R5年度末見込 |
R6年度末見込 |
---|---|---|
168 |
148 |
144 |
○土地分譲等 86億11百万円(R5 102億28百万円)
企業ニーズに柔軟かつ機動的に対応しながら、保有土地の分譲を行うとともに、土地の有効利用を図るため、事業用定期借地契約などにより、土地貸付を行います。
(1) 分譲収益 60億90百万円(R5 78億43百万円)
分譲収益について、内陸地域で増となる一方、臨海地域などで減となることなどにより、17億53百万円減の60億90百万円となる見込みです。
(単位:百万円)
地域名 |
令和6年度当初予算A |
令和5年度当初予算B |
増減額A-B |
---|---|---|---|
幕張・検見川地域 |
3,277 |
3,570 |
△293 |
千葉北部地域 |
1,811 |
2,438 |
△627 |
臨海地域 | 40 | 1,834 | △1,794 |
内陸地域 | 962 | 1 | 961 |
合計 |
6,090 |
7,843 |
△1,753 |
(2) 貸付収益 25億21百万円(R5 23億85百万円)
貸付収益について、内陸地域で減となる一方、幕張・検見川地域で増となることにより、1億36百万円増の25億21百万円となる見込みです。
(単位:百万円)
地域名 |
令和6年度当初予算A |
令和5年度当初予算B |
増減額A-B |
---|---|---|---|
幕張・検見川地域 |
2,235 |
2,070 |
165 |
千葉北部地域 |
183 |
193 |
△10 |
臨海地域 |
98 |
98 |
0 |
内陸地域 |
5 |
24 |
△19 |
合計 |
2,521 |
2,385 |
136 |
○保有資産の管理等 11億75百万円(R5 3億66百万円)
[債務負担行為 1億26百万円(R5 1億7百万円)]
保有資産の管理及び公共施設の引継ぎ工事などを行います。
○千葉ニュータウン関連経費 25億84百万円(R5 29億77百万円)
千葉ニュータウンの開発に伴い必要となった学校等の公益施設の整備に係る費用の一部負担等を行います。
○工業用水道事業への出資 30億円(R5 30億円)
工業用水道事業の財務基盤の充実を図るため、施設更新・耐震化事業等に必要な資金の一部について出資を行います。
○新庁舎整備事業(再掲) 5億79百万円(R5 3億84百万円)
[債務負担行為 20百万円(R5 ー)]
企業局本局機能の分散配置を解消するとともに、危機管理体制を強化するため、県庁近傍の新都市ビル跡地に新庁舎を建設します。
令和6年度は、令和7年度の供用開始に向け、建設工事の着実な進捗を図ります。
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