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更新日:令和5(2023)年1月25日
ページ番号:558213
発表日:令和5年1月25日
企業局管理部財務課
上水道事業では中期経営計画(令和3年度~令和7年度)に基づき、「いつでも、安全でおいしい水を安定して供給し、お客様が安心し、信頼を寄せる水道」を基本理念に、3つの基本目標である、(1)「『強靭』な水道の構築」、(2)「『安全』な水の供給」、(3)「お客様からの『信頼』の確保」に、計画的に取り組んでいます。
令和5年度当初予算では、中期経営計画の目標の達成に向けて必要な予算を計上します。
また、お客様サービスの向上や経営の効率化のためICT技術の活用を図るとともに、環境負荷の低減に向けた取組を進めます。
○収益的収入は、給水収益について、新型コロナウイルス感染症の影響が一定程度残ること等を想定し、前年度に比べて7億16百万円減の645億11百万円を見込むなど、前年度に比べて4億36百万円減の825億59百万円を見込んでいます。
○収益的支出は、
など、前年度に比べて4億78百万円増の796億10百万円を計上します。
○この結果、収益的収支の純利益は、前年度に比べて7億13百万円減の3億68百万円となる見込みです。
○建設事業費は、
となった一方、
となったことなどにより、前年度に比べて8億81百万円増の581億96百万円を計上します。
区分 | 令和5年度 当初予算案 A |
令和4年度 当初予算額 B |
対前年度比較 | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|
増減額 (A-B) |
比率 (A-B)/B |
||||
収益的収入 |
82,559 |
82,995 |
△436 |
△0.5% |
給水収益 64,511 給水申込納付金 4,087 長期前受金戻入 7,484 |
収益的支出 |
79,610 |
79,132 |
478 |
0.6% |
人件費 6,065 動力費 5,235 修繕費 8,470 薬品費 4,104 委託料 11,120 減価償却費 28,554 |
収支差
消費税資本的 収支調整額等 |
2,949
△2,581 |
3,863
△2,782 |
△914
201 |
△23.7%
7.2% |
- |
純利益 |
368 |
1,081 |
△713 |
△66.0% |
- |
資本的収入 |
29,355 |
26,079 |
3,276 |
12.6% |
企業債 25,000 工事負担金 2,996 |
資本的支出 |
71,483 |
69,972 |
1,511 |
2.2% |
建設事業費 58,196 企業債償還金 13,037 |
収支差 |
△42,128 |
△43,893 |
1,765 |
4.0% |
- |
支出予算総額 |
151,093 |
149,104 |
1,989 |
1.3% |
- |
※資本的収支における42,128百万円の不足額は、消費税資本的収支調整額、減債積立金及び損益勘定留保資金(減価償却費など)で補填します。
令和5年度末の企業債残高は、前年度に比べ119億63百万円増加し、1,681億18百万円となる見込みです。
令和4年度末残高見込 A |
令和5年度当初予算案 |
令和5年度末残高見込 A+D |
||
---|---|---|---|---|
借入額B |
償還額C |
差引D=B-C |
||
156,155 |
25,000 |
13,037 |
11,963 |
168,118 |
令和5年度末の資金残高は、前年度に比べ134億59百万円減少し、156億78百万円となる見込みです。
老朽度や重要度等を勘案し、管路の更新・整備を行っていきます。
鋳鉄管更新工事(小中口径管) 263億円(債務負担行為109億円)
近い将来発生が懸念される首都直下地震等の大規模地震に備え、湾岸埋立地域の管路や病院・防災拠点等の重要給水施設への管路の更新・耐震化を優先的に進めていきます。
大口径管路更新工事 52億92百万円(債務負担行為53億7百万円)
第二木下~柏井導水管整備事業 4億10百万円
令和3年10月の地震に伴う水管橋の漏水事故を受け、同様の継手を使用した水管橋について緊急修繕を実施します。
老朽化が進んだ栗山浄水場から、近接するちば野菊の里浄水場に機能を移転し、併せて高度浄水処理機能を導入するため、令和5年度は、非常用自家発電設備などの工事を実施します(令和5年度中の給水開始予定)。
老朽化が著しい浄・給水場等について、計画的に電気設備・機械設備等の更新・整備を進めていくとともに、ICT技術の活用を図ります。
災害等による停電時においても浄水処理や送配水を継続できるよう、浄給水場等における非常用自家発電機の増強や燃料タンクの増設などを実施します。
非常用自家発電設備の増強(再掲) 47億51百万円(債務負担行為 76億4百万円)
非常用自家発電設備の燃料確保 12百万円
企業局本局機能の分散配置を解消するとともに、危機管理体制を整備・強化するため、県庁近傍の新都市ビル跡地に新庁舎を建設します。
令和5年度は、令和7年度の供用開始に向け、令和4年度末に契約する予定の建設工事について、着実な進捗を図ります。
お客様に安全な水をお届けするため、水質検査機器の更新及び赤濁水等の発生防止を目的とした管内洗浄等を行い、浄水場から蛇口まで、水質管理を徹底してまいります。
お客様に安全でおいしい水を供給するため、塩素濃度低減に向けた管路末端での塩素濃度の測定や、赤濁水等の発生防止を目的とした管内洗浄のほか、貯水槽設置者による貯水槽水道の適正管理等を促進していきます。
水道料金の支払や各種手続きについて、オンライン化、キャッシュレス化、ペーパーレス化を進めることにより、お客様満足度の更なる向上を図ります。
(主なサービスと導入スケジュール)
水道水への信頼と安心、事業への御理解・御協力をいただけるよう、「県水だより」の発行等を通じた広報活動とインターネットモ二ターによりお客様の声を伺う広聴活動を実施します。
環境負荷の低減を目指し、再生可能エネルギーの導入等を進めます。
令和5年度当初予算では、「千葉県工業用水道事業施設更新・耐震化長期計画」(平成30年度~令和39年度)及び、この長期計画の具体化である次期中期経営計画(令和5年度~令和9年度)に基づき、浄・給水場施設及び管路等の更新・耐震化や、大規模な風水害の発生に備えた停電対策などの事業費について、必要な予算を計上します。また、環境負荷の低減に向けた取組を進めます。
○収益的収入は、給水収益等について、料金改定等により前年度に比べて3億77百万円増の124億93百万円を見込むなど、前年度に比べて2億52百万円増の140億34百万円を見込んでいます。
○収益的支出は、
など、前年度に比べて5億60百万円増の136億29百万円を計上します。
○この結果、収益的収支の純利益は、前年度に比べて2億82百万円減の50百万円となる見込みです。
○建設事業費は、
となった一方、
となったことなどにより、前年度に比べて3億30百万円減の70億87百万円を計上します。
区分 | 令和5年度 当初予算案 A |
令和4年度 当初予算額 B |
対前年度比較 | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|
増減額 (A-B) |
比率 (A-B)/B |
||||
収益的収入 |
14,034 |
13,782 |
252 |
1.8% |
給水収益等 12,493 長期前受金戻入 1,367 |
収益的支出 |
13,629 |
13,069 |
560 |
4.3% |
人件費 949 動力費 1,471 修繕費 787 委託料 2,175 減価償却費 5,893 |
収支差
消費税資本的 収支調整額等 |
405
△355 |
713
△381 |
△308
26 |
△43.2%
6.8% |
- |
純利益 |
50 |
332 |
△282 |
△84.9% |
- |
資本的収入 |
3,760 |
3,491 |
269 |
7.7% |
企業債 262 国庫補助金 432 出資金 3,000 |
資本的支出 |
10,679 |
10,818 |
△139 |
△1.3% |
建設事業費 7,087 貯水施設費 324 企業債償還金 1,911 |
収支差 |
△6,919 |
△7,327 |
408 |
5.6% |
- |
支出予算総額 |
24,308 |
23,887 |
421 |
1.8% |
- |
※資本的収支における6,919百万円の不足額は、消費税資本的収支調整額、減債積立金及び損益勘定留保資金(減価償却費など)で補填します。
令和5年度末の企業債残高は、前年度に比べ16億49百万円減少し、132億96百万円となる見込みです。
令和4年度末残高見込 A |
令和5年度当初予算案 |
令和5年度末残高見込 A+D |
||
---|---|---|---|---|
借入額B |
償還額C |
差引D=B-C |
||
14,945 |
262 |
1,911 |
△1,649 |
13,296 |
令和5年度末の資金残高は、前年度に比べ15億20百万円減少し、318億6百万円となる見込みです。
○施設更新・耐震化事業の実施 62億46百万円(R4 69億66百万円)
[債務負担行為 101億22百万円(R4 83億79百万円)]
持続可能な工業用水道事業の構築と安定的な工業用水の供給を目指して策定した「施設更新・耐震化長期計画」に基づき計画的に事業を実施します。
(1)浄水場等施設更新 34億86百万円(R4 61億35百万円)
[債務負担行為 66億5百万円(R4 49億50百万円)]
(ア)佐倉浄水場更新 14億49百万円(R4 3億40百万円)
[債務負担行為 13億23百万円(R4 38億82百万円)]
新沈殿池築造により用途廃止となる佐倉市道の付替工事等に先立ち、軟弱地盤対策工事等を実施します。
また、汚泥処理棟内の排水処理設備の更新を行います。
(イ)その他の浄水場等更新 20億37百万円(R4 57億95百万円)
[債務負担行為 52億82百万円(R4 10億68百万円)]
(2)管路・水管橋の更新 27億59百万円(R4 8億31百万円)
[債務負担行為 35億17百万円(R4 34億29百万円)]
老朽化したコンクリート管等の管路及び水管橋の更新を実施します。
(ア)管路更新 19億30百万円(R4 6億11百万円)
[債務負担行為 34億82百万円(R4 18億88百万円)]
(イ)水管橋更新 8億29百万円(R4 2億20百万円)
[債務負担行為 35百万円(R4 15億41百万円)]
○水管橋緊急修繕 52百万円(R4 1億38百万円)
令和3年10月の地震による水管橋の漏水事故を受け、同様の継手を使用した水管橋について、緊急修繕を実施します。
○停電対策の実施(一部再掲) 4億45百万円(R4 3億29百万円)
[債務負担行為 15億92百万円(R4 3億52百万円)]
災害等による停電時においても浄水処理や送配水を継続できるよう、浄給水場等における非常用自家発電機を増強します。
○新庁舎整備事業(再掲) 1億71百万円(R4 35百万円)
[債務負担行為 -(R4 10億68百万円)]
○給水料金収入等の確保 124億93百万円(R4 121億16百万円)
7地区で延べ284社に対し工業用水を供給します。
○造成土地管理事業会計からの出資金の受入 30億円(R4 30億円)
「施設更新・耐震化長期計画」の着実な実施に向け、財務基盤の強化のため造成土地管理事業会計から30億円の出資を受け入れます。
○環境負荷の低減に向けた取組(一部再掲) 18百万円(R4 1百万円)
環境負荷の低減を目指し、再生可能エネルギーの導入等を進めます。
造成土地管理事業では、「千葉県造成土地管理事業経営計画(令和3年度~令和7年度)」に基づき、土地の需要動向等、今後の地域社会における社会経済情勢の変化を見通しながら、経営の一層の健全化を図り、地域経済の発展に資する産業用地・住宅用地等を提供していくことに取り組んでいます。
令和5年度当初予算では、本計画に基づき、保有する資産の分譲・処分を着実に進めるために必要となる予算を計上します。また、環境負荷の低減に向けた取組を進めます。
○収益的収入は、検見川地区等で見込む新規分譲などの土地分譲収益で78億43百万円など、前年度に比べて41億60百万円減の120億7百万円を計上します。
○収益的支出は、土地分譲原価が40億58百万円、負担金が幕張新都心拡大地区新駅設置負担金等で11億82百万円など、前年度に比べて21億37百万円減の127億22百万円を計上します。
○この結果、損益は、前年度に比べて20億10百万円減の7億2百万円の純損失となります。
○資本的収入は、工業用水道事業会計貸付金の返還などで、前年度に比べて3億29百万円増の13億3百万円を計上します。
○資本的支出は、工業用水道事業会計への出資金、千葉ニュータウン関連の公益的施設負担金などで、前年度に比べて2億46百万円増の43億69百万円を計上します。
区分 | 令和5年度 当初予算案 A |
令和4年度 当初予算額 B |
対前年度比較 | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|
増減額 (A-B) |
比率 (A-B)/B |
||||
収益的収入 |
12,007 |
16,167 |
△4,160 |
△25.7% |
土地分譲収入 7,843 土地貸付収入 2,385 |
収益的支出 |
12,722 |
14,859 |
△2,137 |
△14.4% |
土地分譲原価 4,058 人件費 1,043 委託料 2,305 修繕費 127 負担金 1,182 |
収支差
消費税資本的 収支調整額等 |
△715
13 |
1,308
0 |
△2,023
13 |
△154.7%
- |
- |
純利益 |
△702 |
1,308 |
△2,010 |
△153.7% |
- |
資本的収入 |
1,303 |
974 |
329 |
33.8% |
貸付金返還金 1,158 |
資本的支出 |
4,369 |
4,123 |
246 |
6.0% |
工水会計出資金 3,000 公益的施設負担金 911 |
収支差 |
△3,066 |
△3,149 |
83 |
△2.6% |
- |
支出予算総額 |
17,091 |
18,982 |
△1,891 |
△10.0% |
- |
※収益的収支における7億2百万円の純損失は、繰越利益剰余金で補填します。
※資本的収支における30億66百万円の不足額は、損益勘定留保資金(土地分譲原価など)で補填します。
令和5年度末の資金残高は、前年度に比べ3億62百万円増加し、974億21百万円となる見込みです。
令和4年度末で約153ヘクタールと見込まれる未処分土地については、令和5年度は約5ヘクタール減少し、令和5年度末で約148ヘクタールとなる見込みです。
R3年度末 |
R4年度末見込 |
R5年度末見込 |
---|---|---|
172 |
153 |
148 |
○土地分譲等の推進 102億28百万円(R4 141億83百万円)
(1) 分譲収益 78億43百万円(R4 117億82百万円)
新規分譲について、検見川地区で増となる一方、幕張A地区などで減となることなどにより、39億39百万円減の78億43百万円となる見込みです。
地区名 |
令和5年度当初予算A |
令和4年度当初予算B |
増減額A-B |
---|---|---|---|
幕張A地区 |
2,262 |
6,936 |
△4,674 |
検見川地区 |
1,307 |
0 |
1,307 |
千葉北部地区 | 577 | 2,332 | △1,755 |
その他地区 | 3,697 | 2,514 | 1,183 |
合計 |
7,843 |
11,782 |
△3,939 |
(2) 貸付収益 23億85百万円(R4 24億1百万円)
千葉北部地区での貸付地の売却などにより、16百万円減の23億85百万円となる見込みです。
地区名 |
令和5年度当初予算A |
令和4年度当初予算B |
増減額A-B |
---|---|---|---|
幕張A地区 |
1,556 |
1,549 |
7 |
千葉北部地区 |
141 |
158 |
△17 |
京葉港地区 |
236 |
236 |
0 |
その他地区 |
452 |
458 |
△6 |
合計 |
2,385 |
2,401 |
△16 |
○保有資産の管理等 3億66百万円(R4 5億52百万円)
[債務負担行為 1億7百万円(R4 5億15百万円)]
保有資産の管理及び公共施設の引継ぎ工事などを行います。
メッセモール及び地下駐車場の管理・修繕等 1億78百万円(R4 2億28百万円)
豊砂地区下水道引継補修工事等 70百万円(R4 2億35百万円)
○幕張新都心拡大地区新駅設置負担金 4億73百万円(R4 10億31百万円)
幕張新都心の交通利便性の向上や活性化につながる幕張豊砂駅(JR京葉線 新習志野駅~海浜幕張駅間)の令和5年3月開業後の残工事等に要する費用の一部を負担します。
○千葉ニュータウン関連経費 29億77百万円(R4 30億21百万円)
千葉ニュータウンの開発に伴い必要となった学校等の公益施設の整備に係る費用の一部負担等を行います。
○工業用水道事業への出資 30億円(R4 30億円)
工業用水道事業の財務基盤の充実を図るため、施設更新・耐震化事業等に必要な資金の一部について出資を行います。
○新庁舎整備事業(再掲) 3億84百万円(R4 78百万円)
[債務負担行為 -(R4 23億98百万円)]
○環境負荷の低減に向けた取組 3百万円(R4 4百万円)
環境負荷の低減を目指し、再生可能エネルギーの導入等を進めます。
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