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報道発表案件

更新日:令和4(2022)年8月17日

ページ番号:309216

平成31年度当初予算(案)の概要(上水道事業会計・工業用水道事業会計)

発表日:平成31年1月24日

水道局管理部財務課

1.上水道事業会計平成31年度当初予算(案)の概要

(1)予算編成の考え方

来たるべき人口減少社会や、給水収益の伸び悩み、水道施設の更新需要の増大等、近年、大きく変化する経営環境の中、県営水道事業では中期経営計画(平成28年度~平成32年度)に基づき、「いつでも、安全でおいしい水を安定して供給し、お客様が安心し、信頼を寄せる水道」を基本理念に、3つの基本目標である、「『強靭』な水道の構築」、「『安全』な水の供給」、「お客様からの『信頼』の確保」に、計画的に取り組んでいます。
平成31年度当初予算においても、中期経営計画の着実な実施のために必要となる予算について計上します。

 

〔収益的収支〕

  • ○給水収益は、直近の収入状況や消費税率引上げの影響により、8億円増の655億円を見込んでいます。
  • ○委託料は、平成33年1月からの第二期上下水道料金徴収一元化に向けた水道料金システムの改修のほか、労務単価の上昇などにより、16億円増となります。
  • ○この結果、収益的収支の純利益は、前年度に比べて32億円減の29億円となります。

〔資本的収支〕

  • ○建設事業費は、前年度に比べて26億円増の501億円を計上します。
  • ・鋳鉄管更新工事は、中期経営計画に掲げた耐震化率の目標達成に向け、前年度に比べて13億円増の205億円を計上します。
  • ・ちば野菊の里浄水場(第2期)施設整備事業は、平成35年度の稼働に向けて薬品沈でん池築造工事など68億円、浄水場施設の覆蓋化は34億円を計上します。
  • ・災害等による停電時に浄水処理や送配水が継続できるよう非常用自家発電設備の増強を図るため、1億円を計上し、実施設計に着手します。

 

(2)予算規模

(単位:百万円)(税込み)

区分 31年度
当初予算案
A
30年度
当初予算額
B
対前年度比較 備考
増減額
A-B
比率
(A-B)/B

収益的収入

81,298

81,283

15

0.0%

給水収益65,500

給水申込納付金3,827

長期前受金戻入7,362

収益的支出

75,894

72,198

3,696

5.1%

人件費5,702

減価償却費等30,196

委託料10,157

収支差

 

消費税資本的

収支調整額等

5,404

 

 

△2,472

9,085

 

 

△2,932

△3,681

 

 

460

△40.5%

 

 

△15.6%

-

純利益

2,932

6,153

△3,221

△52.4%

-

資本的収入

23,730

23,953

△223

△0.9%

企業債19,000

国庫補助金209

資本的支出

61,551

60,235

1,316

2.2%

建設事業費50,144

企業債償還金11,072

収支差

△37,821

△36,282

△1,539

4.2%

-

支出予算総額

137,445

132,433

5,012

3.8%

-

※資本的収支における37,821百万円の不足額は、消費税資本的収支調整額、減債積立金及び損益勘定留保資金(減価償却費など)で補填します。

(3)企業債残高の状況

平成31年度末の企業債残高は、前年度に比べ79億28百万円増加し、1,455億36百万円となる見込みです。

(単位:百万円)

30年度末残高見込

A

31年度当初予算案

31年度末残高見込

A+D

借入額 B

償還額 C

差引 D=B-C

137,608

19,000

11,072

7,928

145,536

(4)重点事業

基本目標1   「強靭」な水道の構築

1.鋳鉄管更新工事(小中口径管)  205億円(H30 191億79百万円)
           [債務負担行為:82億円(H30 54億円)]

東日本大震災による管路破損等の教訓を踏まえ、湾岸埋立地域の管路の更新を優先的に進めていきます。また、工事発注量の平準化を図るため、債務負担行為を増額します。

布設延長 77.1km(H30 75.5km)
[うち湾岸埋立地域 26.2km(H30 25.9km)]

 

2.第二木下~柏井導水管整備事業  3億36百万円(H30 1億20百万円)
           [債務負担行為:1億33百万円(皆増)]

木下~柏井導水管(昭和46年度布設)が更新時期を迎える前に、新たな導水管を整備して安定給水を確保するため、平成31年度は、実施設計等に着手します。

 

3.ちば野菊の里浄水場(第2期)施設整備事業 68億30百万円(H30 93億68百万円)
              [債務負担行為:209億9百万円(H30 34億77百万円]

老朽化した栗山浄水場の機能を、近接するちば野菊の里浄水場に移転し、併せて高度浄水処理機能を導入するため、平成31年度は、薬品沈でん池築造工事や急速ろ過池機械設備工事などを実施します。

総事業費 約446億円(事業期間:平成24年度~34年度)
稼働予定 平成35年度

 

4.浄水施設の覆蓋化  34億円(H30 11億10百万円)

テロ等違法行為による異物混入などのリスクに備えるため、平成31年度は、柏井浄水場・北総浄水場の沈でん池などで覆蓋の設置工事を実施します。

総事業費 56億62百万円(事業期間:平成28年度~34年度)

 

5.非常用自家発電設備の増強  1億27百万円

災害等による停電時に、浄水処理や送配水が継続できるよう、非常用自家発電設備の増強を図るため、ちば野菊の里浄水場(第2期)や柏井浄水場など5つの浄給水場で、実施設計に着手します。

 

6.水源の安定化  13億63百万円(H30 20億6百万円)

国から暫定的に割り当てられている水源への依存を解消し、安定した自己水源を確保するため、八ッ場ダム建設事業に引き続き参画していきます。

 

基本目標2   「安全」な水の供給

 1.高度浄水処理の拡充(再掲)  6億64百万円(H30 26億45百万円)
             [債務負担行為:11億円(H30   3億43百万円)]

水質が良好とはいえない原水に対応するため、高度浄水処理システムの導入を推進し、より安全でおいしい水道水を供給していきます。

 

 2.おいしい水づくりの推進  2億7百万円(H30 5億28百万円)

お客様に安全でおいしい水をお届けするため、塩素濃度低減に向けた管路末端での残留塩素濃度の測定や、赤濁水等の発生防止を目的とした計画的な管内洗浄等を実施します。

基本目標3   お客様からの「信頼」の確保

 1.第二期上下水道料金徴収一元化に伴う水道料金システムの改修  5億57百万円(皆増)         

                         [債務負担行為:4億2百万円(皆増)]

6市との間で、平成33年1月から第二期上下水道料金徴収一元化を実施することで合意したため、水道料金システムを改修します。

総事業費 約10億円(事業期間 平成31年度~32年度)

 

 2.「お客様の声」を生かした事業運営  61百万円(H30 62百万円)

水道水への信頼と安心、事業への御理解・御協力をいただけるよう、「県水だより」の発行などを通じた広報活動と、インターネットモニターによりお客様の声を伺う広聴活動を実施します。

 

2.工業用水道事業会計平成31年度当初予算(案)の概要

(1)概要

創設から半世紀が経過した、本県の工業用水道事業は、施設の老朽化対策や大地震の発生に 備えた耐震対策が急務となっていたため、引き続き工業用水を安定的に供給していくことを 目的として、平成28年3月に「千葉県工業用水道事業施設更新・耐震化長期計画」(平成30年度~69年度)を策定しました。
平成31年度当初予算は、本計画の着実な実施に向け必要な予算を計上します。

〔収益的収支〕

  • ○給水収益等は、新規契約6,160立方メートル/日等により、前年度に比べ1億88百万円増の119億84百万円を見込んでいます。
  • ○この結果、純利益は、前年度に比べ1億29百万円増の4億38百万円となります。

〔資本的収支〕

  • ○「施設更新・耐震化長期計画」で予定している事業の具体化を図る「中期経営計画」(平成30年度~34年度)に基づき、施設の老朽化対策及び耐震対策経費について、23億90百万円【債務負担 34億86百万円】を計上します。

(2)予算の規模

(単位:百万円)(税込み)

区分 31年度
当初予算案
A
30年度
当初予算額
B
対前年度比較 備考
増減額
A-B
比率
(A-B)/B

収益的収入

13,727

13,585

142

1.0%

給水収益等11,984

長期前受金戻入1,545

収益的支出

13,081

13,112

△31

△0.2%

人件費1,006

委託料2,012

減価償却費5,960

収支差

 

消費税資本的

収支調整額等

646

 

 

△208

473

 

 

△164

173

 

 

△44

36.8%

 

 

△27.2%

-

純利益

438

309

129

41.9%

-

資本的収入

3,695

4,175

△480

△11.5%

企業債389

国庫補助金218

出資金3,000

資本的支出

7,092

7,501

△409

△5.4%

建設改良費2,390

貯水施設費1,103

企業債償還金2,380

収支差

△3,397

△3,326

△71

2.2%

-

支出予算総額

20,173

20,613

△440

△2.1%

-

※資本的収支における3,397百万円の不足額は、消費税資本的収支調整額及び損益勘定留保資金(減価償却費など)で補填します。

(3)企業債残高の状況

平成31年度末の企業債残高は、前年度に比べ19億91百万円減少し、213億70百万円となる見込み。

(単位:百万円)

30年度末残高見込

A

31年度当初予算案

31年度末残高見込

A+D

借入額 B

償還額 C

差引 D=B-C

23,361

389

2,380

△1,991

21,370

(4)重点事業

給水料金収入等の確保 119億84百万円(H30 117億96百万円)

7地区で延べ284社に対し工業用水を供給します。

造成土地管理事業会計からの出資金の受け入れ  30億円(H30 30億円)

「施設更新・耐震化長期計画」の着実な実施に向け、財政基盤の強化のため造成土地管理事業会計から30億円の出資を受け入れます。

  • 受入総額 300億円
  • 受入年額 平成27年度~平成36年度まで毎年30億円

安定的な水源の確保   6億26百万円(H30 8億90百万円)

国から暫定的に割り当てられている水源への依存を解消し、安定した自己水源を確保するため、八ッ場ダム建設事業に引き続き参画していきます。

施設更新・耐震化事業  23億90百万円(H30 14億91百万円)

     [債務負担行為:34億86百万円(H30 2億90百万円)]

持続可能な工業用水道事業の構築と安定的な工業用水の供給を目指して策定した「施設更新・耐震化長期計画」に基づき計画的に事業を実施します。

1.浄水場等施設更新事業 13億62百万円(H30 8億52百万円)

           [債務負担行為:21億44百万円]

人見浄水場、袖ケ浦浄水場等に係る設備の更新を実施します。

 

2.管路・水管橋更新事業 10億28百万円(H30 6億39百万円)

    [債務負担行為:13億42百万円(H30 2億90百万円)]

老朽化したコンクリート管等の管路及び水管橋の更新を実施します。

 

お問い合わせ

所属課室:管理部財務課予算第一班

電話番号:043-211-8565

内線:4314

ファックス番号:043-274-3236

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