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更新日:平成29(2017)年9月15日
ページ番号:309184
発表日:平成26年8月11日
水道局管理部財務課
043-211-8547
県水道局では、安全で良質な水の安定供給を支えるための経営基盤の強化に努めており、平成25年度決算の純利益は、約76億円となりました。
施設の老朽化の進行に伴い更新投資が増加していくなど厳しい経営環境下にありますが、今後とも引き続き健全経営の確保に努めてまいります。
【純利益は前年度に比べ約15億円の増加】
収益的収入は693億7百万円(前年度比15億5千5百万円増)、収益的支出は617億3千7百万円(前年度比6千9百万円増)であり、その結果、純利益は75億7千万円(前年度比14億8千6百万円増)となりました。
【給水申込納付金が大幅な増】
収益の中心である給水収益(水道料金)は601億1千4百万円で、前年度と比べ1億9千7百万円の微増にとどまりましたが、給水申込納付金が、住宅等の消費税増税前の駆け込み需要という特殊事情により、前年度に比べ13億8百万円の大幅な増加となりました。
【企業債残高を縮減】
企業債残高については、新規発行の抑制等による縮減に努めているところですが、平成25年度末の残高は、繰上償還が認められたことなどにより、前年度末と比べ206億6千1百万円減少し、1,647億1千4百万円となりました。
水道水をつくり供給するための、営業活動等に要した収入・支出の会計です。
区分 | 平成25年度(A) | 平成24年度(B) | 増減(A-B) | |||
---|---|---|---|---|---|---|
収益的収入 | 給水収益(水道料金) | 60,114 |
59,917 |
197 |
||
給水申込納付金 | 5,300 |
3,992 |
1,308 |
|||
その他 | 3,893 |
3,843 |
50 |
|||
計(ア) |
69,307 |
67,752 |
1,555 |
|||
収益的支出(目的別) | 人件費 | 6,546 |
7,681 |
▲1,135 |
||
委託料 | 6,801 |
6,461 |
340 |
|||
修繕費 | 5,171 |
5,262 |
▲91 |
|||
動力費 | 2,814 |
2,574 |
240 |
|||
薬品費 | 2,805 |
2,633 |
172 |
|||
受水費 | 6,990 |
7,035 |
▲45 |
|||
減価償却費・資産減耗費 | 24,826 |
23,782 |
1,044 |
|||
支払利息 | 4,017 |
4,388 |
▲371 |
|||
その他 | 1,767 |
1,852 |
▲85 |
|||
計(イ) |
61,737 |
61,668 |
69 |
|||
純利益(ア-イ) |
7,570 |
6,084 |
1,486 |
収益的収支決算は、収入が693億7百万円で、前年度と比べ15億5千5百万円増加しました。
これは、給水収益が前年度より1億9千7百万円、給水申込納付金が13億8百万円増加したことなどによります。
支出は617億3千7百万円で、前年度と比べ6千9百万円増加しました。
これは、人件費が退職給与引当金の見直しや、給与減額措置等により11億3千5百万円、企業債残高の縮減により支払利息が3億7千1百万円それぞれ減少したものの、放射性物質を含んだ汚泥の処理を行ったことなどにより委託料が3億4千万円、湯西川ダムの完成などにより減価償却費・資産減耗費が10億4千4百万円それぞれ増加したことなどによります。
この結果、収支差である純利益は75億7千万円となり、この利益は企業債の元金償還に充当するために全額を減債積立金に積み立てます。
水道施設の整備等に要した収入・支出の会計です。
区分 | 平成25年度(A) | 平成24年度(B) | 増減(A-B) | |||
---|---|---|---|---|---|---|
資本的収入 | 企業債 | 2,000 |
2,000 |
0 |
||
出資金 | 401 |
620 |
▲219 |
|||
国庫補助金 | 232 |
635 |
▲403 |
|||
工事負担金 | 1,630 |
2,111 |
▲481 |
|||
開発負担金 | 1,429 |
1,261 |
168 |
|||
有価証券償還受入金 | 4,998 |
0 |
4,998 |
|||
その他 | 465 |
104 |
361 |
|||
計(ア) |
11,155 |
6,731 |
4,424 |
|||
資本的支出 | 建設改良費 | 19,642 |
16,133 |
3,509 |
||
拡張工事費 | 2,154 |
2,910 |
▲756 |
|||
企業債償還金 | 22,661 |
11,776 |
10,885 |
|||
その他 | 1,448 |
2,540 |
▲1,092 |
|||
計(イ) |
45,905 |
33,359 |
12,546 |
|||
収支差(ア-イ) |
▲34,750 |
▲26,628 |
▲8,122 |
資本的収支決算は、収入が111億5千5百万円で、前年度と比べ44億2千4百万円増加しました。
これは、有価証券償還受入金が投資有価証券(2年国債)の満期により49億9千8百万円増えたことなどによります。
支出は、459億5百万円で、前年度と比べ125億4千6百万円増加しました。
これは、企業債償還金が繰上償還等により108億8千5百万円増加したことなどによります。
なお、収入が支出に対し不足する額347億5千万円については、減債積立金及び損益勘定留保資金等で補てんし、平成25年度末の補てん後の資金残高は、386億5百万円となります。
区分 |
平成22年度 |
平成23年度 |
平成24年度 |
平成25年度 |
---|---|---|---|---|
借入額 | 3,002 |
2,362 |
2,000 |
2,000 |
企業債償還額 | 10,550 |
8,468 |
11,776 |
22,661 |
企業債残高 | 201,256 |
195,150 |
185,374 |
164,714 |
対前年度増減額 | ▲7,548 |
▲6,106 |
▲9,776 |
▲20,661 |
平成25年度末の企業債残高は、1,647億1千4百万円であり、特定被災地方公共団体に係る補償金免除繰上償還が113億9千8百万円認められたことなどにより206億6千1百万円減少しました。
財政状態を明らかにするため、保有するすべての資産、負債、資本を総括的に表示したものです。
区分 | 平成25年度(A) | 平成24年度(B) | 増減(A-B) | |||
---|---|---|---|---|---|---|
資産 | 固定資産 | 731,113 | 737,875 | ▲6,762 |
||
流動資産 | 57,353 | 56,534 | 819 |
|||
繰延勘定 | 144 | 204 | ▲60 |
|||
計 |
788,610 | 794,613 | ▲6,003 |
|||
負債及び資本 | 負債 | 固定負債 | 9,611 | 10,266 | ▲655 |
|
流動負債 | 14,476 | 11,975 | 2,501 |
|||
小計 |
24,087 | 22,241 | 1,846 |
|||
資本 | 資本金 | 355,848 | 370,024 | ▲14,176 |
||
剰余金 | 408,675 | 402,348 | 6,327 |
|||
小計 |
764,523 | 772,372 | ▲7,849 |
|||
計 |
788,610 | 794,613 | ▲6,003 |
資産の主な内容は、浄水場等に係る土地、建物、施設や送・配水管等の固定資産、現金預金、有価証券、未収金等の流動資産などです。
負債の主な内容は、年賦未払金と引当金の固定負債及び建設工事等の未払金などの流動負債です。
資本の主な内容は、自己資本金と企業債の残高である借入資本金からなる資本金及び施設の整備のため受け入れた補助金等の剰余金です。
項目 | 単位 | 平成25年度(A) | 平成24度(B) | 増減(A-B) | ||
---|---|---|---|---|---|---|
給水戸数 | 千戸 | 1,395 | 1,373 | 22 |
||
給水人口 | 千人 | 2,953 | 2,943 | 10 |
||
年間総給水量 | 千立方メートル | 318,156 | 318,224 | ▲68 |
||
有収水量(収入の対象となる水量) | 千立方メートル | 301,431 | 300,747 | 684 |
||
有収率(有収水量÷年間総給水量) | % | 94.7 | 94.5 | 0.2 |
||
一日平均給水量 | 千立方メートル | 872 | 872 | 0 | ||
一日最大給水量 | 千立方メートル | 972 | 995 | ▲23 |
||
供給単価(1立方メートル当りの売上単価) | 円 | 202.39 | 202.17 | 0.22 |
||
給水原価(1立方メートル当りの製造原価) | 円 | 196.80 | 197.60 | ▲0.80 |
||
職員数 | 人 | 868 | 885 | ▲17 |
平成25年度末現在の給水戸数は前年度末と比べて2万2千戸、給水人口は1万人増加しました。
平成25年度の有収水量は、前年度と比べて68万4千立方メートル増加して3億143万1千立方メートルでした。
給水原価とは、水道水1立方メートルをつくるために要した費用です。
平成25年度の給水原価は、196.80円となっています。
水道事業は、事業運営に係る経費のほとんどを水道料金で賄う独立採算制で行っています。
[給水原価の構成費用の内容]
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