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ホーム > くらし・福祉・健康 > くらし > 水道・下水道 > 千葉県営水道 > おいしい水づくりオフィシャルサイト|企業局 > 水のなるほど豆知識トップページ > その13私たちが使える水はどのくらいあるの?
更新日:令和4(2022)年1月25日
ページ番号:333712
ふだん、なにげなく使っている水道水。
このもととなる川や湖沼の水は、雨や雪などによってもたらされます。
「湯水のように使う」とのたとえにされる水は、豊富なように思われがちですが、実はとても貴重なものなのです。
地球上の水のほとんどは海水です。淡水のほとんどは氷河や北極や南極の氷、地下水で、主に水道の水源として利用される川や湖沼の水は全体の0.01%しかありません。
地球上のすべての水を浴槽の水(容量を300リットルとします)に例えると、川や湖沼の水はその中の大さじ2杯分(30ミリリットル)しかありません。その川や湖沼の水は、海水などが太陽により温められ蒸発して雲となり、雨や雪などとなって川や湖沼に流れ込むことでもたらされます。
日本の1年間の降水量は約1,700mmで、世界の陸地における1年間の降水量(約1170mm)の約1.4倍です。
しかし、日本は諸外国よりも比較的人口密度が高いことから、一人当たり1年間の降水量で表すと約5,000立方メートルで、世界の陸地における一人当たり1年間の平均降水量(約20,000立方メートル)の4分の1程度となっています。
【出典】日本の水資源と水循環の現況第1章 水の循環と水資源の賦存状況
日本全体で、水資源として最大限に使うことのできる理論上の量(※)は、一人当たり1年間で約3,300立方メートル(※2)ですが、人口密度が高い関東地方では約900立方メートルとなっています。
また、諸外国よりも河川の勾配が急で長さも短いことから、梅雨や台風によってもたらされた雨の多くはすぐに海に流れ出てしまいます。また、梅雨期や台風による降雨や冬の降雪が少なかったりすると渇水となり、さらに使うことができる水の量が減ってしまいます。
注:国連では一人当たり1年間に最低限必要な水の量を1,700立方メートルとしており、これ以下の地域は「水ストレス」のある地域としています。
(※)水資源賦存量といい、降水量から蒸発散量を差し引いたものに面積をかけたもの
(※2)30年間(1986~2015)の平均
【出典】日本の水資源と水循環の現況 第1章水の循環と水資源の賦存状況
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