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更新日:令和4(2022)年1月11日

ページ番号:333710

その11薬を服用する時の水の量について

風邪薬などを飲む時には、水またはお湯で服用くださいと添付文書によく書かれています。しかし実際は、薬を飲み込むことが出来ればいいと考え、ごく少量の水で服用したり、お茶やジュースなど水以外のもので服用されている方もいると思います。今回はこの薬を服用する時の水の量について考えてみたいと思います。

【参考】「水と健康ハンドブック」(武藤芳照ら・日本医事新報社・2006)

(1)少量の水で服用した場合

少量の水で服用した場合、薬がすみやかに胃に到達せず、食道でとどまってしまうことがあります。その場合、食道壁に潰瘍を引き起こすことがあります。また起きた状態で服用するほうが胃への到達時間は短くなります。これらのことから、上体を起こした状態でかつ十分な量の水で服用することがとても重要です。薬を飲む人のイラスト、ポタリ吹き出し、薬を飲むときは体を起して十分な量の水で飲んでね

(2)少量の水で服用した場合2

薬を服用する時に水を多めに摂取するのは、胃の中で薬を溶かしやすくする目的もあります。少量の水で服用した場合、胃の中で薬が完全に溶けきらないことから、十分に吸収されず、十分な効果が得られないことがあるほか胃にも負担をかけます。湯ざましで服用した場合、体温に近いことから薬の吸収が早くなるとされています。薬とコップに注がれた十分な量の水の写真、ポタリ吹き出し、水の量がとても重要なんだね

(3)水以外のもので服用した場合

牛乳で服用した場合、含まれるカルシウムによって消化管吸収が低下し、薬の効き方が弱まることがあります。小児用の抗生物質の中にはジュースで服用すると、薬の効き方が弱まったり、苦味が強くなるものもあります。また、高血圧治療薬の中には、グレープフルーツジュースとともに服用すると、薬による作用を想定より増幅させてしまうものがあります。このような問題が生じないよう、薬の服用については必ず添付文書をよく読み、水または湯ざましでと書かれていたら指示どおりに服用するようにしましょう。
水以外の飲物に×と薬の写真、ポタリ吹き出し、水以外のもので薬を飲むと思わぬことになるから薬は指示されたとおりに飲むようにしようね

お問い合わせ

所属課室:水道部計画課おいしい水づくり推進班

電話番号:043-211-8632

ファックス番号:043-274-9804

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