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更新日:令和6(2024)年2月29日
ページ番号:309353
ヤカンやポットの内側や水まわりに白い異物が付着したり、氷がとけた後に白濁したものが残ることがあります。
水道水中にはミネラル分が含まれており、適度に含まれることによって水の味を良くしています。このミネラル分は水が蒸発してもあとに残ります。このため、水を使った時に飛び散った水分の蒸発後に白いはん点ができ、これが繰り返されて幾分厚みのある白い付着物になります。特に黒っぽいタイル等では目立ちます。
また、ヤカンで長時間加熱を続けたり、湯沸しポットに水のつぎ足しを繰り返していると、水中のミネラル分濃度が高くなり、器具の内側に白い付着物が見られることがあります。
白い付着物はミネラル分ですので、特に問題はありません。
水まわりで飛び散ったり食器等に付着した水は、布などでふき取ってください。ヤカン等での長時間の加熱や空だきにもご注意ください。また、湯沸しポットなどは、水を入れ替えて使用してください。
ミネラル分とは、人体に必要なカルシウム、マグネシウム、リン、ケイ酸等の鉱物性栄養素に含まれているもので、適度に含まれると水がおいしくなります。
厚生労働省では、健康な個人または集団を対象として、国民の健康の維持・増進、生活習慣病の予防を目的とし、エネルギー及び各栄養素の摂取量の基準を示すものとして「日本人の食事摂取基準」を公表しています。
現在、「日本人の食事摂取基準」(2015年版)が使用され、カルシウムの推奨量は1日400mgから1000mg、マグネシウムの推奨量は1日70mgから370mgで、年齢・性別により異なります。
一般家庭で氷を作る場合、水は外側から徐々に凍り、水に溶けていた空気やミネラル分が中央部に集められる現象が起こります。そのため、できあがった氷の中央部は白く不透明になってしまいます。
そして、氷が溶けた後、空気は大気中に蒸発してしまいますが、ミネラル分の一部は水に溶けない物質に変化しているので、白い物質として残ります。
市販されている氷や、業務用の製氷機で作った氷は、中央部の不透明な部分を取り除きながら凍らせていくため、できた氷は透明に見えます。
白い付着物はミネラル分ですので、特に問題はありません。
ミネラル分については、「ヤカン、ポット、水まわりの白い異物」の「参考」を参照ください。
近年、白色や薄い緑がかった不定形の小塊やフレーク状のものが蛇口から出てきたとの報告が全国的に増えてきています。
これは、シングルレバー混合水栓のブレードホース内面などに使用される複合合成ゴムの一種であるTPE(熱可塑性エラストマー)が劣化し、はく離したものと思われます。
水栓に使用している材質は、有害な物質が出ないことを確認しています。
万が一、口にしても人体への影響はありません。
水栓に使用している部品でゴムなどの劣化するものは、定期的な交換をお願いします。
取付工事店、管理会社、水栓メーカー等にご相談ください。
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