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更新日:令和6(2024)年2月29日
ページ番号:309351
クリプトスポリジウムは、人や牛などのほ乳類の腸に寄生する原虫(単細胞の寄生虫)の一種です。
自然界では、類円形で大きさが4~6μm(1μm=0.001mm)程度のオーシスト(卵状のもの)として存在し、食品や水を介して口から感染します。
感染すると2~5日で下痢、腹痛、発熱などの症状が出てきますが、無症状の人もいます。
健康な人では、1~2週間程度で免疫力が働き自然に治ります。
この原虫に対して、厚生労働省では「水道におけるクリプトスポリジウム等対策指針」(平成19年4月1日適用)を定め、原水中にオーシストがあっても有効に除去されるよう、浄水場において「ろ過池出口の濁度を、常に0.1度以下に維持すること」としています。
当局では、浄水処理及び濁度管理の徹底とともに、定期的にクリプトスポリジウム等の検査を行い、水道水の安全性を確認しています。
また、この原虫は通常の塩素消毒では完全に死滅させることはできませんが、熱に弱いので1分以上煮沸すれば死滅します。
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