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更新日:令和5(2023)年6月2日
ページ番号:390028
夷隅東部漁業協同組合所属のひき縄漁業者で構成される夷隅東部ひき縄研究会では、令和元年12月から令和2年2月にかけて、サワラを92尾標識放流しました。
そのうち、令和2年2月14日に長生郡一宮町東方沖約8km(九十九里沖)で放流した1尾が、令和2年5月15日に兵庫県洲本市五色町都志漁港北西沖約13km(淡路島の西岸)で再捕されました。91日間で直線距離にして約540kmも移動したことになり、放流した会員も皆驚いています。
日本近海に生息するサワラには、瀬戸内海系群と東シナ海系群があることが知られています。冬に外房・九十九里沖に来遊してくるサワラが、どちらの系群由来なのか、また回遊経路などは明らかになっていないことから、これらの解明を目的として、(公社)全国豊かな海づくり推進協会の豊かな海づくり実践活動推進事業による助成を受け、標識放流を行いました。
今後も夷隅東部ひき縄研究会では、標識放流を継続し、本県におけるサワラの生態を明らかにするとともに、資源管理に取り組みながら、大原のサワラを消費者にお届けしたいと考えています。
標識のついたサワラを再捕した際には、勝浦水産事務所(電話0470-73-0108)までご連絡ください。
採捕の様子
標識の装着
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