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更新日:令和5(2023)年7月11日
ページ番号:2918
「障害のある人もない人も共に暮らしやすい千葉県づくり条例」制定にあたって、平成16年9月から平成16年12月までに寄せられた「障害者差別に当たると思われる事例」を取りまとめたものです。
分野 |
事例 |
改善提案 |
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医療 |
精神障害者医療費公費負担制度での患者票の取扱いについて。制度上は本人が所持するものだが、病院側が本人に渡さず転院できない。 |
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医療 |
車いす給付のため、医療機関で指定医による補装具判定意見書の作成を依頼し面談した。しかし、医師の一方的な意見により本人に合致したものは作成できなかった。面談中にも指定医とは思えぬ言動。複数の母親から同じ悩みが寄せられる。 |
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医療 |
児童相談所での判定時、医師から「福祉の世話にならなければ生きていけない価値のない子供」と言われた。 |
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医療 |
長女が受診する際に、自閉症の弟を預けられる人がおらず、やむなく付き添わせた。医師に「じっとできない子は出て行け」と言われ、自分と子(弟)は退室させられた。 |
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医療 |
具合が悪いと訴えても無視されたこと。かえって不安を煽り嫌がらせをする。 |
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医療 |
「一人の人間として」という視点が全くない。 |
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医療 |
入院中、看護士に人前で「かたわ」「あなたみたく飛び降りたくなっちゃうね」と言われること。 |
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医療 |
トイレ介助時に、「あなたがどう精神的におかしいのか知りたい」と言われたこと。「面白いから」とナースステーション内での噂話の種にしていた。 |
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医療 |
措置入院させられて薬で人格を破壊され、母は自殺すると漏らした。 |
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医療 |
リハビリテーションセンターで「良くならないからもうこなくてよい」と言われた。 |
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医療 |
施設入所者が年数回の外泊時、あちこちの医療機関を訪ねるが、何度も悔しい思いをした。ある医師は診察することもなく母の説明も最後まで聞かず、「こんな子に薬を出しても無駄だ」と言った。また、ある医師は、診察室に入るや否や、「この病院に何しに来た」と言い、病状を説明すると、「あんたはこの子の何なんだ。普段一緒にいないのに病気のことが分かるのか」と暴言を浴びせた。また別の病院では、他の患者たちのいる前で、「お金を払わない患者さんね」と言われた。 |
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医療 |
リハビリテーションセンターで個室から大部屋に移され、靴を盗まれた。 |
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医療 |
病院で、「重い知的障害児で「待つ」という意味が分からないので、順番を早めてください」と頼んでも、医師は「どの子にも平等に待ってもらいます。」と言い、子どもが待ち時間の長さにパニックを起こし、何回か診察できずにあきらめて帰った。ハンディがある人に配慮しないで平等にするというのは差別です。 |
医師や看護師その他パブリックな仕事に就いている人は障害の特性について学ぶべき。医師なのに自閉症を知らない人がたくさんいます。 |
医療 |
病院にダウン症の娘を連れて行ったところ、治療の間中、「もう大きいんだから、変な声を出すんじゃない!」と言われ続けました。 |
権利擁護グループが取り組んでいる医療プロジェクトが浸透していくことを願っています。 |
医療 |
医療費負担の軽減。 |
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医療 |
外科治療のために病院に行ったが、医師の理解がなく、自閉症の巨漢の息子も不安から治療を受けることができず、「まず、精神科へ行って受診できる状態にしてから来るように」と言われた。精神科の医師が理解のある人で、「自分が立ち会うから」と外科と話をしてくれて、何とか手術できた。 |
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医療 |
小学校入学前診断の時、精神科の医師に、犬・猫との対比で話をされた。 |
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医療 |
自家中毒を起こし近所の病院に行ったとき、こちらはタオルをたくさん用意してなるべく汚さないように気を付けていたが、「診察台を汚すな」と大きな声で医者に言われた。その後も嫌々ながら診察する態度が見られた。 |
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医療 |
強度行動障害の方が精神科を受診した際、医師が「こういう人は閉じこめておくしか方法がない…」と保護者の前で言った。まともな医療すら受けられない。 |
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医療 |
私は精神障害者。以前通院していた精神科の医師は、必ず付添いを連れてくるよう強制した。患者は私なのに、私本人の話を聞かず、付添人とばかり話をするのであった。結局、転院せざるを得なかった。 |
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医療 |
転んで頭をぶつけて病院に行ったとき、レントゲンは撮ってくれたが傷の治療はしてもらえなかった。 |
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医療 |
ある病院の精神科に通院中、ある医師が聞こえよがしに廊下で「バカがまた来た」と言っているのをよく聞いた。看護士にも人をバカにしたような笑いをする人がいた。 |
精神科を一番理解し、治療する立場で働く人の意識から改めてほしい。 |
医療 |
医療現場の職員の質の低さ。特に言葉遣いが悪く「最低の人間」と言われたことがある。 |
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医療 |
8年前発症し、精神障害者となった。風邪をひいて近所のかかりつけ医に行き、統合失調症の薬との飲み合わせを尋ねたところ、それまでとは明らかに異なる、低いトーンで、(言葉自体は差別ではないが)「あー、なるほどねぇ…大丈夫ですよ。」と言われた。 |
せめて医療の場において、差別されることがないよう願っています。 |
医療 |
某病院で手術を行ったが、じっとしていられないという理由で術後3日で退院させられた。後日抜糸に行った際、医師が「腹部を切開して3日で退院なんて世界的に見てもまれだ」と看護婦と笑いながら本人の前で話をしていた。 |
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医療 |
某病院へ救急外来で行った際、緊急手術対応だったのに、家族と連絡が取れないことで点滴一本してもらえず、車中に2時間ほど待たされた。 |
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医療 |
重度障害者医療費助成制度について、一部の入所施設に入所している者に対しては医療の現物給付が行われ、その他の重度障害者に対しては償還払い方式がとられている。差別にまで行かずとも、障害者間の不公平ではないか。 |
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医療 |
聴覚障害者。病院に行く前に症状などを簡潔にメモして行っても、真剣に取り合ってくれないことが多い。「うちは手話ができないから手話のできるところに行ってほしい」と医師に言われたこともあり、病院不信になる。 |
これは医師の考え方の問題です。病院に手話・筆談をするという意識を持った看護士がいつもいてくれると良いと思います。 |
医療 |
子が心臓の手術を受ける際に言われたこと。 |
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医療 |
障害者を専門に診ている病院は事情が分かっているが、そうでない病院では早く診療を終わらせて欲しいような態度を取られたことがある。 |
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医療 |
子どもが鼻に紙を入れてしまい、何回か医者に通っているうちに、「お母さん、見ていられないの?」とかなり強い口調で言われた。 |
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医療 |
歯科医に治療を拒否された。 |
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医療 |
病院に行くとき、介助の人と共に行くときと、母と共に行くときとでは医師の態度が違う。 |
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医療 |
小児科医でも「自閉症って何?」という感じで理解されなかった。入院時に多動であることなど、説明しても配慮がなく、小さなベッドの上で「動かさないでください」と強要された。 |
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医療 |
障害児と診断した医師から「この子のことはあきらめてもう一人産みなさい」と言われた。 |
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医療 |
健康診断で、医師から大勢の人のいる中で、「なんだこの子はダウン症じゃないか。すぐ死ぬぞ。」と言われた。 |
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医療 |
子どもの受診時、病院スタッフから「またおしゃべりばかが来た」と言われた。 |
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医療 |
子どもが落ち着かないことを理由に、学校などが塩酸メチルフェニデート(リタリン)の服用を強く勧める。親が断ると、医師が急に「将来大変なことになる」と脅し始めた。副作用の説明はない。 |
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医療 |
教師が塩酸メチルフェニデート(リタリン)の副作用に気付き、親が医師に報告して処方停止を相談したが聞き入れてもらえず、親の判断で服用を中止したが、子どもは体調が回復した。 |
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医療 |
歯医者を予約したときに、精神障害者とわかると「どうして付き添いがないのか」と言われる。「付き添いの必要性はない」と説明したが、その後も繰り返し付き添いがないことを確認される。 |
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医療 |
統合失調症の女性が整形外科を受診したとき、医師から大きな声で「あんた知的(障害)か?」「言っていることわかっているのか」などと一方的に話され、看護士からの介入もなく、本人も萎縮してしまい落ち着いて受診できなかった。同伴した施設職員に対しても、「○○施設は知的か?」「こいつ言っていることわかっているのか」などと無理解な発言を行った。 |
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医療 |
1歳半の検診時障害のため立てない娘を支えて立たせたところ、「身長を測るのだから、甘やかさないで早く立たせてください。ちゃんと立てないんですか?」ときつい口調で言われた。障害のため立てない旨を説明すると、「困ったわね。立てる子の測定器しかないのよね。」と目をそらせながら言われた。 |
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医療 |
保険点数の都合や医療機関の都合など制度上の都合で、必要不可欠な衛生私財や当事者が望んでいる医療が受けられない。 |
保険者機能を強化し、医療機関の医療費の不正徴収・二重取り等の取り締まりを徹底する。医療機関にも住民主体のオンブズマン制度を普及させる。 |
医療 |
耳が不自由なので、夜間急病診療所に電話で問い合わせができない。FAX等の受付もない。まずは公的機関を利用する際に全ての人が支障のない状況を作ることが先決。 |
当事者、手話通訳者等の関係者を交えて検討する。 |
医療 |
発達障害児に対する塩酸メチルフェニデート(リタリン)の処方。 |
危険な薬の情報を知る権利と薬物を拒否する権利を持った上での特別支援。 |
医療 |
病院で母の手術についての説明を聞くときに、「目が見えない人に説明してもしょうがない。他の方は都合つきませんか。」と言われた。 |
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医療 |
風邪で病院に行ったら、子どもが騒ぎ「しつけが悪い。他に行ってくれ。」と言われた。医療機関くらい平等にしてほしい。 |
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医療 |
歯医者に初めて行ったとき、障害があることを告げると、「障害があっても静かにできる子もいる。親のしつけの問題だ。」と言われた。 |
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医療 |
昔、第2子(第1子がダウン症)を産むときに、医師に「あんた、ダウン症を知っているのか?下の子がかわいそうだろ!」と言われた。 |
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医療 |
今は医師による露骨な差別発言は少なくなってきてはいるが、出生前診断を行って、結果によっては中絶を行うか尋ねられる場合もあるという。尋ねること自体が明らかに差別的と思われる。 |
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医療 |
診察できないと、「ちゃんとしつけなさい」「こんな子は診察できない。専門病院に行きなさい。」等と言われる。障害の理解をしてほしい。 |
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医療 |
本人はわからないと思って、家族にだけ話しかける。 |
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医療 |
患者はろう者なのに、医師が手話通訳者の方にだけ話しかける。患者は私であり、知る権利がある。 |
手話通訳者の役割や、医療関係者に対するインフォームドコンセントの周知・徹底。 |
医療 |
聴覚障害者。子が入院し、医師に詳しく病気のことを聞こうと思い、手話通訳を呼んでよいか聞いたら「空気感染の病気なので、通訳にも移る可能性があるので呼ばないでください。なるべく詳しく分かりやすく書きますので。」と言われ、筆談で話を聞きました。 |
病院で手話通訳を採用し、医療関係者として健康・安全管理も含めて対応が必要。 |
医療 |
聴覚障害者が両親と一緒に病院に行ったが、医者は本人ではなく聞こえる両親に説明をした。結局本人は病識を得られないまま治療を受けることになった。 |
当事者のコミュニケーション方法について確認が必要。医師に対する理解を深める。 |
医療 |
中途失聴の方が要約筆記奉仕員を同行し受診した際、体調不良のためいつもよりさらに時間を要するようになり、医師に「この人、話分かるの?」と馬鹿にされた。 |
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医療 |
聴覚障害者が受診中、医師が「ガンかもしれない」と独り言を言った。手話通訳者はその聴覚障害者が以前ガンの手術を受けていたのを知っていたので、通訳しなかった。医師に通訳の本来の役目を伝えると、その後医師は独り言を言わなくなった。もし患者が健聴者だったら、医師は独り言を言っただろうか? |
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医療 |
「聴覚障害者はうちでは診られない」と医師に言われた。 |
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医療 |
医師から「耳が聞こえずコミュニケーションがとれないから出産は帝王切開で!」と言われ、それを母も聞いて怒って他の病院(耳の不自由な人の対応経験あり)にあたり、自然分娩で無事出産した。 |
平等に医療が受けられるよう、インフォームドコンセントの徹底からも医療関係者に対する聴覚障害者への理解のための講座や当事者との意見交換の場を設ける。 |
医療 |
聴覚障害者。急病時困った。子どもは聞こえるので救急車を呼ぶことはできたが、救急隊員や搬送先の病院で医師との話が通じず、もう少し処置が遅ければ命に関わったかもしれないと言われた。 |
手話通訳の派遣体制。 |
医療 |
聴覚障害者。医師がマスクをしたまま話をするので、口が見えない。 |
外国で実用化されている透明のマスクを使用すればよい。 |
医療 |
子の予防接種の申請に行き、耳が不自由と伝えたが、職員は「国籍は?」と聞き返してきた。言葉が話せない=外人という概念があるのか?行政職員でありながら聴覚障害の意味が分かっていない。 |
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医療 |
新生児スクリーニングで産婦人科の医師は聞こえないことだけを伝えたが、これからのフォローが全くない。 |
心身の発達を総合的にケアしていく態勢が必要。当事者団体と医療・福祉・教育機関などの連携強化。 |
医療 |
大きな病院には手話通訳者を常時置いてほしい。 |
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医療 |
聴覚障害のため、順番待ちのとき、呼ばれているのが分からない。入院したときは、病室の人たちともコミュニケーションがとれず最悪。 |
受付・呼び出し方法を考慮してほしい。 |
医療 |
退院し、グループホームに入居したばかりの時に、デイケアに連絡をして休んだが、翌日、白衣を着たDr達が精神科の病院の名前の入った車でグループホームを訪問。「デイケアを休んだら、一生入院だ。」と言った。 |
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医療 |
隔離病棟で、トイレの水を流すスイッチが外についていて、自分では流すことができず、外を通りかかった職員に「水を流して」と頼むしか方法がなかったとの話を入院した患者に聞いた。 |
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医療 |
自宅にいる時は、食前に飲むとなっている薬も、入院すると食後の薬と一緒に飲まされるらしい。 |
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医療 |
精神障害者は忘れ物をしたり、気がつかなかったり、気がきかなかったりして差別されるのは当然である。もっと医療の方々が頑張って、効果のある薬や療法を考えて頂き、原因も判らないなどということは無いように、努めてほしいと思う。 |
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神経科、精神科に通っていると言ったら、大抵の人に邪険にされ、白い目で見られる。神経科の職員、医師でさえ、そういう人もいた。 |
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精神病院で看護師に「年寄りが嫌いなのでしょう。」と非難された。 |
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患者を薬で寝かせてから、テレビを見ていた職員がいた。 |
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婦人科に更年期の症状で行ったが、精神科の薬の方が効くと言われた。 |
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デイケア通所時、掃除係の方が「どけ!」と言った。 |
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