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更新日:令和6(2024)年12月16日
ページ番号:480980
小学生区分
千葉県身体障害者福祉協会理事長賞
千葉県立大網白里特別支援学校6年
緑川 瑠莞(みどりかわ るい)
今の世界は、しょうがい者にとって生きづらい。ぼくは、車いすに乗って生活をしている。すると、「なんで歩けないの。」「なんで車いすに乗っているの。」「どうして立てないの。」と聞かれることがある。こういうことを聞かれると、いやな気持ちになる。今は言われすぎて慣れた。というよりも、今は「ぼくだって好きで歩けないようになったわけじゃない。」「あなたもしょうがいをもっているのに、なんでそんなひどいことが言えるの。ぼくには意味が分からない。」などと、ぼくの気持ちを言い返すようにしている。
だから、ぼくはこの生きづらさをなくす方法を考えた。車いすに乗っていることを、みんなが「おかしい」と思わないようにしたらいい。まずは、「車いすは、しょうがい者(足が不自由な人)が乗るものだ」という考え方をなくそうと思う。例えば、高れい者は「つえ」を使うのが当たり前である。それは、みんながおかしいと思わないことだ。でも、車いすに乗っていると、変な目で見られる。これは、おかしいと思う。ぼくにとっては、車いすは「足」の代わりなんだ。それをみんなに分かってほしい。そのために、みんなが知っている内かく総理大臣に、「車いすは、歩くことができない人にとって、足の代わりなんだということを、国民全員に伝えてほしい。」とお願いして、日本のみんなに分かってもらいたい。
でも、子どもたちには、きっと伝わらないかもしれないから、子どもたちに人気の仮面ライダーやプリキュアの話の中に、車いすの人を登場させて、みんなに「車いすに乗ることは、特別なことじゃない。」ということを分かってもらいたい。
でも、本当はぼくもみんなといっしょになりたい。車いすじゃなくて立って歩きたい。走りたい。そのために、ぼくは今、リハビリをがんばりたい。
このように、今の社会はぼくのようなしょうがい者にとって、いろいろなことで生きづらく感じる。もっと住みやすい世界になったらいいなぁ。
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