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ダイシャクシギ｜三番瀬自然環境データベース

Numenius arquatas
[チドリ目シギ科]

一般的な特性

分布：旅鳥.春は4～5月,秋は8～10月に日本各地に渡来する.日本海沿岸には少ない.

生息環境：海岸砂浜,入り江の干潟など.

食性：昆虫,ゴカイ類,二枚貝,カニ類など.

1999年9月谷津干潟(坂元理撮影)

[重要な種]千葉県RL(2019)：A

三番瀬と周辺地域における生息分布状況

主に7月～翌年5月に観察され,個体数のピークは12月～翌年2月であった³.

谷津干潟を中心に分布する傾向がみられ,三番瀬では数羽(補足調査冬季には最大で15羽)が確認されている³.

経年的(1987年～2002年)にみると,谷津干潟では個体数が増加傾向を示しているが,その個体数は数羽程度である.三番瀬では個体数変化は特にみられていない³.

冬季は谷津干潟で主に採餌し,谷津干潟と船橋海浜公園の両地域で休息する傾向がみられた².

参考文献

• 市川二期・京葉港二期地区海浜・干潟創出基礎調査業務委託報告書(1999).
• 市川二期・京葉港二期地区計画に係る補足調査結果報告書現況編IV(鳥類),千葉県企業庁・千葉県土木部(1999).
• 平成15年度三番瀬自然環境総合解析「三番瀬の現状」報告書,千葉県・国土環境株式会社(2004).
• 原色日本野鳥生態図鑑〈水鳥編〉,保育社.